『妻は官能小説家』・・・第四章
『妻は官能小説家』
~作品紹介~
男と女を卒業してしまった夫婦。
セックスレスの妻から目をそらして、愛人との淫欲に溺れる夫。
だが妻は、密かに慕う男との愛欲を密かに小説に綴っていた。
その小説を読んだ夫は・・
第四章
雄士はゆっくりと肉茎を押し入れた。
「ああっ、くる・・入ってくるうぅぅ・・」
頭を左右に振り乱し、由希は両脚を雄士の腰へ挟みつけてきた。
まだ若い花奥は、硬さの残る膣壁をぎゅっと強張らせ、侵入する外敵を押し返そうとする。
雄士は抗う花奥を征服するべく、昂ぶった肉茎を激しく突き立てた。
「いいっ、気持ちいいの!」
リズミカルな振動を受け、由希は下腹部の奥で弾ける悦楽に喘いだ。
雄士の肉茎の先端が、締めつける膣襞を掻い潜って子宮を叩く。
「あっ、あっ・・そこ、感じる・・もっと強くぅ・・」
条件反射のように由希もはしたなく腰を振り、肉茎を奥まで迎え入れようとする。
ギシギシとベッドが軋む。
二人は会話を交わすのも忘れ、全身汗まみれになって、体が紡ぎ出す悦楽を貪り合った。
やがて由希は、壊れた発条仕掛けの玩具のように、全身をガクガクと震わせ始めた。
「うううっ、いくぅ・・いっちゃう・・」
獣のようなうめき声を残して、由希はベッドへぐったりと倒れ込んだ。
呼吸を荒げた雄士も、悦楽の粒子が肉茎の先に上り詰めるのを覚えた。
そしてそれが弾けた瞬間、ぬるぬるした肉茎を花奥から抜くと、脂肪がない由希の下腹部へ精液を撒き散らした。
つづく・・
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