『マネキン妻の懊悩』(二十)
『マネキン妻の懊悩』(二十)
「妄想の囲炉裏端」紅殻格子の呟き入口
FC2 R18官能小説
二十
美咲は上気した両頬を掌で隠した。
(先生に気があるだなんて・・)
美咲は懸命にママの言葉を認めまいとした。
だがいくら美咲が拒んでも、心の奥底にいるイヴは、山田抜きには生きられない愛奴に身を落としつつあった。
コホンと咳払いして、山田はやや低い声で美咲に命じた。
「さあ、皆さんの前で裸になってもらおうかな」
美咲は無言で首を横に振った。
「おや、今日一日は僕の忠実な奴隷になる約束だろう」
「で、でも・・恐い・・」
薄暗い店内を見回すと、カウンター席の三人が目を光らせている。
「嫌ならこの店から一人で帰るんだな」
山田はぶっきらぼうにグラスをあおった。
「い、いや・・私、先生に見捨てられたら・・」
山田の捨て台詞が、かろうじて残っていた美咲の理性を消し去った。
そして美咲の心と体は、完全にイヴの支配下に置かれたのだった。
美咲はカウンター席から立ち上がると、もじもじしながら白いボディコンワンピを床へ落とした。
「は、恥ずかしい・・先生・・」
羞恥に身悶える下着姿の美咲を無視して、山田は隣に座る三人の男女へ話しかけた。
「どうですか? 三十五歳の人妻です」
「人妻? 生娘みたいに綺麗な体をしているじゃないか」
「うん、きゅっと締まった小さいヒップがそそるねえ」
「そうね、柚木先生にはもったいない美人だわ」
三人の男女は美咲の体に感嘆の声をあげた。
つづく…
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美咲は上気した両頬を掌で隠した。
(先生に気があるだなんて・・)
美咲は懸命にママの言葉を認めまいとした。
だがいくら美咲が拒んでも、心の奥底にいるイヴは、山田抜きには生きられない愛奴に身を落としつつあった。
コホンと咳払いして、山田はやや低い声で美咲に命じた。
「さあ、皆さんの前で裸になってもらおうかな」
美咲は無言で首を横に振った。
「おや、今日一日は僕の忠実な奴隷になる約束だろう」
「で、でも・・恐い・・」
薄暗い店内を見回すと、カウンター席の三人が目を光らせている。
「嫌ならこの店から一人で帰るんだな」
山田はぶっきらぼうにグラスをあおった。
「い、いや・・私、先生に見捨てられたら・・」
山田の捨て台詞が、かろうじて残っていた美咲の理性を消し去った。
そして美咲の心と体は、完全にイヴの支配下に置かれたのだった。
美咲はカウンター席から立ち上がると、もじもじしながら白いボディコンワンピを床へ落とした。
「は、恥ずかしい・・先生・・」
羞恥に身悶える下着姿の美咲を無視して、山田は隣に座る三人の男女へ話しかけた。
「どうですか? 三十五歳の人妻です」
「人妻? 生娘みたいに綺麗な体をしているじゃないか」
「うん、きゅっと締まった小さいヒップがそそるねえ」
「そうね、柚木先生にはもったいない美人だわ」
三人の男女は美咲の体に感嘆の声をあげた。
つづく…
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