『風媒花』・・・第十六章
『風 媒 花』
第十六章
湯船の中で知彦はのぼせ上がった。
そんな童貞男の欲情を掻き毟るように、あろうことか美幸は知彦に並んで湯船に浸かった。
「いいお湯ね、久喜さん」
「・・は、はい」
知彦は、話しかけてくる美幸の正反対を向いて相槌を打った。
知彦の頭は忙しく回転した。
(一体どういうつもりなんだ)
知彦を子供扱いして、男として意識していないのか。
それとも一馬と言う夫がありながら、本気で挑発しようとしているのか。
波立つ湯面に、美幸の白い裸身が揺れて映っている。
(どうしよう)
懊悩する知彦へ、美幸はさらに困惑させる行為を仕掛けてきた。
「嫌ねえ・・久喜さんって見かけによらずエッチなのね」
驚いたことに美幸は、湯の中で猛り狂っている知彦の肉茎へ触れてきたのだ。
「あっ、そ、そんなこと・・」
知彦は身を捩って美幸の手を振り解こうとした。
ところが美幸は、ぎゅっと肉茎を強く握ると、そのまま上下にしごき始めた。
「うふふ、凄く大きい・・逞しいわ・・」
「や、止めて下さい・・ご主人がいるのに許されません」
言葉では抗う知彦だったが、初めて女性に肉茎を弄ばれる感触に、その手を払い除けることができなくなっていた。
すっかり知彦の淫欲を掌中にした美幸は、湯から上がって浴槽の縁に座ると、伸びやかな両脚を知彦に向けてM字に開いた。
「夫が言うように、ここを見たら百年の恋も冷めちゃうかな?」
淫らな微笑を口許に湛えた美幸は、小首を傾げて媚びるような瞳を知彦に向けた。
つづく・・・
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そんな童貞男の欲情を掻き毟るように、あろうことか美幸は知彦に並んで湯船に浸かった。
「いいお湯ね、久喜さん」
「・・は、はい」
知彦は、話しかけてくる美幸の正反対を向いて相槌を打った。
知彦の頭は忙しく回転した。
(一体どういうつもりなんだ)
知彦を子供扱いして、男として意識していないのか。
それとも一馬と言う夫がありながら、本気で挑発しようとしているのか。
波立つ湯面に、美幸の白い裸身が揺れて映っている。
(どうしよう)
懊悩する知彦へ、美幸はさらに困惑させる行為を仕掛けてきた。
「嫌ねえ・・久喜さんって見かけによらずエッチなのね」
驚いたことに美幸は、湯の中で猛り狂っている知彦の肉茎へ触れてきたのだ。
「あっ、そ、そんなこと・・」
知彦は身を捩って美幸の手を振り解こうとした。
ところが美幸は、ぎゅっと肉茎を強く握ると、そのまま上下にしごき始めた。
「うふふ、凄く大きい・・逞しいわ・・」
「や、止めて下さい・・ご主人がいるのに許されません」
言葉では抗う知彦だったが、初めて女性に肉茎を弄ばれる感触に、その手を払い除けることができなくなっていた。
すっかり知彦の淫欲を掌中にした美幸は、湯から上がって浴槽の縁に座ると、伸びやかな両脚を知彦に向けてM字に開いた。
「夫が言うように、ここを見たら百年の恋も冷めちゃうかな?」
淫らな微笑を口許に湛えた美幸は、小首を傾げて媚びるような瞳を知彦に向けた。
つづく・・・
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