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『再びの夏』 第十二章

『再びの夏』(十二)
FC2 R18官能小説

(十二)

由紀子は再び邦彦を椅子に座らせると、その前に立って服を脱ぎ始めた。

女体を知らぬ邦彦の熱い目線が、露になった柔肌に突き刺さる。
そんな淫らな刺激が、由紀子をストリッパーさながらに挑発的に舞わせた。

匂い立つような熟し切った裸体を前に、邦彦の愛らしい瞳が、征服欲に憑かれた雌の本能を宿していくのがわかる。

「来て」

由紀子は椅子に座って邦彦を呼んだ。
そして邦彦を足元に跪かせると、犬にお預けを仕込むように、目の前でゆっくりと両脚を開いた。

黒々と茂る草叢の下を、息を荒らげた邦彦が食い入るように覗き込んでいる。

「どう、初めて見た感想は?」

「は、はい…すごいです。もうびしょびしょに濡れて…」

「あなたが悪いのよ。私の体をじろじろ見たりするから。ねえ、舐めていいのよ」

「…はい」

邦彦は、淫らに濡れそぼつ陰部に顔を近づけた。
子宮が覗くほどに開いた淫花に、ざらついた舌先が触れた。

「あっ」

全身に電流が走り、由紀子はビクッと両脚を痙攣させた。

「す、すみません」

由紀子が痛がったと勘違いしたのか、邦彦は慌てて謝った。

「違うの、気持ちよかったのよ。いいからもっと続けて」

邦彦はほっと安堵の表情を見せ、再び草叢の中に顔を埋めた。
由紀子ははしたないほど声をあげた。

「ああ…気持ちいいわ。もっと上のほうも、あっ、そこ…そこがいいのぉ…強く、もっと強く舐めてぇ…」

郁夫のことはおろか、隣で寝ている英夫のことすら由紀子は忘れて喘いだ。

「もう、我慢できない」

由紀子は邦彦を立たせて抱きつくと、そのままひんやりと冷たい床に押し倒した。

つづく…

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紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

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日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
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