『合 わ せ 鏡』 第四章
『合 わ せ 鏡』
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(四)
もう三十路に近い早紀だが、まだその体は若い頃の張りを保っていた。
しかも年を経るごとに女の丸みを帯び、熟れた果実にも似た甘い香りを放つようになっていた。
背が高いため、痩せぎすに見られがちだった体型も、今は全身にほどよい脂肪が乗ってふくよかさを増している。
味気ない固いゴムのようだった乳房には、ふるふると震える軟らかな感触が備わってきた。
腰からヒップにかけても、女らしいむっちりとした質感を醸し出している。
ぎこちない手つきで乳房を洗う智彦の股間が、むくむくと脈動しているのが見えた。
「あ、あん…何か変な気持ちになるぅ」
早紀はわざと大きく胸で呼吸して、乳房を感じているように波打たせた。
自信を得たのか、智彦の手に力がこもる。
早紀は少しずつ両脚を開き、智彦の男の本能を誘っていく。
「あう、智くん…智くん…」
智彦は導かれるように秘唇を指で弄り始めた。
だが女の扱いに熟練しきらない智彦の指先は、触ってほしい小さな肉芽の周囲をうろうろするだけだった。
早紀は仕方なく感じる素振りをして腰を動かし、逆に肉芽で指を追い求めなければならなかった。
「智くん、気持ちいいよ…」
早紀は懸命に夫を励ました。
セックスに関しては初心過ぎる智彦だが、早紀はそれでも十分満足していた。
それは男が女に貞淑さを求める感覚に近いかもしれない。
じん…、と演技ではない痺れが走った。
「智くん…今度は私がしてあげる」
智彦を浴槽の縁に腰かけさせると、早紀は彼の足を開いて股間を前に跪いた。
愛らしい肉茎は、すでに天を指してピクッ、ピクッと脈打っている。
早紀は硬直した肉茎をしばらく手で弄びながら、上目遣いに智彦の上気していく顔を楽しんだ。
「ああ、早紀…」
智彦がうめいた。
早紀は口唇をすぼめ、ゆっくりと熱棒を飲み込んだ。
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に戻る
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もう三十路に近い早紀だが、まだその体は若い頃の張りを保っていた。
しかも年を経るごとに女の丸みを帯び、熟れた果実にも似た甘い香りを放つようになっていた。
背が高いため、痩せぎすに見られがちだった体型も、今は全身にほどよい脂肪が乗ってふくよかさを増している。
味気ない固いゴムのようだった乳房には、ふるふると震える軟らかな感触が備わってきた。
腰からヒップにかけても、女らしいむっちりとした質感を醸し出している。
ぎこちない手つきで乳房を洗う智彦の股間が、むくむくと脈動しているのが見えた。
「あ、あん…何か変な気持ちになるぅ」
早紀はわざと大きく胸で呼吸して、乳房を感じているように波打たせた。
自信を得たのか、智彦の手に力がこもる。
早紀は少しずつ両脚を開き、智彦の男の本能を誘っていく。
「あう、智くん…智くん…」
智彦は導かれるように秘唇を指で弄り始めた。
だが女の扱いに熟練しきらない智彦の指先は、触ってほしい小さな肉芽の周囲をうろうろするだけだった。
早紀は仕方なく感じる素振りをして腰を動かし、逆に肉芽で指を追い求めなければならなかった。
「智くん、気持ちいいよ…」
早紀は懸命に夫を励ました。
セックスに関しては初心過ぎる智彦だが、早紀はそれでも十分満足していた。
それは男が女に貞淑さを求める感覚に近いかもしれない。
じん…、と演技ではない痺れが走った。
「智くん…今度は私がしてあげる」
智彦を浴槽の縁に腰かけさせると、早紀は彼の足を開いて股間を前に跪いた。
愛らしい肉茎は、すでに天を指してピクッ、ピクッと脈打っている。
早紀は硬直した肉茎をしばらく手で弄びながら、上目遣いに智彦の上気していく顔を楽しんだ。
「ああ、早紀…」
智彦がうめいた。
早紀は口唇をすぼめ、ゆっくりと熱棒を飲み込んだ。
つづく…
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