『再びの夏』 第十章
『再びの夏』(十)
FC2 R18官能小説
(十)
「エッチな坊やね」
そう耳元で囁くと、由紀子は邦彦の腕を取って胸の谷間で挟みつけた。
「だ、だめです」
邦彦は息を荒げながら、ちらちらと乳房に触れる自分の腕を見た。
そんな仕草の一つ一つが、由紀子の母性本能を淫らに燃え立たせる。
「だめって言っても、良からぬことを考えているんでしょう?」
由紀子は、すでに不自然に膨らんだズボンの中心を掌で触れてみた。
石のように硬い。
由紀子は賭けに勝ったと思った。
「お、奥さん…」
邦彦はビクッと全身を震わせて姿勢を正した。
「ほら、ごらんなさい。こんなに大きくなっているじゃない」
俯いている邦彦の顔を覗き込んだ。
羞恥に顔を赤らめ、瞳が落ち着きなく揺れている。
(可愛い…めちゃくちゃにしてやりたい)
夫を裏切る罪悪感は頭から消えていた。
今、由紀子を支配しているのは、獲物を捕らえようとする雌の本能だけだった。
由紀子は邦彦に全裸になるよう命じた。
邦彦は、戸惑いを隠せない緩慢な動作で立ち上がると、恥じらいながらブリーフ一枚を残して裸になった。
贅肉がほとんどない長身な体は、褐色の肌に、しなやかな筋肉がうっすらと浮き出して見える。
久しぶりに見る若い男の肉体に、由紀子は下腹部の疼きを覚えた。
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に戻る
FC2 R18官能小説
(十)
「エッチな坊やね」
そう耳元で囁くと、由紀子は邦彦の腕を取って胸の谷間で挟みつけた。
「だ、だめです」
邦彦は息を荒げながら、ちらちらと乳房に触れる自分の腕を見た。
そんな仕草の一つ一つが、由紀子の母性本能を淫らに燃え立たせる。
「だめって言っても、良からぬことを考えているんでしょう?」
由紀子は、すでに不自然に膨らんだズボンの中心を掌で触れてみた。
石のように硬い。
由紀子は賭けに勝ったと思った。
「お、奥さん…」
邦彦はビクッと全身を震わせて姿勢を正した。
「ほら、ごらんなさい。こんなに大きくなっているじゃない」
俯いている邦彦の顔を覗き込んだ。
羞恥に顔を赤らめ、瞳が落ち着きなく揺れている。
(可愛い…めちゃくちゃにしてやりたい)
夫を裏切る罪悪感は頭から消えていた。
今、由紀子を支配しているのは、獲物を捕らえようとする雌の本能だけだった。
由紀子は邦彦に全裸になるよう命じた。
邦彦は、戸惑いを隠せない緩慢な動作で立ち上がると、恥じらいながらブリーフ一枚を残して裸になった。
贅肉がほとんどない長身な体は、褐色の肌に、しなやかな筋肉がうっすらと浮き出して見える。
久しぶりに見る若い男の肉体に、由紀子は下腹部の疼きを覚えた。
つづく…
皆様から頂くが小説を書く原動力です
「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に戻る