「肉形見」 第十七章・・・(紅殻格子)
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「肉形見」
十七・
こんこんと湧き出す乳白色の湯が、僅かな滑りを残して肌を伝う。
朦々と立ち込める湯気を吸い込むと、
都会の排気ガスで乾涸びた肺の隅々にまで潤いが戻る心地がした。
(ああ、生き返る)
武彦は湯船で大きく背を伸ばした。
体に溜まった都会のストレスが、乳白色の湯の中で溶け出していく。
体に馴染んだ故郷の湯は、武彦の帰郷を労ってくれているようだった。
武彦はふと恋人の理沙を思った。
得意先に勤務する理沙とつきあい始めて一年が経つ。
若い彼女は髪を茶色に染め、ばっちりとメイクをして、
流行のモードを颯爽と着こなす現代的美人である。
彼女の趣味は多彩で、海外旅行とスキューバー・ダイビングに凝っている。
この年末も理沙は早々と休みを取り、
今頃サイパンの青い海に潜っているはずだった。
初めて理沙の肢体を目にした夜、武彦は震えた。
背は武彦より高く、スリムなボディと長い両脚は日本人離れしていた。
しかし胸は細身な肢体に似合わず、
砲弾型の巨乳が重力に逆らって突き出し、
きゅっと締まった小振りなヒップが武彦の欲情を駆り立てた。
つづく・・・
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こんこんと湧き出す乳白色の湯が、僅かな滑りを残して肌を伝う。
朦々と立ち込める湯気を吸い込むと、
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(ああ、生き返る)
武彦は湯船で大きく背を伸ばした。
体に溜まった都会のストレスが、乳白色の湯の中で溶け出していく。
体に馴染んだ故郷の湯は、武彦の帰郷を労ってくれているようだった。
武彦はふと恋人の理沙を思った。
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若い彼女は髪を茶色に染め、ばっちりとメイクをして、
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この年末も理沙は早々と休みを取り、
今頃サイパンの青い海に潜っているはずだった。
初めて理沙の肢体を目にした夜、武彦は震えた。
背は武彦より高く、スリムなボディと長い両脚は日本人離れしていた。
しかし胸は細身な肢体に似合わず、
砲弾型の巨乳が重力に逆らって突き出し、
きゅっと締まった小振りなヒップが武彦の欲情を駆り立てた。
つづく・・・
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