『蟻地獄』 第十五章
『蟻地獄』
十五
真っ暗な部屋。
和彦は明かりもつけずに、リビングのソフィに座った。
「さてと・・」
隣室の状況を窺いながら、暗闇に煙草の火をぽっと灯した。
佳美のビキニ姿を見せつけられた川崎は、和彦が不在の部屋で、間違いなく劣情を行動に移すに違いない。
佳美も、すでに体を許した男と二人きりで、青白い淫らな欲望の炎を下腹部に燃やしているだろう。
おそらく和彦の酔い方から、佳美と川崎は、たっぷり二時間は熟睡すると考えているはずだ。
漆黒の闇に、隣室の情景が膨らんでいく。
(・・・・)
和彦が部屋を出て行くと、若さを持て余した川崎は、ソファに座っている佳美を背後から抱き締めた。
「もう我慢できない」
佳美のTシャツを捲り上げた川崎は、ブラのホックをもどかしそうに外した。
「ダメよ、まだパパが寝てないかも・・」
艶めかしい佳美の声とともに、圧迫されていた乳房が弾け出した。
「すごく柔らかい・・」
佳美を膝の上に載せた川崎は、背中から手を回して、日焼けしていない白い膨らみを揉みしだいた。
「ああ、ダメ・・」
川崎の掌に弄ばれて、砲弾型の豊かな乳房が淫らに形を変えていく。
すでに感じているのか、粟粒のように凝縮した乳暈と尖った乳首が、乳房に食い込む指の間から食み出している。
川崎の若さは暴発して止まらない。
そのほとばしる情熱に、佳美はそっと手を川崎の股間へ伸ばしてみた。
「いやん、もう大きくなっている・・」
固いジーンズの布地を通して、破裂しそうな川崎の欲情が伝わってくる。
その熱さにほだされた佳美は、和彦のことなど忘れてジーンズを引きずり下ろした。
つづく…
「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に戻る
十五
真っ暗な部屋。
和彦は明かりもつけずに、リビングのソフィに座った。
「さてと・・」
隣室の状況を窺いながら、暗闇に煙草の火をぽっと灯した。
佳美のビキニ姿を見せつけられた川崎は、和彦が不在の部屋で、間違いなく劣情を行動に移すに違いない。
佳美も、すでに体を許した男と二人きりで、青白い淫らな欲望の炎を下腹部に燃やしているだろう。
おそらく和彦の酔い方から、佳美と川崎は、たっぷり二時間は熟睡すると考えているはずだ。
漆黒の闇に、隣室の情景が膨らんでいく。
(・・・・)
和彦が部屋を出て行くと、若さを持て余した川崎は、ソファに座っている佳美を背後から抱き締めた。
「もう我慢できない」
佳美のTシャツを捲り上げた川崎は、ブラのホックをもどかしそうに外した。
「ダメよ、まだパパが寝てないかも・・」
艶めかしい佳美の声とともに、圧迫されていた乳房が弾け出した。
「すごく柔らかい・・」
佳美を膝の上に載せた川崎は、背中から手を回して、日焼けしていない白い膨らみを揉みしだいた。
「ああ、ダメ・・」
川崎の掌に弄ばれて、砲弾型の豊かな乳房が淫らに形を変えていく。
すでに感じているのか、粟粒のように凝縮した乳暈と尖った乳首が、乳房に食い込む指の間から食み出している。
川崎の若さは暴発して止まらない。
そのほとばしる情熱に、佳美はそっと手を川崎の股間へ伸ばしてみた。
「いやん、もう大きくなっている・・」
固いジーンズの布地を通して、破裂しそうな川崎の欲情が伝わってくる。
その熱さにほだされた佳美は、和彦のことなど忘れてジーンズを引きずり下ろした。
つづく…
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