2ntブログ

「それってセクハラ?」第十一章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


             「それってセクハラ?」

十一

葉月は写真をテーブルの上に置き、盗撮のカラクリを解説し始めた。
盗撮写真は、全て高い位置から更衣室を俯瞰するように撮られていた。

しかもどの写真もほぼ背景が一緒で、
明らかに同じ位置から撮影されたと考えられる。

また画質の荒さから、
ホームビデオで撮影した映像を写真にしたものだと思われた。

「つまり犯人は自分も着替えながら、
ビデオカメラを隠したバッグをロッカーの上に置いて撮影したのよ」

「な、なるほど」

「矢島君、ちょっと七十五番のロッカーの前に立ってみて」

葉月は被害者の位置に健太を立たせると、
写真を見ながら撮影位置を探し当てた。

「このあたりだわ」

葉月は並んだロッカーの前に立つと、椅子に乗ってロッカーの上を慎重に調べた。

「矢島君、見て。この八十二番のロッカーの上だけ埃が積もっていないわ。
何かを置いた形跡が残っているでしょう」

「ほ、本当ですね」

頻りに感心する健太をよそに、
葉月は総務に電話してロッカーの持ち主を確認した。

「池添典子、二十五歳独身。営業本部に勤める派遣社員ね」

健太はつかさず口を挟んだ。

「すぐに連れてきて事情聴取しましょうか?」

「待ちなさい。君はそれが短慮だって言うのよ。よく考えてもご覧なさい」

葉月は腕組みして椅子に座ると、明智小五郎並みの推理を健太に聞かせた。

レズならいざ知らず、好んで女子更衣室を盗撮する女がいるだろうか。
世間に出回っている盗撮写真は、
男に命じられて女が撮影しているケースが多いと言う。

もしそうだとすれば、真犯人は社員の男で、
弱みを握られた典子が盗撮を強要されているのかもしれない。

つづく・・・

~FC2 人妻・熟女官能~
~にほんブログ村 恋愛小説(愛欲)~
~愛と官能の美学~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」 第十二章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


               「それってセクハラ?」

十二

派遣社員は最近でこそ待遇が改善されてきたが、
よほどの特殊な技能がなければ、
まだまだ社員と違ってその立場が弱いのも事実である。

「解雇をちらつかせて肉体関係を迫る。またそれを利用して盗撮を強要する」

葉月はこの盗撮事件の裏に、セクハラの臭いを嗅ぎ取っているようだった。

「もしそうならば、これ以上罪を重ねないうちに、
彼女を救い出さないといけないわ。
罪悪感に苛まれてマスコミにでも訴えられたら、
女性が顧客の化粧品会社なんか、すぐに社会から抹殺されてしまうわよ」

葉月は苦虫を潰したような顔をした。

「それなら池添さんから男の名前を聞き出しましょう」

「でも彼女を呼んだところで、簡単には男の名前を明かさないでしょうね」

「え、どうしてですか?」

「盗撮は犯罪よ。それを強要させられるってことは、
よほどの弱みを握られているってことでしょう。
たぶんハメ撮りぐらいはされているかもね。
そんな写真を盾にされたら、安々と男の名前など口にできないはずよ」

「・・ハ、ハメ撮り、ですか・・ひゃあ、過激な・・」

健太はあらぬ妄想を思い浮かべた。
すると葉月は、赤く上気した健太の耳をぎゅっと引っ張るや、
囁くような小声で悪魔の指令を語り込んできた。

「矢島君、そこで君へのミッションよ。まず彼女に近づいて親密になりなさい。
怯えた心を解きほぐしてあげるの。
そして彼女を安心させたところで男の名前を聞き出すのよ」

「え、僕がですか? そ、そんなの無理ですよ」

「ん、何か言った?」

葉月はぐっと拳を握り締めて上段突きの構えを取った。

「わ、わかりました。彼女を救うため全力で男の名前を聞き出します」

葉月が怖いのも事実だったが、
健太は典子と言う女が可哀想に思えてならなかった。

どんな顔をしているかも知らないが、脅迫されて盗撮する屈辱は、
彼女の心を深く傷つけているに違いない。

健太にとっても、セクハラ男から典子を守ることで、
強い男へと変身するきっかけが得られるかもしれない。

つづく・・・

~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」 第十三章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


              「それってセクハラ?」

十三

健太は使命感がメラメラ燃え立つのを感じた。

密命を言い渡して更衣室を出ようとする葉月に、
やられっ放しの健太は、一矢報いてやろうと疑問をぶつけてみた。

「この写真はどこのサイトに載っていたんですか?」

「確か『盗撮クラブ』って言うサイトだったと思うけど・・どうして?」

「いえ、如月課長ともあろう方が、
そんなサイトをご覧になっているとは思いもしなかったもので」

葉月はかっと顔を赤らめた。

「な、何を言っているの? ち、違うわよ。誤解しないで。
たまたまなの。間違えて検索しちゃったのよ」

むきになって否定する葉月を見て、健太は可笑しさを噛み殺した。

鬼課長と恐れられる葉月だが、三十五歳の独り寝を誤魔化すために、
毎夜猥雑なサイトを見ているのかもしれない。

(癒してあげたい)

典子も気の毒だか、健太は葉月の悶々とする熟肢を哀れに思った。
葉月のヒステリックな態度も、乾き切った心と体を愛で潤せば、
優しく心豊かな女へと戻るかもしれない。

健太は、懸命に言い訳する葉月を前に、
ふと甘酸っぱい想いを抱いている自分に気がついた。

つづく・・・

~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」 第十四章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


               「それってセクハラ?」

十四

金曜日の夜ともなれば、上野から御徒町にかけての歓楽街には、
雑多な人々が洪水のように押し寄せてくる。

サラリーマンや若者、そして寒空に肌を晒す金髪の美女達が、
原色の看板が氾濫する路地裏に溢れ出す。

その人ごみの中、健太は安い河豚を食べさせる小料理屋の前に立っていた。

「おう、俺はもう帰るぞ」

勘定を終えた井沢俊正が、暖簾を捲って店から出てきた。

井沢は、ヴィーナス化粧品の営業本部で流通部長を務めている。
五十四歳、恰幅がよくて親分肌の井沢は、
この先執行役員間違いなしと社内で目されていた。

健太が静岡支店に配属された時の支店長が井沢だった。
入社当初から井沢は健太を可愛がってくれた。

また健太も井沢の人となりを尊敬していた。
一足先に本社勤務となった井沢は、
暇があると健太を飲みに誘ってくれるのだった。

健太は井沢に頭を下げた。

「ご馳走様でした。でも部長、もう一軒つき合って下さいよ」

「いいよ、俺は。今夜は若い者同士で楽しんで来いよ」

「いや、でも・・」

「いいって。熟女キラーのお前も、やっと身を固める気になったんだろう」

井沢はにやけた顔で言うと、健太のわき腹を指先で突いた。

「ち、違いますよ」

「彼女は美人だからな・・でも・・」

「・・でも?」

健太が井沢を問い詰めようとした時、
再び小料理屋の引き戸が開き、ベージュのコートを羽織った女が出てきた。

「済みません、お待たせしました」

池添典子だった。

つづく・・・
~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」第十五章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


             「それってセクハラ?」

十五・

今夜、健太は井沢に頼んで、
営業部に勤務する典子を連れ出してもらったのだ。

むろん理由は明かしていない。
井沢は、健太が典子に気があるぐらいにしか考えていないようだった。

井沢はコートを羽織ると、わざと健太に聞こえるように典子へ耳打ちしてみせた。

「井沢部長は帰って下さいって矢島に命令されちゃったよ。
池添さん、こいつもう一軒行きたいらしいから、
予定がなかったらつきあってあげてよ」

「は、はい」

「よかったな、矢島。では老兵は去るのみ」

背を寂しげに向けた井沢は、何度も健太と典子を振り返りながら、
雑踏にまぎれてネオンの海へと消えて行った。

路上に取り残された健太と典子は、
猥雑な上野には珍しい静かなショットバーへ身を隠した。

「強引に誘ってごめんね」

「いいえ、今夜は暇でしたから、誘って戴いてとても嬉しかったです」

健太はバーボンを、典子はカクテルを、仄暗いカウンターに並んで杯を掲げた。

二十五歳の典子だが、持ち前の童顔とポニーテイルの髪のせいか、
まだ二十歳そこそこにしか見えない。

「よく飲みには行ったりするの?」

「私あまりお酒は強くないから・・外で飲んだりすることはほとんどありません」

そう言うと典子は、もの珍しそうに店の中をキョロキョロと見回した。
典子は服装も至って地味で、話し方もしおらしく控え目だった。

派手で騒がしい葉月や、貪欲な熟女しか知らない健太は、
真面目で大人しい典子に新鮮な好印象を感じた。

同時にこの典子が不埒なセクハラ社員に脅かされ、
盗撮に手を染めさせられていることが許せなかった。

つづく・・・
~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」 第十六章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


              
「それってセクハラ?」

十六

しばらく世間話に花を咲かせ、典子の頬がほんのりと赤みを増したところで、
健太はいよいよ本題を切り出した。

「池添さん・・実は、今夜こうして誘ったのは、
あなたの口から真実を聞きたかったからです」

「・・し、真実?」

急に典子の顔が曇った。

「女子更衣室での盗撮です」

「・・・・」

典子は俯いて小刻みに肩を震わせた。

「隠さないで下さい。僕はあなたを守りたいんです。
あなたは社内の男に脅かされ、嫌々盗撮をさせられているんですよね」

典子は沈黙した。
すっかり顔から血の気が引き、瞳が落ち着きなく揺れている。

「・・も、申し訳ありませんでした。ある社員の方から命令されて・・
最初は私を裸にして写真を・・でもどんどんエスカレートして・・
いくら拒んでも関係をばらすって・・会社で働けないようにしてやるって・・」

俯いた典子の顔から一滴の涙がこぼれた。

「泣かないで。本来ならこちらが謝罪すべきことです。
不埒な社員に池添さんは苦しめられてきたのですから」

健太はハンカチを典子に差し出した。

「でも罪は罪です・・派遣会社に報告されたら、私、二度と働けなくなる・・」

「大丈夫。その男の悪事が証明できれば、
会社は池添さんを罰することはできません。
池添さんは決して悪くない。
あなたを脅したのが誰なのか教えて下さい。
僕は人事部の人間ですが、一人の男としてあなたを助けたいんです」

典子はしばらく無言で泣いていたが、俯いたまま首を横に振った。

「でも言えない・・」

「ど、どうして?」

「だって・・その男を裏切ったら、どんな復讐をされるかわからない・・」

典子の不安は杞憂ではなかった。
男が懲戒免職になって会社とは縁が切れたとしても、
彼女個人には、逆恨みでストーカー行為をされない保証は何もないのだ。

「池添さん、僕を信じて欲しいんだ」

典子は涙に潤んだ瞳を健太に向けた。

「それなら矢島さんが私を守ってくれるの?」

「も、もちろんだよ」

「・・それなら・・その証拠を見せて・・」

典子はいきなり健太の腕に額を押し当ててきた。
小さな嗚咽が漏れる。
典子はよほど辛かったに違いない。
信じられる男をずっと待ち続けていたに違いない。
健太の正義感は、典子の温もりに触れ、
何故か性欲とともにメラメラと燃え上がった。

つづく・・・

~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」 第十七章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


                「それってセクハラ?」

十七。

上野の路地裏にあるラブホテル。

シャワーを浴びた健太が部屋に戻ると、
典子はすでにベッドの中に身を潜めていた。

健太がそっと掛け布団を捲ると、
典子は両手で乳房を抱くようにして背を向けた。

「は・・恥ずかしい・・」

細い首筋から続くスリムな裸身が瑞々しい。
抱けば括れてしまいそうなウエストから、
美しい半球形のヒップが小高く隆起している。

「明かりを消そうか?」

「け、消さないで・・私を見て・・」

典子は仰向けに寝ると、聖壇に置かれた生贄のように、
手足を伸ばして裸身を健太に晒した。

小ぶりだが形のいいお椀型の乳房は、
典子が呼吸するたびに胸の上で軽快に弾んだ。

薄い赤桃色の乳暈の中央には、
緊張と羞恥のために乳首が震え立っている。

そして贅肉のない少女と見まがう下腹部には、
漆黒の翳りがそよいで男の愛撫を誘う。

(同じ女でも熟れた人妻とは別物だ)

健太は初々しい肢体を前に、思わずごくりと生唾を飲んだ。
典子は健太から顔を反らしたまま聞いた。

「あ、あなたを信じて抱かれれば、
本当にこのまま会社で働かせてもらえるのよね」

よほど男に騙されたことが堪えているのだろう。
典子は不安そうに何度か同じ問いかけを繰り返した。

「もちろんだよ。僕の言う通りにしてくれれば、
会社を辞めなくていいようにするよ」

健太は掌で下腹部を撫でながら、
典子に安心を与えるようにはっきりと答えた。

つづく・・・

~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~女たちの性書~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」 第十八章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


              「それってセクハラ?」

十八・

その刹那、健太は何故か典子の口唇が笑むのを見た。
だが脳にまで精液が流れ始めた健太に、
その理由を深く考える余裕はなかった。

寝崩れしない弾力のある乳房に健太はむしゃぶりついた。
甘いミルクのような肌の匂いが、ふわっと鼻腔へと忍び込む。

吸って欲しいと言わんばかりに尖った乳首を、
健太は口に含んで舌先で転がした。

「あ、いや・・ダメ・・いけない・・」

言葉とは裏腹に、典子はグンと上半身を反らせて健太の舌先を求めてくる。

「大丈夫、僕を信じて」

健太は乳房を貪りながら、
草叢を掻き分けて片手を太腿のつけ根に忍ばせた。

「あっ、あうぅ・・」

典子の秘花はもう濡れていた。
指先に熱く火照った花弁が絡みついてくる。

健太は花弁を親指と中指で開くと、人差し指で合わせ目の肉芽を弄んだ。

「あっ、あっ」

典子は全身を間歇的に震わせて愛撫に応えた。
花芯から溢れ出す淫蜜で、ピチャピチャとはしたない音が部屋に漏れる。

「は、恥ずかしい・・ああん・・ダメ・・」

典子はもう高みに昇り始めていた。
だがダボハゼのように貪欲な熟女とは違い、淫蕩な絶頂を迎えることに、
恥じらいと躊躇いを感じているようだった。

「いや・・やっぱりこんなこと許されない・・」

「絶対に君を守るから・・」

健太はすでに怒張した肉茎を抑えることができなかった。

細い両脚をM字に開くと、典子の秘花が眼下で露になった。
熟女の毒々しい食虫植物とは違い、花弁から覗く薄桃色の花芯は、
野に咲くスミレのように可憐だった。

つづく・・・

~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~女たちの性書~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」 第十九章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


              「それってセクハラ?」


十九。

健太はその美しい秘花を蹂躙すべく、ゆっくりと猛りを花奥へと沈めて行った。

「はうぅ・・やっぱりダメ・・いけないことよ・・お願い、もうやめて・・」

「僕に全てを任せるんだ」

健太はゆっくりと肉茎で典子の花奥を掻き回した。

「あうっ、ああっ・・」

典子は上半身を仰け反らせ、途切れ途切れに歓喜の喘ぎを漏らした。
そのたびに花奥がキュッと収縮し、肉茎をキリキリと搾り上げる。

弛んだ熟女とは違う膣感に、健太はいつもよりハイペースで躍動した。
典子が健太の背中に両腕を回してしがみついてきた。

「あっ、もう・・ダメよ・・許して・・」

典子は半狂乱の態で何度も頭を左右に振った。
背中に食い込む爪の痛みが健太の野生を蘇らせ、
若雌の成熟しかけた花奥を激しく突いた。

「ぼ、僕が守る・・僕が守るから・・」

「うぐぅ・・私を見捨てないで・・も、もういきそう・・い、い、いっちゃううぅ・・」

絶頂へと昇り詰めた典子は、仰向けのままベッドに沈んで行った。
健太は淫蜜まみれになった肉茎を抜くや、
ぼんやりと瞳を半開きにした典子の下腹部に射精した。

つづく・・・

~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~女たちの性書~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」

theme : 官能小説
genre : アダルト

「それってセクハラ?」 第二十章・・・(紅殻格子)

  ※ 小説を読まれる方へ・・・
    更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
    お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
    第一章からお読みいただけるようになっております   


               
「それってセクハラ?」

二十

部屋に静寂が訪れた。
健太は汗ばんだ典子の体を横抱きしながら、
後戯をするように若い肌の感触を楽しんだ。

「君を苦しめる男の名を教えて欲しい」

典子は怯えたような瞳をして、健太へぎゅっとしがみついてきた。

「・・言います・・さっきまで一緒にいた井沢部長です」

「ええっ? 嘘だろう!」

健太は咄嗟に井沢のエビス顔を思い浮かべた。
部下思いで人間的な魅力に溢れる井沢が、
セクハラのような卑劣な行為をするだろうか。

「嘘じゃない。みんな騙されているの。あの男は悪魔よ!」

悪夢が蘇ったのか、典子は腕の中で不意に取り乱した。

確かに人の心はわからない。典子が嘘をつくはずもない。
健太は頭を葉月に平手で叩かれたような衝撃を受けた。

(いくら恩のある井沢部長でも、僕は典子のために戦わなければならない)

健太は意を決すると典子の肩を強く抱いた。
今まで健太は女に甘えてばかりいた。
熟女達は可愛く頼りない健太を求めた。

だが今こそ一人前の男として、
すがりつく典子の支えにならなければならないのだ。
燃え盛る男の本能が、再び健太の肉茎に火をつけた。

「んぐぅ・・ま、また?」

驚く典子の口唇を強引に奪うと、
健太はまだ火照りが残る若い肢体を組み敷いた。

つづく・・・

~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~     ~女たちの性書~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」
エッチな告白体験談ブログ    読み物交差点

theme : 官能小説
genre : アダルト

プロフィール

紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご挨拶
「妄想の座敷牢に」お越しくださいまして ありがとうございます。 ブログ内は性的描写が多く 含まれております。 不快と思われる方、 18歳未満の方の閲覧は お断りさせていただきます。               
児童文学 『プリン』
  
『プリン』を読む
臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、 競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
『プリン』を読む

作 品 紹 介
※ 小説を読まれる方へ・・・   更新記事は新着順に表示されますので、小説を最初からお読みになりたい方は、各カテゴリーから選択していただければ、第一章からお読みいただけます。
最近の記事
FC2カウンター
最近のコメント
データ取得中...
ブログ内検索
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ フィードメーター - 『妄想の座敷牢』~官能小説家、紅殻格子の世界~
アクセスランキング
ご訪問ありがとうございます。
ランダムでブログを紹介
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

携帯からご覧いただけます
QR
FC2ブックマーク
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング
 あと一歩のを目指して…
 日々頑張って書いています

応援よろしくお願いします
FC2官能小説ランキング入り口 
FC2官能小説ランキング入り口
にほんブログ村
いつも応援ありがとうございます。
PVアクセスランキング にほんブログ村
人気ブログランキング
        
人気ブログランキングへ
ジャンル別リンクサイト様
【夫婦性活ブログ】
 
熟女PUREの冒険
【男性主催ブログ】

寝取られ話ファイル~奥さん寝取られ話集~
相互リンクサイト様
※「妄想の座敷牢」はリンクフリーです。 また相互リンクを希望される方は、メールフォームorコメント欄で連絡をいただければ検討させて頂きます。 ※ただし商用目的だけのサイト及び有料アダルトサイトに誘導する目的のサイトは、こちらにお越しくださる皆様のご迷惑となりますのでお断りさせて頂きます。
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク用バーナー
妄想の座敷牢8

妄想の座敷牢7

妄想の座敷牢9

妄想の座敷牢4

妄想の座敷牢6

妄想の座敷牢5