『再びの夏』 第十八章
『再びの夏』(十八)
FC2 R18官能小説
(十八)
巧みな指先がブラジャーを外す。
重みのある乳房が零れ出た。
若い頃の張りはないが、ふるふるとゼリーのように震える豊満な乳房だ。
大学生だった邦彦は、この乳房に顔を埋めるのが好きで、赤ん坊のように吸いついて離さなかった。
由紀子は邦彦の愛撫を待った。
ところが邦彦は何を思ったか、ベッドの脇に置いてある鞄をまさぐり始めた。
「何しているの?」
「さっきも言っただろう。四年間お預けをくわされて変態になったって」
邦彦は黒いロープを手に、にっこりと笑みを浮かべた。
由紀子は戸惑った。
「え、どうするつもりなの?」
「由紀子を縛りたい」
「で、でも…」
「大丈夫だ。痛くしないから」
今まで見たこともないギラギラとした目をしていた。
邦彦は由紀子を椅子に座らせると、背もたれの後ろで両手首を縛った。
そして両の乳房にもロープを交差させて背中に渡し、縛りあげる。
ロープで圧迫された乳房が、縄間から絞り出されるように隆起していた。
ひりひりするほど表面の皮膚が張り、乳首が小指の先ぐらい立っている。
「痛くない?」
「ええ、でも変な感じ…」
邦彦は張りつめた乳房を、下から上へと軽く撫ぜた。
「ああっ!」
由紀子は思わず身をよじった。
縛められて敏感になった乳房が、今までにない強い悦楽の波を全身に送る。
邦彦はにんまりと笑い、尖った乳首を交互に舌先で舐めた。
「ああん…ああ…」
「どう?気持ちいいだろう」
「うん、いいの…でもどこでこんなこと教わったの?」
「自己流だよ。今までずっと由紀子に仕込まれてきたから、これからは僕がいろいろなことを教えてやろうと思ってね」
「仕込まれたなんて酷いわ…奥さんにもこんなことしているの?」
「まさか。あいつとはセックスだってろくにしてないよ」
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に戻る
FC2 R18官能小説
(十八)
巧みな指先がブラジャーを外す。
重みのある乳房が零れ出た。
若い頃の張りはないが、ふるふるとゼリーのように震える豊満な乳房だ。
大学生だった邦彦は、この乳房に顔を埋めるのが好きで、赤ん坊のように吸いついて離さなかった。
由紀子は邦彦の愛撫を待った。
ところが邦彦は何を思ったか、ベッドの脇に置いてある鞄をまさぐり始めた。
「何しているの?」
「さっきも言っただろう。四年間お預けをくわされて変態になったって」
邦彦は黒いロープを手に、にっこりと笑みを浮かべた。
由紀子は戸惑った。
「え、どうするつもりなの?」
「由紀子を縛りたい」
「で、でも…」
「大丈夫だ。痛くしないから」
今まで見たこともないギラギラとした目をしていた。
邦彦は由紀子を椅子に座らせると、背もたれの後ろで両手首を縛った。
そして両の乳房にもロープを交差させて背中に渡し、縛りあげる。
ロープで圧迫された乳房が、縄間から絞り出されるように隆起していた。
ひりひりするほど表面の皮膚が張り、乳首が小指の先ぐらい立っている。
「痛くない?」
「ええ、でも変な感じ…」
邦彦は張りつめた乳房を、下から上へと軽く撫ぜた。
「ああっ!」
由紀子は思わず身をよじった。
縛められて敏感になった乳房が、今までにない強い悦楽の波を全身に送る。
邦彦はにんまりと笑い、尖った乳首を交互に舌先で舐めた。
「ああん…ああ…」
「どう?気持ちいいだろう」
「うん、いいの…でもどこでこんなこと教わったの?」
「自己流だよ。今までずっと由紀子に仕込まれてきたから、これからは僕がいろいろなことを教えてやろうと思ってね」
「仕込まれたなんて酷いわ…奥さんにもこんなことしているの?」
「まさか。あいつとはセックスだってろくにしてないよ」
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に戻る