「肉形見」 第十三章・・・(紅殻格子)
※ 小説を読まれる方へ・・・
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「肉形見」
十三・
予定通り新婚夫婦は恥知らずだった。
「香澄、僕にもお酒」
「はい、ア・ナ・タ」
武彦と由紀の前で、浅沼夫婦はべたべたと仲睦ましさを見せつける。
ぴったりと寄り添い、一つのお猪口を交互に口に運ぶ。
由紀は目の遣り場に困ってか、伏し目がちに顔を赤らめている。
武彦は少し厭味を込めて浩一に言った。
「新婚して半年経つのに、まだ新婚夫婦みたいに仲が良くていいな」
「平尾、お前も早く結婚しろよ。
変態性癖者がいつまでも一人でいると実に危険だ」
「ええっ、平尾さんって変態なの?」
香澄がキャッと大袈裟に驚いた。
由紀も目を丸くしている。
「由紀さんも気をつけた方がいい。この男は風呂場覗きの常習犯ですぞ」
「まあ、武彦さんが?」
由紀は警戒してか、隣に座る武彦との距離を開けた。
「馬鹿、あれはお前が」
反論しようとする武彦を抑え込んで、浩一は事件のあらましを話した。
つづく・・・
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武彦は少し厭味を込めて浩一に言った。
「新婚して半年経つのに、まだ新婚夫婦みたいに仲が良くていいな」
「平尾、お前も早く結婚しろよ。
変態性癖者がいつまでも一人でいると実に危険だ」
「ええっ、平尾さんって変態なの?」
香澄がキャッと大袈裟に驚いた。
由紀も目を丸くしている。
「由紀さんも気をつけた方がいい。この男は風呂場覗きの常習犯ですぞ」
「まあ、武彦さんが?」
由紀は警戒してか、隣に座る武彦との距離を開けた。
「馬鹿、あれはお前が」
反論しようとする武彦を抑え込んで、浩一は事件のあらましを話した。
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