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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(一)

『人外境の花嫁』 

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二.真夜中の凌辱者(一)

平成二十二年、夏。

大都市東京の夜は、星屑を撒き散らしたような光の洪水に浸潤されていた。

銀座中央通りに並ぶ洒落たブランドショップのイルミネーション。

国家未来を託された官僚達が残業する霞が関官庁ビルの蛍光灯。

男と女の欲望を煽り立てる歓楽街六本木の派手な原色のネオン。

上司を愚痴るサラリーマンが千鳥足で徘徊する新橋の赤提灯。

東京に灯された無数の明かり。

おそらくその一つ一つの明かりの下で、老若男女、様々な人間模様が繰り広げられているのだろう。

だが光があれば闇もある。

光の都市東京も、空からつぶさに俯瞰すると、ぽっかりと穴が開いたように、闇が支配する場所がある。

首都の中央にある皇居。

そして北方に位置する上野の森。

上野公園。

その正式な呼称は上野恩賜公園と言い、大正十三年に宮内庁から下賜された由緒正しい公園である。

元々は天海上人が開山した寛永寺の境内跡で、彰義隊の史跡や西郷隆盛の銅像など、東京を代表する公園として名高い。

かつては不忍池が競馬場だった時代もあるが、現在では美術館や博物館、動物園など、文化施設が充実する都民の憩いの場になっている。

ところが闇の訪れとともに、その様相は一変する。

文化の香り高い上野公園は、誰もが立ち入れない不可思議な結界に鎖されるのだった。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(二)

『人外境の花嫁』 

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二.真夜中の凌辱者(二)

暗闇から囁きが聞こえる。

終電の時間が迫る深夜近く、真夏の上野公園には艶めいた妖気が流れている。

「ダメよ、部長・・」

「いいじゃないか・・毎日会社で君のセクシーな横顔ばかり見ているんだよ、美奈子君」

「嘘、他の女性社員もそう言って口説いているんでしょう?」

「そんなことはない。ずっと君のことが頭から離れないんだ」

「ああ、部長ったら・・ダメよ、そんなことをしたらセクハラで訴えちゃうから・・」

しばらくして会話が途絶えると、寄り添う二つの影が一つになった。

都会の闇は、ワケありカップルの隠れ家でもある。

伝統ある上野恩賜公園であっても、社会的に認められない男と女の劣情を抑えることはできない。

街灯の届かぬ仄暗い木陰のベンチ。

春には見事な桜が咲き誇る中央歩道から、朱が映える寛永寺清水観音堂が小高い崖の上に見える。

その崖下のベンチで、会社の上司と部下らしき男と女が、激しく衣擦れの音を立てていた。

会社の宴会が退けた後だろうか、スーツ姿の部長が、美奈子と呼ばれる三十路女の肩を抱いている。

「美奈子君・・」

「ああん、ダメよ、こんなところで・・」

鼻声で身を捩る女はわざとブラウスを肌蹴させ、男の鼻先でちらちらと白いブラジャーを見せつけた。

男が堪らずブラジャーを捲り上げると、ブルンと大ぶりな熟れた乳房が弾け出た。

「いやっ、恥ずかしい・・」

「想像していた通りだ・・素晴らしい・・」

男は弾力のある乳房を揉みしだくと、すでに尖っている乳首へ口を近づけた。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(三)

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二.真夜中の凌辱者(三)

夜陰に紛れて肌を確かめ合う男と女。

人通りも疎らな公園の木陰だが、その痴態を怜悧な精密機器がしっかりと捉えていた。

ウィーン。

赤外線カメラの小さなモーター音。

「クックッ・・欲に塗れた凡人どもめ」

ファインダーので暗緑色がかった映像が、くっきりと男と女の色欲を浮かび上がらせている。

盗撮されているのを知らない男は、女の肩を抱きながら、砲弾にも似た巨乳の先端を夢中で吸った。

「女房のしなびたオッパイとは比べものにならないよ」

「ああん、部長ったら・・奥さんに言いつけちゃうからぁ・・」

二人の小さな囁きが、増幅されてはっきりとイヤホーンに伝わる。

赤と緑が明滅するダイオード。

「ほら、もっと激しく乳繰り合え」

ふしだらな映像とともに、ベンチ裏に仕掛けられた高性能ワイヤレスマイクが、世間に憚られる痴情の戯言まで拾ってくる。

カメラがズームする。

眼鏡をかけた恰幅のいい男が、女の乳房を揉みしだきながら、タイトスカートの中へ手を忍ばせている。

「これ以上は・・ダ、ダメ」

「でもここはもう生温かく湿っているぞ」

「い、言わないで・・ああ、誰かに見られたらどうするのよ」

「ふふ、そのスリルが余計に美奈子君を興奮させているのかな?」

男はスカートを腰までたくし上げると、ベンチの上で女の両脚をM字に開かせた。

「ああっ、部長!」

「ほら、ショーツの真ん中が縦染みに濡れているぞ。美奈子君のココは正直だな」

目に見えない赤外線に照らされる中、男はショーツの濡れた部分をずらすと、剥かれた女の秘芯へざらつく舌先を這わせた。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(四)

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二.真夜中の凌辱者(四)

夏の公園に覗きはつきものである。

目を凝らして夜の公園を歩けば、木々や茂みの合間を、黒ずくめの男達が夜陰に紛れて跳梁している。

特に深い木立が鬱蒼とする上野の森には、大噴水の周辺、小高い擂鉢山古墳、彰義隊が祀られる墓の裏、不忍池外周など、覗き好きが集まるスポットが点在する。

不倫カップルを見下ろす崖の上、清水堂の張り出した舞台の下で、小さな人影がわずかに動いた。

「ええぞ、おっさん」

エスカレートする痴態をファインダー越しに覗きながら、黒ずくめの男がにやりと笑って舌舐めずりした。

国吉一郎。

身長は一五〇センチ、体重は五〇キロそこそこしかない。体躯こそ小柄だが、全身に筋肉が盛り上がり、まるで体操選手のような体つきをしている。

そして顔が尋常ではない。

年はまだ二十五歳だが、老人のように皺くちゃな顔をしていた。その容貌と身軽さで、一郎は仲間から小猿と呼ばれていた。

小猿はファインダーにかぶりつき、縺れ合う不倫カップルを煽った。

「そうだ、もっと女をその気にさせろ」

最新の盗撮盗聴機を身につけた小猿は、情痴に熱中する男と女の姿を、顔の判別がつくほど細密にズームで録画していた。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(五)

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二.真夜中の凌辱者(五)

女は天を仰いだ。

「あっ、ああぁぁ・・」

秘芯を男に舐られた女は、両脚を開いたまま上半身をよじった。

熱い吐息を口許から漏らしながら、女は柔らかそうな内腿をヒクヒクと痙攣させている。

道ならぬ秘花を手折った男は、掌中に女を納めて自信の表情を見せた。

ちらっと腕時計に目を遣った。

不倫愛の真骨頂は、決して家庭生活を壊さないことにある。

だからできるだけ外泊というリスクは避けなければならない。

名残惜しそうな顔をつくった男は、女の衣服を整えてそっと肩を抱いた。

「素敵だよ、美奈子君」

「部長」

「だがこんなところで私は君への想いを果たしたくない。金曜日の夜、ホテルを予約するので逢ってくれるかな?」

「・・ええ」

おそらく何人もの男と不倫を重ねた女も、そのあたりの機微は心得ているらしい。

男の耳元で嬉しいと囁くと、恥じらいを演出すべくはにかむように俯いた。

不倫には暗黙のルールがある。

闇夜の秘めごとを終えた二人は、終電が待つ上野駅へ、いそいそと腕を組んで足早に向かった。

不倫カップルが立ち去ると、小猿はライターを点した片手を高々と上げた。

すると小猿に二つの影が忍び寄ってきた。

「あの部長と言う男をつけろ。それとあの女を連れて来い」

「はっ」

一人の男に子猿がカメラを渡すと、二人は夜陰に紛れながら、尋常ならぬスピードで上野の森を駆けて行った。

ふふっと鼻で笑った小猿は、まるで忍者のような身のこなしで、高さ二メートルはある清水堂の舞台にひらりと飛び上がった。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(六)

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二.真夜中の凌辱者(六)

上野駅の改札で男と女は別れた。

女をつけた影の男は、山手線のホームで女に声をかけた。

「お嬢さん、悪いが上野公園に戻ってくれないかな?」

「あなたは誰? 何故私が見ず知らずの人に命令されなければならないのよ」

「大人しく言うことを聞いた方がいい」

男はカメラを鞄から取り出すと、そこに録画された淫らな映像を女に見せた。

「・・・・」

「会社や家族に知られたくなければ、黙って上野公園へ戻るんだ」

だが女は青ざめながらも気丈に抗った。

「ふざけないでよ。私の家も勤めている会社も知らないくせに。恐喝行為で今すぐ警察に突き出してやるわ」

影の男はふふっと小さく笑った。

「会社などすぐにわかる。仲間が部長とやらを家まで尾行しているからな」

「何ですって?」

「家がわかれば勤め先など簡単に割り出せるさ。お嬢さんは部長さんと同じ会社で働いているんだろう?」

「ひ、卑怯よ!」

女の動揺をよそに、影の男はカメラを鞄にしまった。

「来るのか、来ないのか?」

影の男は冷たく言い放つと、ホームの階段を上がって行った。

「・・そんな」

愕然とした女は、鈍い足取りで影の男を追った。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(七)

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二.真夜中の凌辱者(七)

終電の時刻も過ぎた深夜、すっかり歓楽街の喧騒は収まり、都会は早朝まで束の間の眠りにつこうとしていた。

上野公園の奥に建つ東照宮。

巨大な銅燈籠が並ぶ仄暗い参道は静寂に包まれ、隣接する動物園から不気味な動物の鳴き声が時折聞こえてくる。

子猿は銅燈籠に腰掛けて、ワンカップの日本酒をチビチビ舐めていた。

遠くから人の気配がする。

「わ、私をどうするつもりなの?」

「いいからついて来い」

上野駅へ向かった影の男が女を連れて戻って来た。

影の男はカメラを子猿に返すと、再び闇に紛れて何処かへ消えてしまった。

都会の明るい夜空に、寛永寺五重塔の漆黒の影が高くそびえている。

仄暗い闇の中、子猿と女は無言のまま対峙した。

女の両脚が微かに震えている。

三十路前半ぐらいだろうか、会社でお局様と呼ばれていそうな年恰好である。

結婚指輪はしていない。

だが上司の部長を夢中にさせるむっちりとした肉づきが、熟し切った果実のように、甘ったるいフェロモンを放散していた。

女は子猿を問い質した。

「あなたは誰ですか? ど、どうしてあんなビデオを撮っていたんですか?」

「・・・・」

「どういうつもりなのよ。隠れてあんなところを撮るなんて卑怯でじゃない!」

警察に訴えるとわめく女を無視して、子猿はビデオの画像を再生し始めた。

「クックッ・・この動画をね、さっきの部長さんの家に郵送しようと思ってね」

「ど、どうして・・」

「それからあなたの家にもね。もちろん会社の皆さんにもメール配信するつもりだよ」

「やめて!」

「ほら、望遠でくっきりと顔が撮れているだろう」

子猿はニヤリと笑みを浮かべると、ファインダーに映った女の顔をペロリと舐めた。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(八)

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二.真夜中の凌辱者(八)

観念したのか女は泣きそうな顔になった。

「酷すぎる・・何の恨みがあってこんなことを・・私達が何かしたって言うんですか?」

「別に何の恨みもない。あんたらと俺は今夜が初対面だからね」

「それならどうしてっ?」

切れかかった女に、子猿はニッと歯を剥き出して笑った。

「偶然だよ。時には出会い頭の事故も起きるものさ」

事もなげに吐き捨てた子猿は、女の爪先から顔まで舐めるようにチェックする。

女はぞくぞくと背筋を凍らせた。

「な、何が目的なんですか?」

女の顔がはっきり写ったカメラのファインダーをチラつかせながら、子猿は悪びれもせず平然と言い放った。

「男は金、女は体」

「・・・・」

「まあ、警察にたれ込んでもいいけど、俺等も組織でやっているから、大人しく観念した方が身のためだよ。コンクリート詰めにされて東京湾に沈みたくなかったらね」

映像を観ながらぼそぼそと呟く子猿に、気丈だった女は青ざめて膝から崩れ落ちた。

時刻は二時近い時間になっていた。

人通りはおろか、動物園からも鳴き声一つ聞こえない静寂に包まれている。

その仄暗い闇の中、微かな雌獣の呻きが洩れ始めた。

「ん、んぐぅ・・うっ、ぐう・・」

子猿は銅燈籠に腰掛けたまま、黒いジャージを下ろしていた。

凶刀が天を衝いている。

女は子猿の足許に跪き、その凶刀を口に押し込まれていた。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(九)

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二.真夜中の凌辱者(九)

小柄な体からは想像もできぬほど、子猿の凶刀は人並み外れて雄大だった。

遺伝子異常すら連想させる巨刀は、ヘアムースの缶ほどの大きさを備えていた。

その太い茎には、浮き出した青黒い血管が蔦の蔓のように這い絡んでいる。

「はぐぅ・・んぐ・・」

髪をつかまれた女は、先端の巨大な亀頭を頬張るのがやっとだった。

顎が外れんばかりに口を開き、ぼたぼたと唾液を垂らして、女はもう三十分近く口姦を強いられていた。

子猿は凶刀を奉仕させながら、ファインダー越しに苦悶の表情でくわえる女の表情を撮っていた。

「クックッ・・まったくスケベな女だよ」

「う、ううっ・・」

喋れない女は、残された理性を振り絞って首を横に振った。

「でも残念だな。せっかく部長さんとホテルへ行く約束をしたのに」

「・・・・」

「これから始まる快楽を知ったら、部長に抱かれても満足できない体になってしまうからな」

女は子猿の凶刀を口から離すと、青ざめた顔で恐る恐る尋ねた。

「こ、これから始まるって・・?」

「くっくっ・・あんたの体はもう俺に逆らえなくなるって言うことさ」

子猿はそう冷酷に告げると、女の頬を軽く平手で叩き四つん這いになるよう命じた。

そして背後から獣のように抱きかかえるや、スカートを捲り上げてショーツを下ろした。

「いやっ!」

闇をつんざく女の叫び声が、静寂な公園に響き渡った。

つづく…

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『人外境の花嫁』二.真夜中の凌辱者(十)

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二.真夜中の凌辱者(十)

だが誰もいない。

仄暗い闇に、突き出した女の白い尻が茫と浮き上がった。

子猿は素早く尻の谷間へ指を滑らせた。

「あっ、止めて!」

「クックッ、厭がっているわりには、もうぐっしょり濡れているじゃないか」

子猿は女の淫液で濡れた中指の先をペロリと舐めた。

「ち、違うっ!」

四つん這いのまま、女は懸命にショーツを戻そうとするが、子猿の強い腕力がそれを許さない。

「違わないさ。見知らぬ男に脅かされているのに、体はすっかり俺のチンポを待っているみたいだぞ」

「違うのっ!」

「ふん、そこまで意地を張るなら、体に聞いてみようじゃないか」

子猿はにやっと笑って、弾力のある大きな尻を両手で鷲づかみにした。

そしていきなり巨刀を宛がった。

「あっ、いや、いやよっ」

女はぴくっと尻肉を震わせて、激しく首を横に振った。

だが容赦ない子猿は、両の親指でぐっと女の秘唇を押し開くと、剥き出しにされた膣口に亀頭を押し入れた。

「アッ!」

喘ぎとも悲鳴ともつかぬ声を女が上げた瞬間、見事に傘を開いた先端がぬるっと女の膣孔に侵入した。

「ぐうっ」

「ほら、自分から俺のチンポを悦んで呑み込んだじゃないか」

経験した男の数は両手でも足りないが、見たこともない巨刀を受け入れた女は、ただ額を地面に押し当てて呻くことしかできなかった。

つづく…

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プロフィール

紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご挨拶
「妄想の座敷牢に」お越しくださいまして ありがとうございます。 ブログ内は性的描写が多く 含まれております。 不快と思われる方、 18歳未満の方の閲覧は お断りさせていただきます。               
児童文学 『プリン』
  
『プリン』を読む
臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、 競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
『プリン』を読む

作 品 紹 介
※ 小説を読まれる方へ・・・   更新記事は新着順に表示されますので、小説を最初からお読みになりたい方は、各カテゴリーから選択していただければ、第一章からお読みいただけます。
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