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「肉形見」 第六章・・・(紅殻格子)

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             「肉形見」

六.

居間の掘り炬燵に入ると、
上機嫌で泰治は武彦にお猪口を渡し熱い徳利を傾けた。

「母さんの手料理も久しぶりだろう」

炬燵の上には芋の煮っ転がしや川魚の甘露煮、山菜、漬物など、
素朴な田舎料理ばかりが並べられていた。

東京でコンビニ弁当を食べ飽きていた武彦は、
懐かしくて温かい家庭の味を久しぶりに堪能できた。

武彦は熱い酒をあおった。

兄の智彦が逝って以来、泰治は晩酌の相手をなくして、
寂しい夜を過ごしていたに違いない。

武彦は次第に騙された怒りも忘れた。
そして二年も家に帰らなかった親孝行を恥じ入った。
泰治が再び徳利を武彦に差し出した。

「武彦、今夜はゆっくり飲もう」

野太いごつごつした指が年のせいか小刻みに震えている。
武彦が子供の頃見た泰治の逞しい腕は、いつの間にか細く筋張っていた。

絹江と由紀も一緒に食事を始めた。
絹江も大分白髪が増えた。耳も遠くなりつつあるのか、
由紀は絹江と話す時は声を少し大きめにしている。

武彦も年老いた両親の姿を目の当たりにし、
改めて自分の置かれている立場を思い知らされた。

(苦い酒だ)

呑めば呑むほど平尾家の跡取りという責任が重く覆い被さってくる。
自由気ままな次男坊だった武彦は、急転した人生に戸惑うばかりだった。

つづく・・・

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「肉形見」 第五章・・・(紅殻格子)

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           「肉形見」

五.

やがて車は十五戸ばかりの民家の並ぶ山間の盆地に出た。
武彦の実家はその集落の中央にあり、代々長を務める家柄である。
武彦と由紀が家に帰ると両親が玄関まで出迎えに来た。

「おお、武彦。元気じゃったか?」

泰治は大声でこう言って何度も武彦の肩を叩いた。
健康がすぐれないわりに、血色も良く以前と変わらず威勢がいい。

「さあ、早く上がれ。熱燗を用意しとったから一緒に飲もう」

「親父、体が悪いんだろう。寝ていなくていいのか?」

その時、絹江が泰治の袖をそっと引っ張るのを武彦は見逃さなかった。

「ゴホン、ゴホン。そうじゃ、ちょっとばかり腰を痛めてな。
昨日まで寝込んでおったのだが、
お前の顔を見たらすっかりと治ってしまった。ワッハハハ」

泰治はごまかすように大笑いした。

「本当、今日は調子がいいみたいねえ」

絹江が引きつった顔で追従した。
旅の疲れがどっと武彦の全身に拡がった。

仮病である。
鬼の霍乱かと心配し、無理に会社を休んだが、
どうやら筋と絹江の術中にまんまと嵌ってしまった。

つづく・・・

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「肉形見」 第四章・・・(紅殻格子)

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             「肉形見」

四.

兄嫁の由紀だった。

「義姉さん、ご無沙汰しています」
「こちらこそ。さあ、お義父さんとお義母さんが首を長くしてお待ちですよ。
寒いから早く車に乗って」

由紀は武彦の荷物をトランクに入れると、車のエンジンをかけた。

武彦の実家は湯女川駅から車で十五分ほど離れた山中にある。
車は駅前を離れ、小さな渓流沿いに狭い山坂を登っていく。

由紀は教習所で教える通り、ハンドルを両手で力一杯握り締め、
山蔭の凍結した路面を避けながらのろのろ走った。

「ごめんなさいね。運転が下手で・・・」

由紀はフロントガラスを凝視しながら、武彦に何度も侘びた。

武彦は由紀を横目で見た。
紺の綿入れを羽織り、地味なこげ茶色のズボンを穿いた由紀は、
とても三十三歳とは思えない地味な出で立ちをしていた。

東京のオフィス街を闊歩する同年代のOLと比べると、
その野暮ったさは滑稽なほどだった。

ただ武彦はそんな兄嫁を敬愛していた。
由紀の夫である武彦の兄の智彦は、一昨年、三十六歳の若さで鬼籍に入った。
死因は癌だった。

二人は十年間生活を共にしたが、子供には恵まれなかった。
智彦が逝ってから由紀には再婚話もあったらしい。

しかし由紀は智彦のいない平尾家で、今も泰治と絹江の世話をしてくれている。
二人兄弟の武彦は、兄亡き今、本来なら平尾家を継ぐべき立場にある。

だが武彦が両親の面倒も見ず、気ままに東京で暮らせるのは、
全て由紀のお陰に他ならなかった。

つづく・・・

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「肉形見」第三章・・・(紅殻格子)

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            「肉形見」

三.

父の泰治は今年で六十五歳になる。
農家に生まれ育った泰治は畑仕事で鍛えた頑丈な体を、
常日頃から医者要らずと自慢していた。

ただ昨年腰を痛めて以来、思うように体が動かせなくなり、
すっかり老け込んでしまったらしい。

農閑期のこの季節、泰治は日中寝てばかりいると母の絹江はこぼしていた。
しかしそんな泰治が本格的に寝込んでしまったと、
絹江から心細そうな声で電話を受けると、武彦も実家に帰らざるを得なかった。

辺りがすっかり夕暮れに染まる頃、武彦はやっと湯女川駅に到着した。
所々雪が残るホームの先には、木造の煤けた駅舎がぽつんと建っている。

(ここに帰るのは二年ぶりか・・・)

まだ武彦は自由な独身の身だが、
湯女川は土日で気軽に帰れる距離ではないし、
ゴールデンウィークやお盆休みはどうしても旅行や趣味に追われてしまう。

今回有給休暇を取ってまで早めの正月の帰省をしたのは、
両親に無沙汰をしている疚しさを晴らす意味もあった。

武彦は車掌に切符を渡して無人の改札を出た。
湯女川は駅前に温泉旅館が三軒並ぶだけの小さな湯治場である。

武彦の他に乗降客はなく、黄昏時の湯女川はさびれてうら悲しく見えた。
駅舎を出た武彦は周囲を見渡した。

「武彦さん」

武彦はぽつんと一台だけ停まっている車から現れた女性に声をかけられた。

つづく・・・

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「肉形見」 第二章・・・(紅殻格子)

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             「肉形見」

二.

東京の食品会社に勤める武彦は、一週間早い年末・年始の休暇を貰い、
東北の山奥にある実家に向かっていた。

得意先の挨拶回りや忘年会が続く年の瀬に、
二十八歳でヒラ社員の武彦が休暇を取るのは容易ではなかった。

会社は有給休暇を取るように奨励している。
だがいざ休むとなると、職場は掌を返したように冷酷だった。

昔気質の上司には社会人失格のレッテルを貼られ、
呑気にスノボ-にでも行くのかとさんざん厭味を言われた。

就職して六年、武彦も会社の人間関係の難しさがわかる年齢になっていた。
会社という群れ社会からはぐれないために、
一度群れからはぐれた者は、悪質ないじめや村八分の標的とされ、
やがてはリストラ候補に祭り上げられてしまう。

武彦はそんな会社の陰湿な人間づきあいに、
遣り切れない疲れと孤独を感じ始めていた。

しかし敢えて会社での立場を省みず、武彦が早めの休暇を取った理由は、
父の健康がすぐれないとの連絡を受けたからだった。

つづく・・・

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「肉形見」 第一章・・・(紅殻格子)

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          「肉形見」

一.

一両編成のディーゼル列車が、牛の歩みと変わらぬ鈍さでごとごとと走る。
車内には背を丸めた老人と居眠りする学生が疎らに座っている。

平尾武彦は一人車窓に頭を凭れて、ゆっくりと流れていく景色を眺めていた。
水墨画にも似た雪と枯れ木だけの山々が、車窓に迫っては遠ざかる。

新緑色の水と満々と湛えた大河が、
鉄橋を渡る度に右へ左へとその雄景を映す。

(今日は冬至か・・・)

まだ午後の三時を過ぎたばかりなのに、空は藍色に変わり始めていた。

武彦は坐り通しで痛くなった尻を擦った。
東京を出発したのは朝である。

だが日が暮れようとするこの時間になっても、
武彦はまだ旅の途中であった。

東北新幹線と在来線を乗り継ぎ、
更に一日五本しか運転されないローカル線に揺られて
計六時間、故郷の湯女川は海外よりも遥かに遠かった。

つづく・・・

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紅殻格子のつぶやき③

紅殻格子のつぶやき③ 

『それってセクハラ』におつきあい戴き有難うございました。
4年前に書いた作品ですが、
派遣社員さん達の境遇はますます厳しくなるばかりです。

本当にこの国の将来には不安を感じますね。
まあ、選挙も近いので、皆さん、信念ある一票を投じましょう。

さてこのブログも紆余曲折ありましたが、
おかげさまで10万アクセスを超えるに至りました。

私、紅殻格子自身、
前々からこのブログを読者の皆様に開放したいと考えておりました。

官能小説の同人誌です。
読者の皆様が、自由に自作の官能小説やエッセーを
投稿できるコーナーをつくります。

[妄想の囲炉裏端]

掲示板形式ですので、好きなタイミングで話をつなげて戴いて結構です。
また作品への感想・批評もコメントで入れて戴ければ幸いです。

どうぞ初めて書く方もチャレンジしてみては如何でしょうか? 
雑誌の編集者もこのブログを見に来ますから、
作家デビューも夢ではないかもしれませんよ。
よろしくお願いします。
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「それってセクハラ?」 最終章・・・(紅殻格子)

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           「それってセクハラ?」

三三

あ、あなたのチンポが欲しい。
ねえ、これでいいでしょう・・お願い早く欲しい・・入れて欲しい・・

どこへって? 
ああん、決まっているでしょう・・んもう、オマンコよ、
あなたのチンポでオマンコを貫いて!

あああ・・く、来る・・入って来るぅ・・凄く大きい・・
ああっ、膣が、膣がメリメリ引き裂かれていくぅ・・ううう・・いやっ、
いやぁ・・あうぅぅ・・は、嵌められているの・・
葉月のオマンコいっぱいにあなたのチンポが入っている・・

あっ、あっ、ああっ・・き、気持ちいい、気持ちいいの・・
と、とろけていく・・もっと突いて・・激しく突いてぇ・・
一つになっている・・あなたと一つになっているのよ・・

ねえ、私の体で満足してくれる? 
本当? 嬉しい! こんなオバサンでもいいの? 
嫉妬深いし、気が強いし・・あん、すごく淫らかもしれないのよ・・
だって、こんなに気持ちのいいことを十年も我慢していたんだもん・・

もっと、もっと突いて・・ああっ・・滅茶苦茶にして・・
うぐぅ・・狂う、狂っちゃうよぉ・・ああぁぁ・・もう、もういっちゃいそう・・
一緒にいきたい・・あなたに抱かれていきたい・・
ううう・・ああっ、ダメ、ダメ・・何が何だかわからない・・
でも三回はして・・い、いっちゃう・・いくうぅぅ・・い・・く・・

 ・・・・・
 ・・・・・
 ・・・・・

             ――閉幕――

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「それってセクハラ?」 第三十二章・・・(紅殻格子)

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 「それってセクハラ?」

三二

ああ、私こんなに嫉妬深くなかったのに・・ああっ、感じる・・強く吸って・・
乳首を噛んで・・あん、そこ、そこが感じるの・・
いやん、そんなに顔を埋めて・・大きくて柔らかい? 

でもちょっと垂れてきたかもしれない・・それが好みなの? 

嫌われるとばかり思っていた・・
いや、明かりが点いているじゃない。
ダメよ、ダメ・・そんなに脚を開かないで・・恥ずかしい・・

ああ、見ちゃダメ・・綺麗だって? 
嘘よ、嘘。自分で見たことあるもの。うん、鏡でよ。
すごくグロテスクだったわ。
どうして男の人がそんなもの好きなのかわからない。

でも舐めたいぐらい好きだって?
もう変態・・ああっ、痺れる・・悔しい、
可愛い顔して女を知り尽くしているんだから・・
もっと舐めて・・気持ちいい・・気持ちいいの・・
そうよ、クリ・・クリがいいのよ・・ひいぃぃ・・・
もっと掻き回して・・舌で掻き回して・・
ああ・・も、もう、ダメ・・我慢できないの・・ねえ、そろそろ欲しい・・

何をかって? 
ああん、これ・・これが欲しいの・・この硬くて大きなもの・・
えっ、いや、そんなこと言えないわ・・
ああ・・言わなきゃ入れてくれないの? 

酷い・・女にそんなこと言わせるの? 
それってセクハラよ・・女にそんな淫らな言葉を強要するなんて・・帰る? 
嫌よ、離さない・・わかったわよ・・言えばいいんでしょう・・

つづく・・・

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「それってセクハラ?」 第三十一章・・・(紅殻格子)

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              「それってセクハラ?」

三一・

でも去勢だからって?

そ、それは去勢って言ったけど、んもう、意地悪ね。
あん、わかっているくせに・・そうよ、君が言う通り、
寂しい夜は一人でエッチなサイトを見ていたわよ。

仕方ないでしょう。
十年も一人ぼっちでいるんだから。
彼氏? いないわよ。
誰も私みたいな女は相手にしてくれないもの・・

僕でいいんですかって?

わからない。どうしてこんな気持ちになるのか。
でもあの女を抱いたって聞いた時、悔しくて涙が出そうになったわ。
心臓をギュッと握りつぶされるような感じ。

嫉妬なのね。
今まで嫉妬したことなかったから・・夫に、鮫島にも・・だから・・だから・・
あっ・・んん・・嬉しい・・もっとキスして・・ああ・・本当に抱いてくれるの? 

七歳も年上のオバサンなのよ、私・・あっ、恥ずかしい・・お願い、
明かりを消して・・ダメなの? 

いやん、だってあの女みたいに若くないもの・・
ああん、やっぱり女遊びばかりしているのね。

わかるわよ。だって服の脱がせ方が上手いもの。
悔しい。 夜遊びしている女とも別れてよ。

つづく・・・

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プロフィール

紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご挨拶
「妄想の座敷牢に」お越しくださいまして ありがとうございます。 ブログ内は性的描写が多く 含まれております。 不快と思われる方、 18歳未満の方の閲覧は お断りさせていただきます。               
児童文学 『プリン』
  
『プリン』を読む
臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、 競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
『プリン』を読む

作 品 紹 介
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