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『人外境の花嫁』十.暗黒の救済者(八)

『人外境の花嫁』 

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十.暗黒の救済者 (八)

差別されればされるほど、異界の住人達は世間に敵愾心の牙を剥き、仲間内の結束を閉鎖的に強めようとする。

「それは国家に対する独立闘争だったかもしれませんね」

自由に生きる権利を奪われ、社会から消滅させられてしまうサンカを、寛三は守らなければならないと痛感したのだろう。

「おそらくあなたが定住して農業を始めた時は、ヤマギシ会に似たユートピア共同体を目指されていたのではありませんか?」

ヤマギシ会と言われて、月絵は風変わりな農業団体をテレビで観たのを思い出した。

ヤマギシ会は、昭和二十八年、山岸巳代蔵によって設立された共同生活体である。

発足当初は、篤農家の山岸氏が得た養鶏技術を実践する農業団体だったが、次第にユートピア思想へ傾き、人間の幸福は無所有・共用・共活にあるとした。

有名なのは実顕地と言われる集団農場で、私有財産を一切放棄して、共同生活をしながら農業に従事する。

男女の結婚も会の機関によって決定され、子供は親から隔離されてヤマギシズム学園で集団生活を送る。

「彼等はカルト宗教ではないと公言していますが、近年世間を賑わせた統一教会とも類似しています」

統一教会と言えば、霊感商法や合同結婚式でマスコミが大騒ぎしたが、ヤマギシ会と同様に、マインド・コントロールによって人間の自由意思を抑圧する団体である。

「あなたはサンカと言う異界へ人々を導きながら、乱交と言う強烈なタブーを共有させることで、信者をマインド・コントロールしようとしたのですね」

降矢木の長い論理展開は延々と続きそうな気配だった。

つづく…

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『人外境の花嫁』十.暗黒の救済者(七)

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十.暗黒の救済者 (七)

「むろん大麻の栽培も、サンカから学んだものだったのでしょうね」

漂泊民であるサンカは健康保険証など持っていない。

そのため薬草の知識は代々伝えられてきたと考えられる。

乱裁は答えない。

「昭和三十年代後半、サンカは漂泊生活ができなくなって定住しました。おそらくあなた方はサンカであることをひた隠し、ひっそりと山奥の集落で暮らし始めたのでしょう」

降矢木は続ける。

「かつて警察が犯罪組織として敵視していたサンカです。だがあなたはサンカであることの負い目を、こうして信者を結束させる原動力に変えてしまった。サンカこそ現代の閉塞した時代に、羨望される民なのかもしれません。国にも法にも縛られない自由な漂泊民、そしてアウトローであるが故に固い絆を持つことが出来るのです。下世話な言い方をすれば、映画『男はつらいよ』の車寅次郎の生き方に憧れるのと同じかもしれませんね」

一度動き出した降矢木の博覧強記は留まるところを知らない。

寅さんは異界の住人である。

社会に従属する観客は、自分の異なる香具師という非日常の存在に惹かれるのだ。

山田洋次監督は否定しているが、寅さんの姓である車は、江戸時代に実在した非人頭の車善七から取ったと言われている。

車善七は世襲名で、穢多頭の浅草弾左衛門と並んで、差別された人々を支配する頭目だった。

初期の作品に登場する寅さんは、世間の常識をわきまえず、粗野で乱暴だが、現代社会に忘れられつつあった情を持つ人間として描かれている。

寅さんへの侮蔑と羨望は、まさに均質化した国民が持つ、異端に対する憧れだったに違いない。

つづく…

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『人外境の花嫁』十.暗黒の救済者(六)

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十.暗黒の救済者 (六)

降矢木は続けた。

「オウム真理教とて時代の徒花でしょう」

バブル崩壊後、縮小する経済と希望のない停滞社会の中、若者の支持を得てヨガ道場からオウム真理教は発展した。

「闇は希望。無限の広がりを持っているように見えるのです」

全てが可視化した光の世界では、あらゆる事物の限界が見透かされてしまう。不可知領域は著しく狭まり、革新技術は潰え、全てが想定可能レンジの中に納まってしまう。

バブル崩壊後の透明な金魚鉢社会は、限界と言う足枷を全国民に課したのかもしれない。

青天井だった地価と株価は暴落し、ブラックホールのようなデフレのスパイラルが、銀座で豪遊していた日本人を委縮させた。

終身雇用のサラリーマン神話が崩壊し、今や老後の支えであった年金すらも信頼を失ってしまった。

希望のない限界社会。

麻原彰晃は人間の絶望を巧みに操った。

人々は未知なる世界に希望を求め、神秘主義の闇へと押しかけるしかなかった。

乱裁は苛立って顎髭を弄った。

「それが天神会と関係あるのかね?」

「ええ、あなたはサンカというかつての漂泊民を使って、オカルティックな非日常の闇を創ろうとしたのです」

「・・・・」

「そもそも天神とは、天人と呼ばれたサンカ特有の囲炉裏に吊るす自在鈎です。それは竹細工をつくる両刀の短剣ウメガイと並んで、古くからサンカのアイデンティティーとされてきました」

降矢木はさも楽しげに、闇のベールを一枚ずつ剥ぎ始めた。

つづく…

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『人外境の花嫁』十.暗黒の救済者(五)

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十.暗黒の救済者 (五)

降矢木は祭壇に近づいた。

「藤野さん」

開いた陰部から白濁液を流しながら、麻美はぼんやりと降矢木を見つめている。

「・・・・」

だがその目はいつまでも虚ろで、降矢木を理解できないようだった。

降矢木は麻美から目を逸らした。

「乱裁さん、あなたは残酷な人だ」

「残酷じゃと?」

「教団を守るために、自分の娘を大麻中毒にして輪姦させるのですからね」

「人でなしと言うことかな?」

「そもそも天神会は、戦後香具師をしていたあなたが、山の漂泊者であるサンカに出逢った体験が原点になっています」

そう言うと、降矢木は得意の博識ワールドを裸身の男女を前に展開した。

社会の闇が深い時代は、人間の正しい生き方を説く宗教が流行する。

戦後、創価学会や立正佼成会、生長の家も、人は如何に善く生きるかを思想の根本としている。

だが光によって闇が薄れた時代には、大衆は神秘主義の闇へ傾倒する。

逼塞する管理社会に弱者が希望や居場所を失った時、ありもしないオカルトや呪術の闇に身を潜めようとするのだ。

「密教は勿論、陰陽道や修験道もオカルトの類でしょうね」

密教は秘密仏教を意味する。

今でこそ天台宗や真言宗は古式ゆかしい仏教を気取っているか、呪詛や曼荼羅、灌頂の儀式など、元々はオカルトへ変質しつつあった中期インド仏教の影響を受けている。

つづく…

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『人外境の花嫁』十.暗黒の救済者(四)

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十.暗黒の救済者 (四)

名残り惜しげに裸女から離れた降矢木は、乳首を摘まんだ指を向け、祭壇に立つ乱裁道宗を大音声で質した。

「大麻の売買で得た利益が、天神会の資金源であることを認めますね、乱裁道宗さん。いや、乱裁道宗こと足立寛三さん」

やっと正気に戻ったのか、凛と通った降矢木の声が大聖天堂に響き渡った。

乱裁はふっと笑みを浮かべた。

「やれやれ、無粋な男が現れたもんじゃ」

「ええ、よくそう言われます」

「だが大麻は悪か?」

「いえ、大麻は昔から人間の役に立ってきた植物です。麻布、医薬品、神具などと有用性が高く、世界中で栽培されてきました」

大麻自体が邪悪なのではなく、麻薬として使う人間が愚かなのだと降矢木は言った。

「ならば愚か者が大麻を買う金は無駄金じゃろう。無駄金を集めて、貧民を救済することこそ真の慈善事業ではないかの?」

薬物を買う金でホームレスを救えれば、役立たずな麻薬中毒者でも、立派に社会貢献することになると乱裁は嘯いた。

降矢木はにっこり笑った。

「ご意見ご尤も。信者から金を絞り取らない宗教は斬新です。しかし金を貢がせられるところに、宗教の心酔感があるのかもしれませんがね」

「ふむ、面白い男だな」

凍りつく大聖天堂で、乱裁は降矢木との会話を楽しんでいるようだった。

つづく…

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『人外境の花嫁』十.暗黒の救済(三)

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十.暗黒の救済者 (三)

突然始まった乱入者の淫行に、大聖天堂の幹部達もあんぐりと口を開けている。

助けに来たのではなかったのか?

いや、途中までは月絵と畠山を心配して箕面谷まで来たに違いない。

ところがこの大乱交儀式を目の当たりにして、すっかり当初の目的を忘れてしまったのかもしれない。

本性が好き者なのだ。

いくら緊迫した事態であっても、目の前に女の裸が現れれば、そちらに気を取られて埋没するのが降矢木だった。

若い女の乳房を揉みながら、降矢木はその隣で両脚を開いたまま固まっている熟女の股間を覗き込んだ。

「ふんふん、これはぷっくりして美味しそうな女盛りの陰部だね。ほら、淫液が溢れんばかりに滴って、男性器を引き込もうとヒクヒク蠢いているじゃないか」

降矢木は大聖天堂の独裁者になったつもりか、マネキンのように動かない女達の裸身を楽しそうに観察していく。

月絵はこめかみのあたりがヒクヒクと痙攣するのを感じた。

(このエロボケ親爺が・・)

福富町のストリップ劇場で、鼻の下を伸ばす降矢木を拳骨で叩いた痛みが蘇ってきた。

(どうして・・ねえ、どうして私だけを見てくれないの?)

大麻に神経を侵されているのか、月絵は降矢木への熱い想いを呪詛のように唱えた。

(好きなのに・・こんなに好きなのに・・)

だが降矢木は、色気のない小娘に興味を抱いてなどくれない。

色街の女達に現をぬかして月絵を見つめてはくれないのだ。

(家庭教師をしてくれた時の優しさは嘘だったの?)

降矢木の心がつかめない月絵は、いつまでも中途半端な不安に心を揺らすことしかできなかった。

つづく…

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「人外境の花嫁」十.暗黒の救済者(二)

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十.暗黒の救済者 (二)

だが大麻と聞いて月絵は合点が行った。

大聖天堂に入ってからの高揚感と淫靡な疼きは、大麻の煙を吸ったからに違いない。

(だって・・だって・・そうじゃなかったらそんな淫乱処女じゃないもの)

子猿の巨大な男根が欲しいと夢想し、男達に輪姦されたいと妄想したのは、大麻による幻覚症状のせいでなければ困るのだ。

月絵は場違いな安堵感に包まれつつも、天神会の資金源が大麻であることに驚きを禁じ得なかった。

大麻がいくらで売買されているかは知らないが、この山奥一帯で栽培される量は莫大なものなのだろう。

教団本部が人も通わぬ山奥にあるのも、警察にまで信者を送り込んで監視するのも、修行者が逃げられないようにGPSをつけるのも、全ては大麻栽培を隠すためだったのだ。

(ああ、義兄が言っていた横浜の大麻密売人も天神会だったのかしら?)

慈善宗教団体らしからぬ豪華な施設や、全国のホームレスに無償炊き出しができる財力も、非合法な大麻の売上によって賄われているのだろう。

(先生ってやっぱり凄い人なんだ)

短時間で天神会のカラクリを看破した降矢木に、月絵は尊敬の眼差しを向けようとして再び唖然とした。

(・・はあ?)

隣にいる畠山も、呆れ顔で首を左右に振っている。

降矢木は携帯電話をかざしながら、若い女性幹部の乳房を揉んでいた。

「い、厭です」

「なかなかいいオッパイだね・・こんな山奥で遊ばせておくのは惜しいなあ」

鼻の下を伸ばした降矢木は、まだ初々しい小さな乳首をクリクリと摘まんだ。

つづく…

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「人外境の花嫁」十.暗黒の救済者(一)

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十.暗黒の救済者 (一)

降矢木士朗の登場だった。

だが月絵を助けに来た白馬の王子様は、福富町で見かける時と変わらぬ冴えない恰好をしていた。

(もうっ、ヒーローなのにどうしてヨレヨレのTシャツで現れるのかしら?)

寝起きで新聞を取りに出て来たような降矢木に、月絵と畠山は目を丸くして顔を見合わせた。

大声で泣きたいほど心は昂っているのに、何故か月絵は冷静に、今度の休みは降矢木の服を買いに行こうかと思った。

何はともあれ、やはり降矢木は月絵と畠山が心配で追いかけて来てくれたのだ。その事実だけで、月絵の乙女心はキュンキュンと締めつけられる。

「ううっ、ううっ」

猿轡を噛まされて言葉にはならないが、月絵は泣きながら必至に降矢木の名を呼んだ。

ところが降矢木は、そんな月絵や畠山に気づきもしないのか、大聖天堂で裸形を晒す天神会の幹部達を見渡した。

「こりゃいいですねえ。慈善宗教団体の乱交パーティーなんて、なかなかお目にかかれるものじゃないですから・・おっと皆さん、動かない方が身のためですよ」

突然の乱入者に身構えた幹部達へ、黄門様の印篭よろしく、降矢木は開いた携帯を周囲にぐるりとかざして見せた。

そして幹部達を牽制しながら、降矢木はくんくんと白く漂う煙の臭いを嗅いだ。

「ふふん、この煙は・・大麻を焚いているんですね」

幹部達は口を噤んだまま、誰一人動けずに静まり返っている。

「箕面谷の神社で車が脱輪しましてね。仕方なく付近の山を歩き回ったら、大規模な大麻畑を見つけましたよ」

そう告げると、降矢木は手にした携帯をもう一度高く掲げた。

「むろん大麻畑の隅々まで撮影させてもらいました。今このボタンを押せば、画像が告発文書と一緒に、親友の警察キャリアへ送信されるという段取りです」

ギリギリと歯噛みする幹部達に向かって、降矢木はさも楽しげに携帯の液晶パネルを見せつけるのだった。

つづく…

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『人外境の花嫁』九.秘蹟の祭祀者(十八)

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九.秘蹟の祭祀者  (十八)

月絵は吐き気を催した。

神秘的であるべき生命誕生の瞬間が、見世物のように晒され、権力闘争の道具として使われている。

男達は入れ替わり立ち替わり、麻美の陰部に精液を注ぎ込んでいく。

「・・も、もうダメ・・」

半ば失神状態の麻美に休む間も与えず、これでもかと男根を突き立てて射精する。

一巡目、そして二巡目。

精液の公衆便所にされる実の娘を、乱裁道宗は、百人の幹部とともにじっと見守っているのだ。

人間ではない。

長年苦労をかけた娘を洗脳して、男達の性具、そして後継者を生む道具にする冷酷さはもはや人の業ではない。

涙が頬を伝った。

(帰りたい・・先生、パパ・・助けて)

絶望のあまり月絵が深く目を瞑った時、背後からただならぬ喧騒が起こった。

バンと大きな音がした。

大聖天堂の扉が乱暴に開くと、作務衣姿の修行者達の制止を振り切って、片手を高々と上げた男が入ってきた。

「君達、まだわからないのかね? 僕を邪魔したら、この携帯の画像を知り合いの警察幹部に送ると言っているだろう」

よれよれのTシャツにジーンズ姿の男は、掲げた手の先に携帯電話を握って修行者を恫喝した。

ひょろっと痩せて、度の強い眼鏡をかけた男の顔を見た月絵は、心の中で「先生っ!」と大声で叫んだ。

つづく…

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『人外境の花嫁』九.秘蹟の祭祀者(十七)

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九.秘蹟の祭祀者 (十七)

月絵はただ茫然とその光景に目を奪われていた。

(あの麻美さんが・・信じられない)

ソープ嬢に身を落としてはいたが、麻美は降矢木がお気に入りの聡明な女性だった。

降矢木は一見ただのエロ親父だが、その実は彼と丁々発止の会話ができる賢い女性としか親密にならないことを月絵は知っていた。

それがこの自堕落ぶりである。

男四人掛かりでも、麻美の淫欲は鎮められそうもないと月絵は感じた。

股間に顔を埋めていた男が、他の三人を恫喝するように見据えながら、麻美の陰部へゆっくりと黒々とした肉茎を押し当てた。

「ああっ、チンポが入ってくるぅ!」

麻美は両脚を大きく開くと、男の腰に手を回して自分から男を迎え入れた。

観ている幹部達がざわめいた。

おそらく誰の子種が麻美を妊娠させるか、彼等は固唾を呑んで見守っているのだろう。

ところが先手を取られた残りの三人は、意外にものんびりした表情で愛撫を続けている。

麻美が吠えた。

「いいっ、気持ちいいのよ・・もっと、もっと、大きなチンポで強く突いてぇ!」

激しく腰をグラインドさせながら、大聖天堂に響き渡る喘ぎを麻美はあげた。

豊かな乳房を激しく上下に弾ませ、麻美は離すまいとばかりに男にしがみつく。

「ああ、もっと、もっとよぉ・・オマンコ滅茶苦茶に突いてっ!」

麻美の強淫に一人目の男は限界を迎えたのか、かくかくとゼンマイが切れた人形のように動きを止めた。

麻美の中に射精したのだ。

すると間髪を入れず、二人目の男が麻美に男根を押し入れて、勢いよく腰を動かし始めた。

つづく…

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プロフィール

紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご 挨 拶
「妄想の座敷牢に」お越しくださいまして ありがとうございます。 ブログ内は性的描写が多く 含まれております。 不快と思われる方、 18歳未満の方の閲覧は お断りさせていただきます。                
児童文学 『プリン』
  
『プリン』を読む
臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、 競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
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※ 小説を読まれる方へ・・・   更新記事は新着順に表示されますので、小説を最初からお読みになりたい方は、各カテゴリーから選択していただければ、第一章からお読みいただけます。
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