『人外境の花嫁』八.山奥の探索者(十九)
『人外境の花嫁』
FC2 Blog Ranking
八.山奥の探索者 (十九)
この世の光景とは思えなかった。
男と女の秘め事が、白昼堂々、しかも仲間達の前で堂々と営まれているのだ。
一人はまだ二十代前半だろうか、キャバクラで働いていそうな茶髪の女である。
「ああっ、とろけちゃう」
四つん這いになって上半身を弓なりに反らし、背後から中年男に尻を抱えられていた。
脇でじっと見ていた若い男が、すでにそり立った男根を、うっとりした女の口許へ捩じり込んでいく。
また一人の女はもう三十代半ばぐらいか、むっちりとした小太りな体が艶めかしい。
「んぐっ、んぐぅ・・おいひい、大きなチンポがおいひいよぉ」
両脚をV字に開いて男を受け入れながら、顔の左右から差し出された若い男の男根二本を交互に頬張っている。
もう一人の女は、おそらく五十路に近い熟女で、細いフレームの眼鏡をかけた、インテリ女教師然とした顔立ちをしている。
「いいっ、たまらないわぁ・・お願い、硬いチンポでお尻の穴をもっと突いてぇ!」
女はその容貌からは想像できない隠語を連呼し、仰向けに寝た若い男に跨り、千切れんばかりに垂れた乳房を揺らしている。
月絵は唖然と立ち尽くすしかなかった。
人前で性行為に耽ること自体があり得ないのに、もっと不気味なのは、それを平然と周囲の者が受け入れていることだった。
性行為に麻痺しているのか、女達の喘ぎ声など気にせず、読書に集中したり会話に花を咲かせたりしている修行者が多いのだ。
まるで食事かスポーツでもするかのように、セックスが羞恥も遠慮もない日常生活と認められているようだった。
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
にほんブログ村
人気ブログランキング~愛と性~
紅殻格子の日記は「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に記載しています。
FC2 Blog Ranking
八.山奥の探索者 (十九)
この世の光景とは思えなかった。
男と女の秘め事が、白昼堂々、しかも仲間達の前で堂々と営まれているのだ。
一人はまだ二十代前半だろうか、キャバクラで働いていそうな茶髪の女である。
「ああっ、とろけちゃう」
四つん這いになって上半身を弓なりに反らし、背後から中年男に尻を抱えられていた。
脇でじっと見ていた若い男が、すでにそり立った男根を、うっとりした女の口許へ捩じり込んでいく。
また一人の女はもう三十代半ばぐらいか、むっちりとした小太りな体が艶めかしい。
「んぐっ、んぐぅ・・おいひい、大きなチンポがおいひいよぉ」
両脚をV字に開いて男を受け入れながら、顔の左右から差し出された若い男の男根二本を交互に頬張っている。
もう一人の女は、おそらく五十路に近い熟女で、細いフレームの眼鏡をかけた、インテリ女教師然とした顔立ちをしている。
「いいっ、たまらないわぁ・・お願い、硬いチンポでお尻の穴をもっと突いてぇ!」
女はその容貌からは想像できない隠語を連呼し、仰向けに寝た若い男に跨り、千切れんばかりに垂れた乳房を揺らしている。
月絵は唖然と立ち尽くすしかなかった。
人前で性行為に耽ること自体があり得ないのに、もっと不気味なのは、それを平然と周囲の者が受け入れていることだった。
性行為に麻痺しているのか、女達の喘ぎ声など気にせず、読書に集中したり会話に花を咲かせたりしている修行者が多いのだ。
まるで食事かスポーツでもするかのように、セックスが羞恥も遠慮もない日常生活と認められているようだった。
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
にほんブログ村
人気ブログランキング~愛と性~
紅殻格子の日記は「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に記載しています。