「禁断の遺伝子」第十九章・・・(紅殻格子)
※ 小説を読まれる方へ・・・
更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
第一章からお読みいただけるようになっております
『禁断の遺伝子』・・・・紅殻格子
十九
その途端、鴻巣が大声で笑った。
「アハハ・・安っぽい夫婦の三文芝居を観せられたら、できるものもできなくなるよ」
鴻巣は月絵の体から離れると、脱ぎ捨てた浴衣に再び腕を通した。
「後は一人で大丈夫だろう。悪いが私は帰らせてもらうよ」
「し、しかし鴻巣さん」
「私は最初からご主人の計画に乗り気ではなかった。
実の母と娘を犯したら、間違いなく地獄行きだ。
あの世で待っている孝蔵様と静子奥様に合わせる顔がない」
鴻巣は客間へ続く襖を開けてにっこり笑った。
「子守唄代わりに、お嬢さんの喘ぎ声をたっぷり聞かせてもらうよ。
老人にはそれがほどほどだ」
それだけ言うと、鴻巣は襖をピシャと閉めてしまった。
夫婦の寝間に静けさが戻った。
周一は心の中で鴻巣に手を合わせつつ、呆然とする月絵に踊りかかった。
「つ、月絵」
周一は月絵を組み敷くや、いきなりいきり立った肉茎を押し入れた。
「あ、あなた・・」
ぶるっと全身を震わせた月絵が、抗うことなく周一の腰に抱きついてきた。
「月絵、月絵・・」
狂ったように周一は柔らかい花奥を突きまくった。
「あなた・・いい・・気持ちいいの」
月絵は細面で整った顔を歪め、隣に鴻巣がいることも忘れて絶叫した。
千切れんばかりに乳房を振り乱し、律動する周一の体にすがりついてくる。
「うぐぐくぅ・・もっと、あなたもっと激しく突いて・・」
獣のように野太い唸り声を上げ、月絵は上半身を弓なりに仰け反らせた。
溶鉱炉のようにドロドロと熱い花奥が、ギュッと周一の猛る肉茎を締めつける。
「あなた、もういく・・ああっ、もういっちゃう・・」
月絵は全身をガクガクと痙攣させ、絶頂の渦に巻き込まれて果てた。
同時に周一も月絵の花奥へ精を撒き散らした。
そして二人は抱き合ったまま、厚い敷布団の中へゆっくりと沈んで行った。
しんと静まり返った部屋に、いつまでも夫婦の荒い呼吸だけが響き残った。
つづく・・・
更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
第一章からお読みいただけるようになっております
『禁断の遺伝子』・・・・紅殻格子
十九
その途端、鴻巣が大声で笑った。
「アハハ・・安っぽい夫婦の三文芝居を観せられたら、できるものもできなくなるよ」
鴻巣は月絵の体から離れると、脱ぎ捨てた浴衣に再び腕を通した。
「後は一人で大丈夫だろう。悪いが私は帰らせてもらうよ」
「し、しかし鴻巣さん」
「私は最初からご主人の計画に乗り気ではなかった。
実の母と娘を犯したら、間違いなく地獄行きだ。
あの世で待っている孝蔵様と静子奥様に合わせる顔がない」
鴻巣は客間へ続く襖を開けてにっこり笑った。
「子守唄代わりに、お嬢さんの喘ぎ声をたっぷり聞かせてもらうよ。
老人にはそれがほどほどだ」
それだけ言うと、鴻巣は襖をピシャと閉めてしまった。
夫婦の寝間に静けさが戻った。
周一は心の中で鴻巣に手を合わせつつ、呆然とする月絵に踊りかかった。
「つ、月絵」
周一は月絵を組み敷くや、いきなりいきり立った肉茎を押し入れた。
「あ、あなた・・」
ぶるっと全身を震わせた月絵が、抗うことなく周一の腰に抱きついてきた。
「月絵、月絵・・」
狂ったように周一は柔らかい花奥を突きまくった。
「あなた・・いい・・気持ちいいの」
月絵は細面で整った顔を歪め、隣に鴻巣がいることも忘れて絶叫した。
千切れんばかりに乳房を振り乱し、律動する周一の体にすがりついてくる。
「うぐぐくぅ・・もっと、あなたもっと激しく突いて・・」
獣のように野太い唸り声を上げ、月絵は上半身を弓なりに仰け反らせた。
溶鉱炉のようにドロドロと熱い花奥が、ギュッと周一の猛る肉茎を締めつける。
「あなた、もういく・・ああっ、もういっちゃう・・」
月絵は全身をガクガクと痙攣させ、絶頂の渦に巻き込まれて果てた。
同時に周一も月絵の花奥へ精を撒き散らした。
そして二人は抱き合ったまま、厚い敷布団の中へゆっくりと沈んで行った。
しんと静まり返った部屋に、いつまでも夫婦の荒い呼吸だけが響き残った。
つづく・・・