「肉形見」 第二十章・・・(紅殻格子)
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「肉形見」
二十・
もっとよく女湯の様子を探ろうと、武彦は檜の板塀に近づいた。
(おや?)
武彦は板の節目に昔と同じ小さな穴が開いているのを見つけた。
だが覗き穴はその後浩一の父に見つかり、パテで塞がれたはずである。
(客が悪戯したのだろうか?)
武彦は節目の前で考えた。
しかしそんなことはどうでもよかった。
武彦に与えられた選択肢は、節穴を覗くか覗かないかである。
もう子供ではない。
たとえ女湯に美人が入っていたとしても、
覗き趣味のない武彦は食指を動かさないだろう。
しかし由紀となれば別である。
ふと武彦の脳裏に兄の顔が浮かんだ。
意外にもその表情は柔和に笑っていた。
武彦は心の中で智彦に詫びながら、そっと節穴に目を当てた。
そこは高校時代に覗いた時と変わらない白い露の世界だった。
目が慣れると、湯気の中に人影が見えた。
立ってシャワーを浴びている。
じっと目を凝らすと次第に人形は色彩と立体感をもって浮かび出てきた。
無造作に束ねた髪しか印象にない武彦は、
肩まである由紀の濡れた黒髪を見て、思わずはっと息を呑んだ。
黒髪を解き放った兄嫁は女に戻っていた。
シャワーが滴る白い肌から湯気が立ち上って見える。
子供を産んでいない乳房は小ぶりだか形は崩れていない。
つんと上を向いた薄い鳶色の乳首を頂きに、
その膨らみはゼリーのようにふるふると震える。
括れたウエストから腰回り、そして下腹部にかけては、
三十路の女盛りに相応しく、うっすらと脂肪が乗ってむっちり感を醸し出している。
尻はどっしりと重みがありそうだが、白桃のように軟らかく艶やかである。
そして処女雪のように純白な太股のつけ根には、
淡い翳りが妙に生々しく浮き出してる。
つづく・・・
[妄想の囲炉裏端]
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(おや?)
武彦は板の節目に昔と同じ小さな穴が開いているのを見つけた。
だが覗き穴はその後浩一の父に見つかり、パテで塞がれたはずである。
(客が悪戯したのだろうか?)
武彦は節目の前で考えた。
しかしそんなことはどうでもよかった。
武彦に与えられた選択肢は、節穴を覗くか覗かないかである。
もう子供ではない。
たとえ女湯に美人が入っていたとしても、
覗き趣味のない武彦は食指を動かさないだろう。
しかし由紀となれば別である。
ふと武彦の脳裏に兄の顔が浮かんだ。
意外にもその表情は柔和に笑っていた。
武彦は心の中で智彦に詫びながら、そっと節穴に目を当てた。
そこは高校時代に覗いた時と変わらない白い露の世界だった。
目が慣れると、湯気の中に人影が見えた。
立ってシャワーを浴びている。
じっと目を凝らすと次第に人形は色彩と立体感をもって浮かび出てきた。
無造作に束ねた髪しか印象にない武彦は、
肩まである由紀の濡れた黒髪を見て、思わずはっと息を呑んだ。
黒髪を解き放った兄嫁は女に戻っていた。
シャワーが滴る白い肌から湯気が立ち上って見える。
子供を産んでいない乳房は小ぶりだか形は崩れていない。
つんと上を向いた薄い鳶色の乳首を頂きに、
その膨らみはゼリーのようにふるふると震える。
括れたウエストから腰回り、そして下腹部にかけては、
三十路の女盛りに相応しく、うっすらと脂肪が乗ってむっちり感を醸し出している。
尻はどっしりと重みがありそうだが、白桃のように軟らかく艶やかである。
そして処女雪のように純白な太股のつけ根には、
淡い翳りが妙に生々しく浮き出してる。
つづく・・・
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