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『人外境の花嫁』六.伏魔殿の監禁者 (二十二)

『人外境の花嫁』 

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六.伏魔殿の監禁者 (二十二)

不意に背後から声がした。

「麻美様、あなたは教団の花嫁となられる方です」

子猿だった。

「花嫁って?」

「花嫁となり、アヤタチ様を継ぐ子を産んで戴くのです」

「そんな・・どうして私が? 誰の花嫁になるって言うの?」

麻美はミーアの手を払い除け、子猿に向かって居住まいを正した。

子猿は平伏した。

「詳しくはわかりませんが、麻美様はアヤタチ様の血筋を引く方と聞いております」

「血筋・・結婚・・」

母が持っていた絵文字の封書を麻美は思い浮かべた。

「父が迎えに来ると、母は言い残して亡くなったわ。アヤタチと名乗る男が私の父親ってことなの?」

「わ、私ごときにはそこまで知らされておりません」

子猿は額を擦りつけるように身を伏せた。

「ただアヤタチ様はご高齢です。この天神会の行く末をお考えになり、然るべき後継者をつくるために、麻美様を拉致せよと命じられたのです」

「では私と結婚する男が、この教団の後継者になるわけなの?」

「いえ、麻美様は天神会の花嫁となられるのです。そして生まれたお子様が、アヤタチ様の後継者になると聞いております」

夫でも子供でも構わないが、政略結婚の道具として、アヤタチと名乗る男が麻美を攫ったことに間違いはないようだった。

つづく…

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『人外境の花嫁』六.伏魔殿の監禁者 (二十一)

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六.伏魔殿の監禁者 (二十一)

忘れかけていた性の悦びだった。

五年もソープ嬢を続けた麻美は、性感どころか肉体もボロボロになっていた。

擦り切れていく体に、恋も性の悦びも諦めかけていた麻美だった。

初めての同性愛だからかもしれない。

目の前で繰り広げられる狂宴の刺激されたのかもしれない。

理由はわからないが、麻美の陰部は快楽を求めて悲鳴をあげていた。

ミーアが昂った淫芽をゆっくりと捏ねる。

「いいっ、ミ、ミーア、お願い・・ゆ、指を入れて・・掻き回して・・」

「うふふ、お任せ下さい」

両脚をM字に開いた麻美の股間に、ミーアは顔を埋めて淫芽を舐め上げながら、ゆっくりと中指を押し入れてきた。

「ああっ、いいの、もっと奥まで入れて!」

ミーアは指をくの字に曲げて、膣壁を擦るように回転させる。そして膣奥に納まる子宮口を指の腹で弾いた。

「ダ、ダメッ・・もう我慢できなくなっちゃうぅぅ・・」

悶絶する麻美は、上半身をぐっと仰け反らせ、ミーアの指をもっと堪能すべく腰を上下に揺すった。

「麻美様のマンコは、男のチンポが欲しいってすすり泣いていますよ」

「そ、そんな・・ああん」

「でもチンポはお預けです。結婚式の夜までは、ミーアの舌と指で我慢してもらいます」

「け、結婚式?」

悦楽の大波に流されながらも、麻美はミーアの言葉をかろうじて聞きとめた。

つづく…

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『人外境の花嫁』六.伏魔殿の監禁者 (二十)

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六.伏魔殿の監禁者 (二十)

軽いミーアの体が麻美に覆い被さった。

「うふふ、麻美様を愛せるなんて光栄です」

ショートヘアの愛らしい童顔に、どこか淫靡で小悪魔的な笑みが浮かんだ。

そして深く瞳を瞑ると、ゆっくりと赤いルージュに模られた口唇を近づけてきた。

ミーアの柔らかい口唇が触れる。

そして生温かい舌先が、麻美の口唇をこじ開けて滑り込んできた。

「ううっ、んぐぅ・・」

巧みに絡むミーアの舌先に、麻美は全身の力が抜けていくのを感じた。

堪らず麻美はミーアを押し返そうとした。

だが弾けんばかりの若い肌の感触が、麻美の高揚しつつある淫情を煽り立てた。

「・・ミ、ミーア」

「麻美様・・お慕いしております」

ミーアはそう耳元で囁くと、すでに尖った麻美の乳首を軽く歯で噛んだ。

「ああ、ダメよ・・レズなんて・・」

麻美の乳首を甘噛みしながら、ミーアはロリータチックな容姿に似つかわぬ性戯で蹂躙していく。

たちまち麻美は翻弄された。

女の性感帯を知り尽くした愛撫が麻美の裸身に施される。

時には強く、時には優しく、ぬめる舌先が硬くなった乳首を弄ぶ。

そしてしなやかに動く指が、淫蜜溢れる秘唇をなぞるように這い回る。

「ああっ、気持ちいい・・こんな若い娘に感じさせられるなんて・・」

全身を陶酔感に包まれながら、麻美はミーアの責めにのたうつしかなかった。

つづく…

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『人外境の花嫁』六.伏魔殿の監禁者 (十九)

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六.伏魔殿の監禁者 (十九)

麻美ははっと理性を取り戻した。

「な、何をするの?」

しかしミーアは麻美に抗う隙も与えず、巧みに儀礼服をたくし上げると、背中から乳房と陰部へ掌を伸ばした。

麻美はミーアの手を振り解こうとしたが、全身の力が抜けてしまって思うようにならない。

ミーアの指が蠢く。

「うふふ、麻美様も感じていらっしゃるんですね?」

「そ、そんなこと・・」

言葉で否定しようとしたが、すでにミーアの指先は麻美の体の変化を捉えていた。

小指の先ほどに勃ってしまった乳首。

内腿まで濡らしてしまっている陰部。

後ろから抱き竦められる姿勢で、麻美はミーアの蜜戯を受けなければならなかった。

「や、止めなさい・・いや、止めて・・」

「ほら、こんなにはしたない音がするほど濡れていらっしゃいますよ、麻美様」

ミーアは耳元で熱く囁くと、クチュクチュ音を立てて陰部を弄った。

いくら辱められても、麻美の下腹部から湧き出す疼きは増幅するばかりだった。

「どうして・・ああ、どうしてなの・・」

同性と肌を合わせる異質感はあるものの、十年以上も性を売ってきた麻美が、ここまで悦楽にのたうつのは初めてのことだった。

まるで全身に媚薬を塗られたかのように、淫靡な感覚が研ぎ澄まされて増幅していく。

ミーアは麻美を仰向けに押し倒すと、儀礼服を脱ぎ棄てた。

チュウ学生と見紛う華奢な裸身である。

未発達な乳房はほとんど膨らみがなく、豆粒ほどの乳首だけが薄紅色のアクセントを与えている。

ヨウ児体型のぽってりした下腹部の下には、まだ生え揃わない陰毛が薄く貼りついていた。

つづく…

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『人外境の花嫁』六.伏魔殿の監禁者(十八)

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六.伏魔殿の監禁者 (十八)

目の前で繰り広げられる光景を、麻美はただぼんやりと眺めていた。

すでに着衣の者はなく、十人ほどの老若男女が、あられもない姿で入り乱れている。

静江には三人の男達が群がっている。

「ヒヒヒ、この乳は揉み具合がいいな」

「ほれ、しっかりしゃぶれ」

「おうおう、締めつけ抜群のマンコだ」

仰向けの男に四つん這いで跨った静江が、口と尻穴を凶刀で串刺しにされている。

一度精を放った一樹も、静江の横で四つん這いになり、副理事長の開脚した股間を舐めさせられている。

そこへ支部長が来て、高く掲げた一樹の尻へ顔を埋めた。

「男の尻もたまにはいいもんだ」

「し、支部長様・・」

一樹の尻穴をしばらく舌先で解していた支部長は、筋肉質の尻肉を鷲づかみにして一気に剛棒を突き立てた。

「うっ、うぐぅ・・」

「静江のマンコもいいが、締まりの良さは男の尻には敵わないものよ」

夫の尻穴に出入りする剛棒を、支部長は楽しげに静江へ見せつけた。

胡坐をかいた子猿も、なよなよした幹部の男に巨刀をくわえさせている。

「くくっ、オカマは男の急所をよく知っているな」

「んぐぅぅ・・す、凄いチンポよ・・ああ、震えが来ちゃう・・」

男は子猿を頬張りながら、自分の肉棒を激しくしごいた。

性宴だった。

男も女もなく、老いも若きもなく、ただ性の悦びに耽る人間の本性がそこにあった。

あるまじき狂態を不快に思いつつも、麻美は体が浮くような高揚感を覚えた。

(穢らわしい・・でも・・)

拉致監禁の屈辱など忘れ、淫邪な光景と不思議な甘い香りに、麻美は下腹部の奥が疼くのを知った。

「・・麻美様」

背後から忍び寄ったミーアが、麻美の背中に抱き縋ってきた。

つづく…

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プロフィール

紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご挨拶
「妄想の座敷牢に」お越しくださいまして ありがとうございます。 ブログ内は性的描写が多く 含まれております。 不快と思われる方、 18歳未満の方の閲覧は お断りさせていただきます。               
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臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、 競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
『プリン』を読む

作 品 紹 介
※ 小説を読まれる方へ・・・   更新記事は新着順に表示されますので、小説を最初からお読みになりたい方は、各カテゴリーから選択していただければ、第一章からお読みいただけます。
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