『喝采』・・・第二十三章
『喝 采』 ・・・作品紹介・・・
「ママさん社長」として世間の喝采を浴びる美咲。
だが実態は、大手企業を率いる御曹司に惹かれて愛人となり、夫と子供を裏切って手にした社長の地位だった。
順風満帆な美咲だが、頼りにしていた御曹司から会社への融資を断られ・・・
第二十三章
ふと逸見の言葉が蘇った。
「経営者として生き残れるかどうかは、今夜お前の鮫洲への接待にかかっている」
いくら好色爺でも、まさか親交ある逸見の愛人を犯したりはしないだろう。
せいぜいお触りバー程度の酒席に違いない。
それさえ我慢すれば、鮫洲の力を借りて馬場の穴埋めができる。
否、鮫洲に貸しをつくれば、飛躍的にエターナルを発展させることもできるのだ。
美咲は、温泉で火照った体に浴衣をまとって、再び鮫洲の待つ離れへ向かった。
鮫洲は一人で熱燗を傾けていた。
「おお、よう来たな」
「はい・・よろしくお願いします」
座卓の対面ではなく、鮫洲は美咲を隣に座らせた。
「この方がお酌してもらいやすいでな」
顔だけでなく、禿頭まで真っ赤に照からせて、鮫洲は嬉しそうにお猪口を突き出した。
仕事の話をしながら用意された徳利が空いていく。
「社長なんかにしておくのが惜しいほど美人やなあ」
「まあ、お上手ですね・・」
「うむ・・このむっちりとした肉づきが素晴らしい」
鮫洲は美咲のヒップを浴衣の上から撫で回してきた。
会社のためと美咲は口唇を噛み締めた。
だが鮫洲の掌は、ますます図々しくヒップから太腿へと這い回ってくる。
「・・さ、鮫洲さん」
「悪いようにはせんから、な、な・・」
つづく・・・
『不如帰~永遠の嘘』『色褪せぬ薔薇』 携帯小説サイト配信情報
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「ママさん社長」として世間の喝采を浴びる美咲。
だが実態は、大手企業を率いる御曹司に惹かれて愛人となり、夫と子供を裏切って手にした社長の地位だった。
順風満帆な美咲だが、頼りにしていた御曹司から会社への融資を断られ・・・
第二十三章
ふと逸見の言葉が蘇った。
「経営者として生き残れるかどうかは、今夜お前の鮫洲への接待にかかっている」
いくら好色爺でも、まさか親交ある逸見の愛人を犯したりはしないだろう。
せいぜいお触りバー程度の酒席に違いない。
それさえ我慢すれば、鮫洲の力を借りて馬場の穴埋めができる。
否、鮫洲に貸しをつくれば、飛躍的にエターナルを発展させることもできるのだ。
美咲は、温泉で火照った体に浴衣をまとって、再び鮫洲の待つ離れへ向かった。
鮫洲は一人で熱燗を傾けていた。
「おお、よう来たな」
「はい・・よろしくお願いします」
座卓の対面ではなく、鮫洲は美咲を隣に座らせた。
「この方がお酌してもらいやすいでな」
顔だけでなく、禿頭まで真っ赤に照からせて、鮫洲は嬉しそうにお猪口を突き出した。
仕事の話をしながら用意された徳利が空いていく。
「社長なんかにしておくのが惜しいほど美人やなあ」
「まあ、お上手ですね・・」
「うむ・・このむっちりとした肉づきが素晴らしい」
鮫洲は美咲のヒップを浴衣の上から撫で回してきた。
会社のためと美咲は口唇を噛み締めた。
だが鮫洲の掌は、ますます図々しくヒップから太腿へと這い回ってくる。
「・・さ、鮫洲さん」
「悪いようにはせんから、な、な・・」
つづく・・・
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