『あやかしの肌』・・・第三章
『あやかしの肌』
第三章
ネット小説ランキング>【R18官能部門】>あやかしの肌
女と目が合いました。
ふっと口許に淫らな笑みを浮かべた女は、男を蕩けさせる目であたしを誘ったんです。
すっかり腑抜けになったあたしは、命じられるまま、ふらふらとお堂の中へ入って行きました。
あたしは五人の男達に混じって女の肌を弄りました。
いや、ぞっとしましたよ。
男を狂わせる肌と言うんでしょうか。
とにかく触り心地がいい。この世のものではありませんでした。
柔らかいとか、滑らかだとか、教養のないあたしにはとても言葉で伝えられません。
まるで女の肌に吸い込まれ、腹の中の赤子に戻るような安らぎを感じて、あたしはただただうっとりするばかりでした。
それからどうなったかって?
いえ、もうこの先は許して下さいな。
今もこの手に弁天様の肌触りが残っていますよ。
お堂にいた男達も同じでしょうが、あたしは死ぬまであの肌が忘れられないでしょうね。
古女房の肌なんか触ったら、せっかくの感触が穢れてしまいますよ。
もう一度あの肌に触れられるなら、あたしは今の暮らしを捨てても構いません。
無心にあの肌を撫でていたいんです。
あの肌に包まれながら死んだら、そりゃ極楽浄土へ行けるに違いありません。
正気かですって?
ええ、裸弁天の肌は、触った男の人生さえ変えてしまう魔力を持っているんですよ。
つづく・・・
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あたしは五人の男達に混じって女の肌を弄りました。
いや、ぞっとしましたよ。
男を狂わせる肌と言うんでしょうか。
とにかく触り心地がいい。この世のものではありませんでした。
柔らかいとか、滑らかだとか、教養のないあたしにはとても言葉で伝えられません。
まるで女の肌に吸い込まれ、腹の中の赤子に戻るような安らぎを感じて、あたしはただただうっとりするばかりでした。
それからどうなったかって?
いえ、もうこの先は許して下さいな。
今もこの手に弁天様の肌触りが残っていますよ。
お堂にいた男達も同じでしょうが、あたしは死ぬまであの肌が忘れられないでしょうね。
古女房の肌なんか触ったら、せっかくの感触が穢れてしまいますよ。
もう一度あの肌に触れられるなら、あたしは今の暮らしを捨てても構いません。
無心にあの肌を撫でていたいんです。
あの肌に包まれながら死んだら、そりゃ極楽浄土へ行けるに違いありません。
正気かですって?
ええ、裸弁天の肌は、触った男の人生さえ変えてしまう魔力を持っているんですよ。
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