『闇に抱かれて』 第十四章
『闇に抱かれて』
FC2 R18官能小説
(十四)
送信者 tuzuki tomohiko
日時 2003年11月××日
宛先 akaboshi akira
件名 Re:凄かったです。
『こちらこそ有難うございました。
晶君が覗いでいるのを知ってからの妻の反応には、私も正直驚きました。
狂った妻は、初めて自分からフェラを求め、あろうことか禁断の四文字を口走りました。
私が知る限りの妻からは、全く考えられない淫らな行為です。
ショックでした。
でもあれが隠しつづけていた妻の本性なのかもしれません。
妻の行動と晶君のメールで、何故私が妻に強く嫉妬を覚えるのか、思い当たることがあるので書いてみます。
私と妻は社内恋愛の末に結ばれました。
入社以来、私は同じ職場にいた妻に魅せられていました。
しかし妻は当時、私の同僚である山岸とつき合っていたのです。
一度は諦めましたが、優秀な山岸はすぐに本社へ転勤となり、妻はあっさりと捨てられました。
私は迷いましたが、妻への恋心が再燃して交際を申し込みました。
過去にこだわるのが無意味であることは承知しています。
しかし晶君が指摘する通り、私は独占欲が強い男なのかもしれません。
今も時々、会社の全体会議などで山岸と顔を合わせることがあります。
そんな夜は、妻が山岸と愛し合う幻影に苛まれ、嫉妬の渦が巻き起こります。
昨夜の淫らな四文字も、山岸が妻の体に刻み込んだ一生消えない刺青に思えてなりません。
しかし晶君。
確かに嫉妬は被虐的な悦楽を生みます。
でもそれは、独占欲が裏切られた結果の副産物に過ぎません。
決して悦楽を求めるために、愛する妻を他人に委ねるのではありません。
できれば忌まわしい過去を消し去って、もっと妻を独り占めしたいのです。
その気持ちが強くなればなるほど、何故か私は、逆に妻を君に分け与えたい衝動に駆られます。
常に相反する感情が、私の心の中に同居しているわけです。
もう止しましょう。
やはりこれは私の心の問題で、晶君を巻き込むべきではありませんでした。
さて今後の予定をお話します。
最終的に私は、晶君と妻を共有する夢を抱いています。
そこで妻に晶君への抵抗感が失せるまで、しばらくこの状態を続けようと思います。
私たち夫婦の閨に晶君がいることが当たり前になるまで、もう少し覗きで我慢して下さい。
ではまたご連絡します。』
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
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(十四)
送信者 tuzuki tomohiko
日時 2003年11月××日
宛先 akaboshi akira
件名 Re:凄かったです。
『こちらこそ有難うございました。
晶君が覗いでいるのを知ってからの妻の反応には、私も正直驚きました。
狂った妻は、初めて自分からフェラを求め、あろうことか禁断の四文字を口走りました。
私が知る限りの妻からは、全く考えられない淫らな行為です。
ショックでした。
でもあれが隠しつづけていた妻の本性なのかもしれません。
妻の行動と晶君のメールで、何故私が妻に強く嫉妬を覚えるのか、思い当たることがあるので書いてみます。
私と妻は社内恋愛の末に結ばれました。
入社以来、私は同じ職場にいた妻に魅せられていました。
しかし妻は当時、私の同僚である山岸とつき合っていたのです。
一度は諦めましたが、優秀な山岸はすぐに本社へ転勤となり、妻はあっさりと捨てられました。
私は迷いましたが、妻への恋心が再燃して交際を申し込みました。
過去にこだわるのが無意味であることは承知しています。
しかし晶君が指摘する通り、私は独占欲が強い男なのかもしれません。
今も時々、会社の全体会議などで山岸と顔を合わせることがあります。
そんな夜は、妻が山岸と愛し合う幻影に苛まれ、嫉妬の渦が巻き起こります。
昨夜の淫らな四文字も、山岸が妻の体に刻み込んだ一生消えない刺青に思えてなりません。
しかし晶君。
確かに嫉妬は被虐的な悦楽を生みます。
でもそれは、独占欲が裏切られた結果の副産物に過ぎません。
決して悦楽を求めるために、愛する妻を他人に委ねるのではありません。
できれば忌まわしい過去を消し去って、もっと妻を独り占めしたいのです。
その気持ちが強くなればなるほど、何故か私は、逆に妻を君に分け与えたい衝動に駆られます。
常に相反する感情が、私の心の中に同居しているわけです。
もう止しましょう。
やはりこれは私の心の問題で、晶君を巻き込むべきではありませんでした。
さて今後の予定をお話します。
最終的に私は、晶君と妻を共有する夢を抱いています。
そこで妻に晶君への抵抗感が失せるまで、しばらくこの状態を続けようと思います。
私たち夫婦の閨に晶君がいることが当たり前になるまで、もう少し覗きで我慢して下さい。
ではまたご連絡します。』
つづく…
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