小説 「妄想の仮面」 第二十章・・・
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『妄想の仮面』 紅殻格子
二十.妻の独白(十)
もう体は私の言うことを聞かなくなっていました。清川君が示した通り、私の下腹部は熱く潤っていました。
それも言い訳できないほど、あそこはお漏らししたような状態になっていたのです。
清川君が私の両脚に顔を埋めました。
「ひいっ!」
もう言葉になりません。清川君の舌先が、女の最も敏感な部分を残酷に舐ります。
そこが舌先で弾かれるたびに、強烈な電流が私の体を駆け抜けていきます。
気が狂いそうです。
「ああ、もうダメ・・ダメよぉ!」
清川君の舌が膣口を責め始めると、私はもう彼の男性しか考えることができません。
女です。
私は女です。
「き、清川君・・欲しい、欲しいの・・お願い、あなたの・・を入れて」
「何をですか?」
「ううっ・・もう我慢できないの・・お願いよ、入れて、入れてよ・・大きいオチンチンで突いてっ!」
もう私は妻でも母でもありません。ただ男に狂う獣のメスに身を落としていました。
清川君はニヤッと笑うと、私のお尻を叩いて四つん這いになるよう命じました。
「これが良妻賢母の田口課長夫人だとは」
「い、言わないで・・」
お尻を高く突き上げた私は、悔しさのあまりギュッと奥歯を噛み締めました。
きっとお尻の谷間から、はしたなく濡れた陰部が丸見えになっているはずです。清川君の目には、性器を丸出しにした野生動物に見えるのでしょう。
「は、早く・・早く入れて下さい・・」
もう懇願するしかありません。私の体は熱く火照っています。このまま想いが遂げられなければ、灼熱の炎に焼かれて狂い死にすることでしょう。
お尻を鷲づかみにされました。
「ああっ!」
清川君の十本の指が、柔らかいお尻の肉を抉り取ります。
「いいんですね?」
「いやっ、わかっているくせに」
「今日から奥さんは僕の女ですよ」
「わ、私は清川君の女です・・だから、お願いよぉ!」
火箸のように熱いものが、私の体を一気に貫きました。
「うぐぅ」
充血した陰部に、清川君の男性がめりめりと押し入ってきました。
「はうっ、んぐぐぐ」
朦朧とした意識の中で、体が勝手に吼えているのがわかります。私は主人以外の男に犯され、そのものに悶え狂っているのです。
激しい。
主人とは全然違う男の強さを感じます。
「いいっ、気持ちいいの、清川君・・私を、私を滅茶苦茶にしてっ!」
お尻からの激しい突き上げを、私は懸命に堪えて受け入れました。
でも。 もう限界です。
「い、いくっ・・いっちゃう、あぐう、マンコいっちゃうぅぅぅ・・」
刹那、体が高みに舞うと、私は喜びの錐揉み回転で落下して気を失ったのでした。
清川君・・・
ああ、清川君・・・
・
つづく・・・