「肉形見」 第十五章・・・(紅殻格子)
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「肉形見」
十五・
節穴の先にはカランが並んでいた。
その前で一人の女が座って髪を洗っている。
湯気に隠れて鮮明には見えないが、
背中から尻にかけての輪郭が浮かんでいる。
蛍光灯の安っぽい白光の下、女体は僅かな動きでも微妙に陰影を変えた。
初めて見る生の女体の迫力に武彦は圧倒され、
禁断の節穴からなかなか目が離せないでいた。
「おい、平尾」
背中を叩かれて武彦ははっと我に返った。
浩一が武彦の股間を指差して笑っている。
下半身がいつの間に力を漲らせていたのだ。
武彦は慌てて湯船に飛び込んだ。
浩一の笑い声が浴室に響き渡る中、
武彦はしばらく湯船からあがることができなかった。
「こいつ、のぼせて真っ赤になってるのに、ずっと湯に浸かりっぱなしでなぁ」
「きゃはは、いやだぁ」
香澄は炬燵のテーブルを叩きながら笑い転げている。
多少脚色している部分はあるものの、
普段なら武彦も一緒になって盛り上がる昔話である。
だが今夜は兄嫁の由紀が隣にいるのだ。
武彦はちらっと由紀の様子を窺った。
由紀は浩一の話にくすくすと笑いながらも、時折怒ったような顔で武彦を睨んだ。
武彦は自慰を母親に覗かれたような恥ずかしさに赤面した。
つづく・・・
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節穴の先にはカランが並んでいた。
その前で一人の女が座って髪を洗っている。
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初めて見る生の女体の迫力に武彦は圧倒され、
禁断の節穴からなかなか目が離せないでいた。
「おい、平尾」
背中を叩かれて武彦ははっと我に返った。
浩一が武彦の股間を指差して笑っている。
下半身がいつの間に力を漲らせていたのだ。
武彦は慌てて湯船に飛び込んだ。
浩一の笑い声が浴室に響き渡る中、
武彦はしばらく湯船からあがることができなかった。
「こいつ、のぼせて真っ赤になってるのに、ずっと湯に浸かりっぱなしでなぁ」
「きゃはは、いやだぁ」
香澄は炬燵のテーブルを叩きながら笑い転げている。
多少脚色している部分はあるものの、
普段なら武彦も一緒になって盛り上がる昔話である。
だが今夜は兄嫁の由紀が隣にいるのだ。
武彦はちらっと由紀の様子を窺った。
由紀は浩一の話にくすくすと笑いながらも、時折怒ったような顔で武彦を睨んだ。
武彦は自慰を母親に覗かれたような恥ずかしさに赤面した。
つづく・・・
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