小説 「妄想の仮面」 第十一章・・・
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『妄想の仮面』 紅殻格子
本格官能小説で綴る愛と性ある物語
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つづく・・・
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『妄想の仮面』 紅殻格子
十四.夫の独白(七)
浴室からリビングへ通じる廊下を、私は忍者のごとく壁伝いに歩いた。そして開いている扉の陰から、そっとリビングの様子を窺った。
由美子と清川が、ソファに座って抱き合っていた。
(ああ・・)
私はハンマーで頭を叩かれたような衝撃を受けた。しかも二人は口唇を重ねている。こちらからでは、清川の頭が邪魔で由美子の表情はわからない。だがその両腕は、しっかりと清川の首に巻きついていた。
膝がガクガクと震えてくる。
妻が不貞している現場を、今、私は目の当たりにしているのだ。
そのまま由美子はソファへ押し倒された。
「いやっ、だめよ」
抗う素振りを見せる由美子だが、清川がTシャツを捲り上げる時に、僅かに背中を浮かせてやるのを見逃さなかった。
私は愕然とした。
(・・あれが由美子か)
俄かには信じられなかった。由美子は自ら清川に裸身を晒そうとしたのだ。良妻賢母どころか、由美子は男を誘う売春婦と変わらないではないか。 清川は仰向けの由美子に覆い被さり、露になった乳房へ顔を埋めて愛撫した。
「いけない・・清川君、いけないわ」
台本の棒読みに近い由美子の台詞が、リビングに虚しく木霊する。
清川の頭に見え隠れしている乳房からは、すでに妻の純潔や母の慈愛は失せていた。
私しか知らない由美子の乳房。
年を取って張りこそないが、そのもちもちした白い柔肉の触感。歯で軽く噛んでしごくと、上半身が仰け反るほど感度がいい桃紅色の乳首。その天が私にだけ与えてくれた宝物が、清川の手垢と唾液で穢されているのだ。
しかも由美子は、うっとりと瞳を閉じて清川の愛撫を受けている。いや、その男心をくすぐる欲情した表情で、清川の男を淫らに誘惑しているのだ。
私の肉茎は直立していた。
堪えようのない嫉妬に苛まれながら、私は再び浴室へと戻った。
「・・由美子」
小さくそれだけ呟くと、開いている浴室の扉をわざと音をたてて外から閉めた。
つづく・・・
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