『マネキン妻の懊悩』(十九)
『マネキン妻の懊悩』(十九)
「妄想の囲炉裏端」紅殻格子の呟き入口
FC2 R18官能小説
十九
最近話題のハプニング・バーとは、カップル喫茶と並んで、集う男女が自由な性を楽しむスペースある。
主体はカップルだが、店によっては単独の男性も参加できる。
カップル同士がセックスを見せ合うだけでなく、お互い気に入れば、スワッピングに発展することもある。
また単独男性にセックスを覗かせたり、パートナーの女性を貸し出したりするカップルもいる。
ついでに山田は、店内にいる人物について語った。
カウンターに座る二人の男性は、一人がママの夫、もう一人はママの愛人だった。
普通なら修羅場の関係だが、そこはハプニング・バーのオーナーらしく、山田はこの店で三人が愛し合う姿を何度も目撃していると言う。
そしてボックス席のカップルは、やはりこの店の常連で、四十歳の人妻と若い燕の大学生だった。
年齢差は二十歳もあるが、やりたい盛りとやられたい盛りで、来店するやひたすらセックスに没頭するらしい。
美咲は怪訝な表情で山田に尋ねた。
「先生もこの店の常連なんですか?」
「ん、まあ、時々だよ。官能小説家は常に新しいセックス・スタイルを取材しないとね」
「へえ、どなたと来られるんですか? 愛人はたくさんいらっしゃるでしょうけど」
美咲はぷうっと頬を膨らませた。
「い、いや、愛人なんていないよ。来る時はいつも一人だよ。ね、ママ」
ママは笑って頷きながら美咲を見つめた。
「あなた、先生に気があるのね」
「ち、違います。山・・いえ、柚木先生に無理矢理誘われただけで、好きとか嫌いとか言う関係じゃありません」
剥きになって美咲は否定した。
「いいわよ、言い訳しなくても。今夜は暇だから楽しんでいらっしゃいね」
そう言うと、ママはカウンターを出て、夫と愛人の間に腰をかけ、同時に両手で二人の股間を弄り始めた。
つづく…
『紅殻格子メディア掲載作品&携帯小説配信サイト』紹介
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主体はカップルだが、店によっては単独の男性も参加できる。
カップル同士がセックスを見せ合うだけでなく、お互い気に入れば、スワッピングに発展することもある。
また単独男性にセックスを覗かせたり、パートナーの女性を貸し出したりするカップルもいる。
ついでに山田は、店内にいる人物について語った。
カウンターに座る二人の男性は、一人がママの夫、もう一人はママの愛人だった。
普通なら修羅場の関係だが、そこはハプニング・バーのオーナーらしく、山田はこの店で三人が愛し合う姿を何度も目撃していると言う。
そしてボックス席のカップルは、やはりこの店の常連で、四十歳の人妻と若い燕の大学生だった。
年齢差は二十歳もあるが、やりたい盛りとやられたい盛りで、来店するやひたすらセックスに没頭するらしい。
美咲は怪訝な表情で山田に尋ねた。
「先生もこの店の常連なんですか?」
「ん、まあ、時々だよ。官能小説家は常に新しいセックス・スタイルを取材しないとね」
「へえ、どなたと来られるんですか? 愛人はたくさんいらっしゃるでしょうけど」
美咲はぷうっと頬を膨らませた。
「い、いや、愛人なんていないよ。来る時はいつも一人だよ。ね、ママ」
ママは笑って頷きながら美咲を見つめた。
「あなた、先生に気があるのね」
「ち、違います。山・・いえ、柚木先生に無理矢理誘われただけで、好きとか嫌いとか言う関係じゃありません」
剥きになって美咲は否定した。
「いいわよ、言い訳しなくても。今夜は暇だから楽しんでいらっしゃいね」
そう言うと、ママはカウンターを出て、夫と愛人の間に腰をかけ、同時に両手で二人の股間を弄り始めた。
つづく…
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