『妻は官能小説家』・・・第三章
『妻は官能小説家』
~作品紹介~
男と女を卒業してしまった夫婦。
セックスレスの妻から目をそらして、愛人との淫欲に溺れる夫。
だが妻は、密かに慕う男との愛欲を密かに小説に綴っていた。
その小説を読んだ夫は・・
第三章
だがそれは雄士にも好都合だった。
子供がいる家庭を壊すほど、由希に愛情を抱いているわけではなかった。
雄士は由希の若い肉体が必要なだけで、決してそれ以上の存在になることはないと思っていた。
改めて雄士は由希の肢体を鳥瞰した。
由希の瑞々しい体と比べれば、子供を産んだ妻の体など別の生き物だった。
肌の張りと光沢が比べものにならない。
(これが女だ)
崩れのない美のフォルムが男の官能を刺激する。
鎖に繋がれてぶくぶく太った飼い犬より、ねぐらを持たないしなやかな野良猫の方が、男にとっては遥かに蠱惑的だ。
雄士は細い両脚をM字に立てると、その中央に息づく肉裂を覗き込んだ。
「もう濡れているじゃないか」
「いやん、荒木さんに体を開発されて感じやすくなったのよ」
由希は雄士の愛撫をねだって少し腰を浮かせた。
発情した雌の匂いが広がる。
やりたい盛りの肉裂は、光沢を帯びた濃桃色の淫肉を捲れ上がられていた。
雄士は由希の尻を抱えて肉裂を舐め上げた。
「あっ、いやっ・・だ、だめぇ・・」
由希は腰をよじった。
複雑な肉襞から桃色の肉芽を探り当てると、雄士は舌先でチロチロと弄んだ。
「あん・・いい・・いいの・・」
上半身をぐっと由希は仰け反らせた。
肉裂の縁から透明な淫蜜が零れている。
由希は雄士を抱き寄せると、肉茎をまさぐってその先端を自ら花唇へと導いた。
つづく・・
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