『遠距離夫婦』・・・第二十三章
『遠距離夫婦』
※心も体も冷え切ってしまった夫婦。
そんな結婚生活にピリオドを打てとばかりに、夫は会社の転勤で単身赴任生活へ。
愛人か妻か・・・ぽっかりと夫の心に空いた隙間を埋めるのは?
第二十三章
洗面所の扉が閉まって清美が現れた。
全裸だった。
「もう脱いじゃった」
唖然とする和久に、清美はあっけらかんと答えた。
小柄なボディとは不釣合いな重量感のある乳房をしている。
昔と比べると張りを失ってやや垂れ気味ではあるが、それが却って熟した果実のように男の淫欲を焚きつける。
ウエストのくびれは浅くなったが、腰周りと逆毛がそよぐ下腹部には、とろけてしまいそうな脂肪がほどよく乗っている。
(淫らな体だ)
和久はごくりと生唾を呑んだ。
しばらく見ない間に、清美の体は完熟して女らしい艶色を醸し出していた。
清美が子猫のように布団の中へ潜り込んできた。
途惑いながらも和久は、久々に触れる妻の熱い肌に下半身を疼かせた。
「・・あなた」
火照った裸身を摺り寄せてくる清美を、和久はたじろぎながらも受け止める。
だがさらに和久を驚かせたのは、清美が布団の中で肉茎へと手を伸ばしてきたことだった。
「い、一体どうしたんだ?」
「欲しいの・・あなたが欲しいの・・」
動揺する和久の肉茎を握って清美は円らな瞳で哀訴した。
「ほ、欲しいって、お前いつからそんな淫らになったんだ」
「あなたがいなくて、寂しくて、我慢できなかったの」
清美は和久の胸に顔を埋め、初めてその心中を打ち明けた。
つづく・・・
『妄想の囲炉裏端・・・紅殻格子呟き日記』
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愛人か妻か・・・ぽっかりと夫の心に空いた隙間を埋めるのは?
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洗面所の扉が閉まって清美が現れた。
全裸だった。
「もう脱いじゃった」
唖然とする和久に、清美はあっけらかんと答えた。
小柄なボディとは不釣合いな重量感のある乳房をしている。
昔と比べると張りを失ってやや垂れ気味ではあるが、それが却って熟した果実のように男の淫欲を焚きつける。
ウエストのくびれは浅くなったが、腰周りと逆毛がそよぐ下腹部には、とろけてしまいそうな脂肪がほどよく乗っている。
(淫らな体だ)
和久はごくりと生唾を呑んだ。
しばらく見ない間に、清美の体は完熟して女らしい艶色を醸し出していた。
清美が子猫のように布団の中へ潜り込んできた。
途惑いながらも和久は、久々に触れる妻の熱い肌に下半身を疼かせた。
「・・あなた」
火照った裸身を摺り寄せてくる清美を、和久はたじろぎながらも受け止める。
だがさらに和久を驚かせたのは、清美が布団の中で肉茎へと手を伸ばしてきたことだった。
「い、一体どうしたんだ?」
「欲しいの・・あなたが欲しいの・・」
動揺する和久の肉茎を握って清美は円らな瞳で哀訴した。
「ほ、欲しいって、お前いつからそんな淫らになったんだ」
「あなたがいなくて、寂しくて、我慢できなかったの」
清美は和久の胸に顔を埋め、初めてその心中を打ち明けた。
つづく・・・
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