『パート妻の純情』(十五)
『パート妻の純情』(十五)
「妄想の囲炉裏端」紅殻格子の呟き入口
FC2 R18官能小説
心の奥底で、浩平に抱かれることを夢想する自分に彩子は愕然とした。
ズキンと下腹部が疼いた。
そして家族への後ろめたさが苦々しく彩子を襲った。
彩子は浩平を見つめた。
(でもこんなオバサンと有り得ないわよね)
彩子は下腹部の疼きにそう言い聞かせた。
宝くじより確率が低い夢に、彩子は悲しく自らを嘲笑した。
「大丈夫、任せておきなさい」
彩子は胸を叩いた。
「有難うございます。では航空券とホテルの手配は僕が済ませておきますから」
「わかったわ。それより早くあの娘達をカラオケに連れて行ってあげなさい」
彩子がそう急かすと、浩平は事務所へ戻って行った。
ぽつんと彩子は街角に残された。
照明が落ちたショーウインドウに、ぽつんと彩子の姿が写っている。
(夢だからいいのよ)
彩子は吐く息が白い北国の街を、どこか朦朧としながら地下鉄の駅へ向かった。
つづく…
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『紅殻格子メディア掲載作品&携帯小説配信サイト』紹介
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ズキンと下腹部が疼いた。
そして家族への後ろめたさが苦々しく彩子を襲った。
彩子は浩平を見つめた。
(でもこんなオバサンと有り得ないわよね)
彩子は下腹部の疼きにそう言い聞かせた。
宝くじより確率が低い夢に、彩子は悲しく自らを嘲笑した。
「大丈夫、任せておきなさい」
彩子は胸を叩いた。
「有難うございます。では航空券とホテルの手配は僕が済ませておきますから」
「わかったわ。それより早くあの娘達をカラオケに連れて行ってあげなさい」
彩子がそう急かすと、浩平は事務所へ戻って行った。
ぽつんと彩子は街角に残された。
照明が落ちたショーウインドウに、ぽつんと彩子の姿が写っている。
(夢だからいいのよ)
彩子は吐く息が白い北国の街を、どこか朦朧としながら地下鉄の駅へ向かった。
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