『人外境の花嫁』三.青楼街の偏執狂(三)
『人外境の花嫁』
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三.青楼街の偏執狂(三)
吉水月絵。
降矢木ファーマシーに勤務するアルバイト店員である。
今年二十歳になる月絵は、東京の某有名私立大学に通いながら、地元横浜にあるこの薬局で働いていた。
汗を拭き拭き畠山健一は真面目な表情で言った。
「お世辞じゃないよ。月絵ちゃんだったら、うちの雑誌のグラビアを飾れるもの」
「えっ、畠山さんが勤める出版社って、エッチな雑誌しか出してないじゃないですか?」
「うん、月絵ちゃんが脱いでくれるなら、巻頭見開きで、現役女子大生初ヌードって見出しにするけどなあ」
「いっ、嫌です。絶対嫌ですっ!」
白衣に身を包んだ月絵は、背中まである栗色の艶やかな髪を左右に振った。
女子高時代、何度かファッション誌のモデルに誘われたこともある月絵は、日本人離れした身長一七〇センチのグラマラスな肢体を誇っていた。
ウエストからヒップにかけてのスリムなボディラインに、おそらくDカップはあろう巨乳が胸元を押し上げている。
「水着でもいいんだけどなあ・・月絵ちゃんなら立派なグラビアアイドルになれるよ」
「馬鹿なこと言わないで下さい。こんな大女がアイドルになれるはずないでしょう? 顔だって可愛くないし・・」
「そんなことないよ。確かに月絵ちゃんはアイドル系じゃないけど、そのエロ美人っぽい顔立ちがそそるんだよねえ」
「エ、エロ美人・・もうっ、失礼ね!」
月絵はきっと畠山を睨みつけるや、掃除していたはたきを投げつけた。
つづく…
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紅殻格子の日記は「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に記載しています。
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吉水月絵。
降矢木ファーマシーに勤務するアルバイト店員である。
今年二十歳になる月絵は、東京の某有名私立大学に通いながら、地元横浜にあるこの薬局で働いていた。
汗を拭き拭き畠山健一は真面目な表情で言った。
「お世辞じゃないよ。月絵ちゃんだったら、うちの雑誌のグラビアを飾れるもの」
「えっ、畠山さんが勤める出版社って、エッチな雑誌しか出してないじゃないですか?」
「うん、月絵ちゃんが脱いでくれるなら、巻頭見開きで、現役女子大生初ヌードって見出しにするけどなあ」
「いっ、嫌です。絶対嫌ですっ!」
白衣に身を包んだ月絵は、背中まである栗色の艶やかな髪を左右に振った。
女子高時代、何度かファッション誌のモデルに誘われたこともある月絵は、日本人離れした身長一七〇センチのグラマラスな肢体を誇っていた。
ウエストからヒップにかけてのスリムなボディラインに、おそらくDカップはあろう巨乳が胸元を押し上げている。
「水着でもいいんだけどなあ・・月絵ちゃんなら立派なグラビアアイドルになれるよ」
「馬鹿なこと言わないで下さい。こんな大女がアイドルになれるはずないでしょう? 顔だって可愛くないし・・」
「そんなことないよ。確かに月絵ちゃんはアイドル系じゃないけど、そのエロ美人っぽい顔立ちがそそるんだよねえ」
「エ、エロ美人・・もうっ、失礼ね!」
月絵はきっと畠山を睨みつけるや、掃除していたはたきを投げつけた。
つづく…
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