『喝采』・・・第二十七章
『喝 采』 ・・・作品紹介・・・
「ママさん社長」として世間の喝采を浴びる美咲。
だが実態は、大手企業を率いる御曹司に惹かれて愛人となり、夫と子供を裏切って手にした社長の地位だった。
順風満帆な美咲だが、頼りにしていた御曹司から会社への融資を断られ・・・
第二十七章
美咲は愕然とした。
エターナルへの増資話など、逸見は最初から聞く耳を持っていなかったのだ。
「・・で、出まかせよ、あの人が私を裏切るはずがないわ」
「今、逸見の秘書をやっている女を知っておるか?」
「えっ、まさか・・」
美咲はホテルで見た秘書を思い浮かべた。
美咲を睨みつけた目には、あの夜逸見を寝取られた嫉妬がこもっていたのだ。
「そうや。今夜大阪へ帰るのは嘘で、今頃二人は熱海あたりで泊まっているはずや」
「・・・・」
貧血を起こしたように美咲の頭は真っ白になった。
鮫洲は、抜け殻になった美咲をそっと仰向けに押し倒した。
「わしも商売人や。無駄な銭は使わん。お前がいたから数億の金を出したんや。ええか、わしと組めばすぐに会社を大きくしてやるで」
鮫洲は美咲の両脚を開いて組み敷くと、いきり立った男性を秘宮に押し入れてきた。
「うむ、この締まりが堪らん・・ほんまに上玉や・・」
鮫洲は無心に男性を突き上げてくる。
だが美咲の心はすでに体から幽体離脱していた。
「どうだ、感じるか?」
「・・・・」
美咲は魂を失った死体のように、ただガクガクと鮫洲の動きに体を揺らすばかりだった。
つづく・・・
『不如帰~永遠の嘘』『色褪せぬ薔薇』 携帯小説サイト配信情報
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「ママさん社長」として世間の喝采を浴びる美咲。
だが実態は、大手企業を率いる御曹司に惹かれて愛人となり、夫と子供を裏切って手にした社長の地位だった。
順風満帆な美咲だが、頼りにしていた御曹司から会社への融資を断られ・・・
第二十七章
美咲は愕然とした。
エターナルへの増資話など、逸見は最初から聞く耳を持っていなかったのだ。
「・・で、出まかせよ、あの人が私を裏切るはずがないわ」
「今、逸見の秘書をやっている女を知っておるか?」
「えっ、まさか・・」
美咲はホテルで見た秘書を思い浮かべた。
美咲を睨みつけた目には、あの夜逸見を寝取られた嫉妬がこもっていたのだ。
「そうや。今夜大阪へ帰るのは嘘で、今頃二人は熱海あたりで泊まっているはずや」
「・・・・」
貧血を起こしたように美咲の頭は真っ白になった。
鮫洲は、抜け殻になった美咲をそっと仰向けに押し倒した。
「わしも商売人や。無駄な銭は使わん。お前がいたから数億の金を出したんや。ええか、わしと組めばすぐに会社を大きくしてやるで」
鮫洲は美咲の両脚を開いて組み敷くと、いきり立った男性を秘宮に押し入れてきた。
「うむ、この締まりが堪らん・・ほんまに上玉や・・」
鮫洲は無心に男性を突き上げてくる。
だが美咲の心はすでに体から幽体離脱していた。
「どうだ、感じるか?」
「・・・・」
美咲は魂を失った死体のように、ただガクガクと鮫洲の動きに体を揺らすばかりだった。
つづく・・・
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