「それってセクハラ?」第三章・・・(紅殻格子)
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「それってセクハラ?」
三
おまたせ。
あら、この赤ワイン結構美味しいじゃない。
何ぼんやりしているのよ。もっと注ぎなさいよ。
え、飲み過ぎじゃないかって?
何よ、自分で買ったお酒をどう飲もうと勝手でしょう。
で、どこまで話したっけ。そうそう新幹線までよね。
仙台に着いてからは、マイクロバスを借りて市内観光。
青葉城とか七夕で有名なアーケード街とかね。
夜は仙台の奥座敷と言われる作並温泉で一泊したわ。
温泉に入って浴衣に着替えたら大宴会よ。
みんなに飲まされて、宴会が終わった後はもうフラフラだったわ。
部屋に戻って布団に入ったら、誰かがドアを叩くのよ。
酔っていたせいもあって、私、不用意にドアを開けちゃったの。
そうしたらそこに鮫島がいて、強引に部屋に入ってきたのよ。
女は私だけだから一人部屋でしょう。
そのまま相撲みたいに、布団の上に寄り倒されちゃったの。
そりゃ、今度は抵抗したわよ。
でも浴衣って簡単に脱がされちゃうでしょう。
肝心な下着だって、ブラなんかすぐに捲り上げられちゃうし・・
「赤星さんがずっと好きだったんだよ。な、悪いようにはしないから、
今晩だけ俺のわがままを聞いてくれ」って。
いくら抵抗しても男の力には敵わなかった。
下着を剥ぎ取られた私は、なすすべもなく鮫島に組み敷かれちゃったの。
あら、何で怒っているの?
どうして大声を出して助けを呼ばないのかって?
そうねえ。さっきも話したけど、やっぱり会社に縛られていたからかなあ・・
会社って身分制度が公認されている世界じゃない。
社長の命令に逆らえば打ち首よね。
そこまで極端じゃないにしても、心の奥底にそういう意識が眠っているのよ。
つづく・・・
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「それってセクハラ?」
三
おまたせ。
あら、この赤ワイン結構美味しいじゃない。
何ぼんやりしているのよ。もっと注ぎなさいよ。
え、飲み過ぎじゃないかって?
何よ、自分で買ったお酒をどう飲もうと勝手でしょう。
で、どこまで話したっけ。そうそう新幹線までよね。
仙台に着いてからは、マイクロバスを借りて市内観光。
青葉城とか七夕で有名なアーケード街とかね。
夜は仙台の奥座敷と言われる作並温泉で一泊したわ。
温泉に入って浴衣に着替えたら大宴会よ。
みんなに飲まされて、宴会が終わった後はもうフラフラだったわ。
部屋に戻って布団に入ったら、誰かがドアを叩くのよ。
酔っていたせいもあって、私、不用意にドアを開けちゃったの。
そうしたらそこに鮫島がいて、強引に部屋に入ってきたのよ。
女は私だけだから一人部屋でしょう。
そのまま相撲みたいに、布団の上に寄り倒されちゃったの。
そりゃ、今度は抵抗したわよ。
でも浴衣って簡単に脱がされちゃうでしょう。
肝心な下着だって、ブラなんかすぐに捲り上げられちゃうし・・
「赤星さんがずっと好きだったんだよ。な、悪いようにはしないから、
今晩だけ俺のわがままを聞いてくれ」って。
いくら抵抗しても男の力には敵わなかった。
下着を剥ぎ取られた私は、なすすべもなく鮫島に組み敷かれちゃったの。
あら、何で怒っているの?
どうして大声を出して助けを呼ばないのかって?
そうねえ。さっきも話したけど、やっぱり会社に縛られていたからかなあ・・
会社って身分制度が公認されている世界じゃない。
社長の命令に逆らえば打ち首よね。
そこまで極端じゃないにしても、心の奥底にそういう意識が眠っているのよ。
つづく・・・