「肉形見」第二十一章・・・(紅殻格子)
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「肉形見」
二十一。
武彦の股間は痛いほど勃起していた。
モデルのような理沙のすらっとした肢体と比べると、
中肉中背の由紀は多少見劣りするかもしれない。
しかし痩せすぎの理沙にない、女性本来の柔らかな肉づきを由紀は持っていた。
そのとろけるような女肉は、
疲れ果てた武彦の体を優しく癒してくれるに違いない。
由紀の体に甘えて溺れたい。
武彦の鼓動は高鳴った。
武彦は節穴から目を離して大きく深呼吸をした。
兄の顔が再び脳裏に現れた。
武彦は罪悪感と自己嫌悪に苛まれた。
尊敬する兄の妻の裸体を覗き見るなど、常識ある人間のすることではない。
「武彦、親父とお袋を頼む・・・」
武彦は兄の遺言を蔑ろにした上、兄嫁の裸身に劣情する愚弟でしかないのだ。
先ほどまで屹立していた肉茎は、急に見る影もないほど萎縮してしまった。
つづく・・・
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そのとろけるような女肉は、
疲れ果てた武彦の体を優しく癒してくれるに違いない。
由紀の体に甘えて溺れたい。
武彦の鼓動は高鳴った。
武彦は節穴から目を離して大きく深呼吸をした。
兄の顔が再び脳裏に現れた。
武彦は罪悪感と自己嫌悪に苛まれた。
尊敬する兄の妻の裸体を覗き見るなど、常識ある人間のすることではない。
「武彦、親父とお袋を頼む・・・」
武彦は兄の遺言を蔑ろにした上、兄嫁の裸身に劣情する愚弟でしかないのだ。
先ほどまで屹立していた肉茎は、急に見る影もないほど萎縮してしまった。
つづく・・・
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