『合 わ せ 鏡』 第十二章
『合 わ せ 鏡』
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(十二 )
野崎はその早紀の変化を見逃さなかった。
パソコンをサイドテーブルに置くや、座っていた早紀をベッドに押し倒した。
「あ、いや」
抗う早紀に体を覆いかぶらせて動けなくし、手を太腿からタイトスカートの中へ滑らせた。
早紀は必死に太腿を閉じて野崎を拒んだ。
だが巧みに動く百戦錬磨の指先は、ストッキングとショーツの上からでも、ピンポイントで早紀の敏感な部分を探り当てた。
「やめて下さい」
早紀は蠢く指を避けようと腰をよじった。
「やめて下さいだって?君は俺に犯されたくて金沢まで来たんだろう?」
「…で、でも、それは仕事で…アダミットを売るために、仕方なく…」
「仕事だって?嘘をつくんじゃない。仕事のためだけで、これほどバルトリン腺液をおびただしく分泌できるはずがない」
野崎は意地悪く鼻先で笑った。
早紀はかっと顔が火照るのを感じた。
プライドが音をたてて崩れ、全身の力が抜けていく。
馬乗りになった野崎は、手早く早紀の上着を脱がせた。
「思った通り、極上のもち肌だ。しかも女としてちょうどいい体脂肪率だな」
早紀の体を診察するように、野崎は腹部の脂肪をつまんだ。
「いや…」
「褒めているんだよ」
早紀は野崎に口唇を奪われた。
智彦と違って、髭がもぞもぞしてくすぐったい。
「うっ」
野崎は口唇の隙間から舌先を捻じ込むと同時に、背中に手を回して巧みにブラジャーを外した。
「ほう、これまた見事な乳房だ。仰向けに寝ても、しっかりと半球形を保っている。
乳房も若い娘と遜色ないほど愛らしい。おや、興奮したのか、ピンと尖ってきたぞ」
野崎の診たて一つ一つが、早紀に今まで味わったこともない羞じらいを与えた。
そしてその羞恥が、早紀の体に眠っていた、男に荒々しく愛されたいという女の本能を目覚めさせていった。
凝縮した乳暈と強請る乳首を、野崎は舌先とブラシのような髭で嬲り始めた。
「あ、だめ…」
不器用で一人よがりな智彦の愛撫とは違い、野崎は早紀の反応をチェックしながらツボをついてくる。
「あ、あん…いやぁ…」
早紀は堪えなければと自分に必死に言い聞かせるが、女の本能に目覚めた体は、より貪欲に愛撫を求めようとする。
「気持ちよくなってきたようだな」
野崎は早紀の耳に降伏を勧告すると、ゆっくりと下半身の武装解除にとりかかった。
生まれたままの姿にされた早紀は、DVDで見た京子のように、両脚を大きく開かされた。
「…は、恥ずかしい」
嫌々するように首を横に振る早紀を見据えながら、野崎は敏感な秘所を触診し始めた。
「うむ、京子のより少し淫毛が濃いかな。陰唇が肉厚で、全体的にふっくらしているね」
野崎の指が淫裂の縁に沿って、つるっと滑るのを感じた。
「ああっ」
最も敏感なクリトリスに指先が触れると、すでに言うことを聞かない体が、勝手に歓喜の声をあげた。
「感度も良好だ。こんこんと愛液を湧き上げて、まさに男を悦ばせるために生まれてきたような性器だ」
野崎の指が、体の中にぬるっと入ってくるのがわかった。
感電するようなクリトリスの鋭敏な刺激とは違う、全身の神経を麻痺させる深い悦楽の波動が早紀を襲った。
「せ、先生…もう許して下さい」
「口と体は裏腹だろ」
野崎の言葉と指が早紀の体を蹂躙する。
だが不思議なことに屈辱的な仕打ちを受けるたびに早紀の体は悦びの旋律を奏でていった。
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
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野崎はその早紀の変化を見逃さなかった。
パソコンをサイドテーブルに置くや、座っていた早紀をベッドに押し倒した。
「あ、いや」
抗う早紀に体を覆いかぶらせて動けなくし、手を太腿からタイトスカートの中へ滑らせた。
早紀は必死に太腿を閉じて野崎を拒んだ。
だが巧みに動く百戦錬磨の指先は、ストッキングとショーツの上からでも、ピンポイントで早紀の敏感な部分を探り当てた。
「やめて下さい」
早紀は蠢く指を避けようと腰をよじった。
「やめて下さいだって?君は俺に犯されたくて金沢まで来たんだろう?」
「…で、でも、それは仕事で…アダミットを売るために、仕方なく…」
「仕事だって?嘘をつくんじゃない。仕事のためだけで、これほどバルトリン腺液をおびただしく分泌できるはずがない」
野崎は意地悪く鼻先で笑った。
早紀はかっと顔が火照るのを感じた。
プライドが音をたてて崩れ、全身の力が抜けていく。
馬乗りになった野崎は、手早く早紀の上着を脱がせた。
「思った通り、極上のもち肌だ。しかも女としてちょうどいい体脂肪率だな」
早紀の体を診察するように、野崎は腹部の脂肪をつまんだ。
「いや…」
「褒めているんだよ」
早紀は野崎に口唇を奪われた。
智彦と違って、髭がもぞもぞしてくすぐったい。
「うっ」
野崎は口唇の隙間から舌先を捻じ込むと同時に、背中に手を回して巧みにブラジャーを外した。
「ほう、これまた見事な乳房だ。仰向けに寝ても、しっかりと半球形を保っている。
乳房も若い娘と遜色ないほど愛らしい。おや、興奮したのか、ピンと尖ってきたぞ」
野崎の診たて一つ一つが、早紀に今まで味わったこともない羞じらいを与えた。
そしてその羞恥が、早紀の体に眠っていた、男に荒々しく愛されたいという女の本能を目覚めさせていった。
凝縮した乳暈と強請る乳首を、野崎は舌先とブラシのような髭で嬲り始めた。
「あ、だめ…」
不器用で一人よがりな智彦の愛撫とは違い、野崎は早紀の反応をチェックしながらツボをついてくる。
「あ、あん…いやぁ…」
早紀は堪えなければと自分に必死に言い聞かせるが、女の本能に目覚めた体は、より貪欲に愛撫を求めようとする。
「気持ちよくなってきたようだな」
野崎は早紀の耳に降伏を勧告すると、ゆっくりと下半身の武装解除にとりかかった。
生まれたままの姿にされた早紀は、DVDで見た京子のように、両脚を大きく開かされた。
「…は、恥ずかしい」
嫌々するように首を横に振る早紀を見据えながら、野崎は敏感な秘所を触診し始めた。
「うむ、京子のより少し淫毛が濃いかな。陰唇が肉厚で、全体的にふっくらしているね」
野崎の指が淫裂の縁に沿って、つるっと滑るのを感じた。
「ああっ」
最も敏感なクリトリスに指先が触れると、すでに言うことを聞かない体が、勝手に歓喜の声をあげた。
「感度も良好だ。こんこんと愛液を湧き上げて、まさに男を悦ばせるために生まれてきたような性器だ」
野崎の指が、体の中にぬるっと入ってくるのがわかった。
感電するようなクリトリスの鋭敏な刺激とは違う、全身の神経を麻痺させる深い悦楽の波動が早紀を襲った。
「せ、先生…もう許して下さい」
「口と体は裏腹だろ」
野崎の言葉と指が早紀の体を蹂躙する。
だが不思議なことに屈辱的な仕打ちを受けるたびに早紀の体は悦びの旋律を奏でていった。
つづく…
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