『あやかしの肌』・・・第二章
『あやかしの肌』
第二章
ネット小説ランキング>【R18官能部門】>あやかしの肌
でも驚いたのはそれだけじゃありません。
目を凝らすと、板敷に座って女を見上げる男の影に気づきました。
夜這いじゃないかって?
そりゃあたしだって若い頃は、近所の四十路の後家に通ったから知っていますよ。
ところがそんなありきたりな話じゃないんです。
男五人が裸の女を真ん中にして車座になっていたんです。
女一人に男が五人ですよ。
それもがっちりした体つきの若い男ばかりでした。
女だって見たところ三十歳そこそこの若さですからね。
あたしは固唾を呑んで、事の成り行きを見守りました。
するとね、座っていた男達が一斉に女を取り囲みましてね。
ええ、素っ裸の女にです。
ある者はうなじから肩へ、ある者は背中から尻へ、ある者はつま先から太腿へ・・仄暗いお堂の中で、男達は思い思いに女の体を撫で始めたんです。
いや、もうあたしは吃驚するばかりで。
だって真っ白い女の肌に、十本の手が絡みついているんですよ。
執拗に女の肌を撫でる男達の息が、次第に荒々しくなっていくのがわかりました。
五人の男達に身を委ねた女もまた、恍惚とした顔を月の光に映して、ヒクッヒクッと体を小さく震わせ始めたんです。
ところがその時、お堂の近くに繋いでいた仔馬が嘶いたんです。
はっと男達の動きが止まりました。
そりゃ逃げ出そうとも思いましたよ。
でも金縛りにあったように体が動きません。
つづく・・・
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夜這いじゃないかって?
そりゃあたしだって若い頃は、近所の四十路の後家に通ったから知っていますよ。
ところがそんなありきたりな話じゃないんです。
男五人が裸の女を真ん中にして車座になっていたんです。
女一人に男が五人ですよ。
それもがっちりした体つきの若い男ばかりでした。
女だって見たところ三十歳そこそこの若さですからね。
あたしは固唾を呑んで、事の成り行きを見守りました。
するとね、座っていた男達が一斉に女を取り囲みましてね。
ええ、素っ裸の女にです。
ある者はうなじから肩へ、ある者は背中から尻へ、ある者はつま先から太腿へ・・仄暗いお堂の中で、男達は思い思いに女の体を撫で始めたんです。
いや、もうあたしは吃驚するばかりで。
だって真っ白い女の肌に、十本の手が絡みついているんですよ。
執拗に女の肌を撫でる男達の息が、次第に荒々しくなっていくのがわかりました。
五人の男達に身を委ねた女もまた、恍惚とした顔を月の光に映して、ヒクッヒクッと体を小さく震わせ始めたんです。
ところがその時、お堂の近くに繋いでいた仔馬が嘶いたんです。
はっと男達の動きが止まりました。
そりゃ逃げ出そうとも思いましたよ。
でも金縛りにあったように体が動きません。
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