『妄想の座敷牢』～官能小説家、紅殻格子の世界～　　※　『村長宅の縁側②』（不倫相手の彼女が結婚することに…）　

【村長宅の縁側②】不倫相手の彼女が結婚することに・・・

２．不倫相手の彼女が結婚することに・・・

相談は以下の通りです。
相談者は家庭を持ちながら、独身の彼女と不倫関係にありました。

3年付き合ってる彼女33歳が、父親の紹介で結婚を前提に年下28歳と交際をはじめました。
彼女の母親は小学生の時に男と蒸発し、以来、長女として二人の妹の母親替わりで苦労してきました。

小学校では毎日トイレで吐いていたそうです。
父親にしてみれば、早く幸せになって欲しいとの思いは当然のことです。

彼女自身も、私とは一緒になれない、死ぬまでそばには居られない、
自分の年齢や安定のために、漠然と結婚を考えていたのは知っていました。

理想は結婚相手は人生のパートナー、恋愛は私とと思っているのでしょう。
いま年下くんは、甘えて彼女の部屋に居候してます。
まだ関係はないそうです

今まで自分が独占してたから私も火がついちゃったんですね。
悔しい
心配…
なにより苦しい…
彼女とはまだ続いています。

その話があった時、別の女探すよ、と強がりましたが、
連絡もしない、逢わないというのは呼吸ができなくなる苦しみだそうです。

私も同じですが…
彼女のことはやっぱり好きです。

一番の理由は身体の相性です。
男目線の本音で恐縮ですが、彼女ほど自分が征服したという欲求を満たしてくれる相手はいないのです
お互い感情を交わらせた官能の時間は一度知ってしまうと手放すことはできません。

続けるためにどうすればいいのか？そればかり考えています。
自分が大人にならなければ…

でも、いつか抱かれる、いつか相手に情が移る…

心が離れていく過程を感じながら彼女を抱く…
もう今までのような幸せを実感する時間は持てない…

そんなことを想像するだけで死にたくなります

彼女は、私が土日に家族とどう過ごしたのか、どこに遊びに行ったのか一度も聞いてきませんでした。
今まで彼女にどんな想いをさせてきたのか改めてわかりました。
そして今まで自分がどれだけ彼女に甘えていたのか身にしみています。

やっぱりW不倫とは違いますね…

潮時でしょうか…

彼は私の存在を疑っていて、誰とメールしてるの？今会社？何時に帰るの？と彼女に質問攻めの毎日です。
だから今は彼を不安にさせないようゆっくり時間かけてお互い理解をして行ってねと言ってます。

ただ彼女には、私が強がっているのはとっくに見破られており、無理してるでしょ？って時折笑いかけます。
彼女と愛し合っている際に本当は彼とはして欲しくないと言ってしまったことがあります。

あやまられて、彼女が負担に思うよりいいんですかね…
いろいろわかっている、どうにもならない、心が苦しくてたまらないんです。

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Author:紅殻格子　
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご挨拶: 「妄想の座敷牢に」お越しくださいましてありがとうございます。ブログ内は性的描写が多く含まれております。不快と思われる方、１８歳未満の方の閲覧はお断りさせていただきます。

児童文学　『プリン』: 　　; 臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
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