『パート妻の純情』(四)
『パート妻の純情』(四)
「妄想の囲炉裏端」紅殻格子の呟き入口
FC2 R18官能小説
結婚前と比べると、すっかりオジサン臭くなってしまった国夫。
髪は薄くなり、太鼓腹はタヌキも顔負けだ。雄の凛々しさなど微塵もなく、哀れなほど老いさらばえている。
だが彩子はそんな国夫でも愛おしかった。
酷く仕事で疲れていても、国夫は彩子のわがままを聞いてくれる。
ぐっすり眠りたいはずなのに、拒むことなく形だけでも彩子を抱いてくれる。
恨むどころか、感謝してもしきれない優しい夫なのだ。
彩子は風邪をひかないよう国夫に毛布をかけると、そっと寝室を後にして浴室へ向かった。
深夜のバスルーム。
熱い湯の飛沫が肌を刺す。
朦々と湧く湯気の中、彩子は自分の裸身を鏡に写して見た。
(夫ばかりを責められないかも・・)
彩子は苦笑混じりにそう呟くと、最近弛み始めた体へシャワーを向けた。
三十六歳になっても、くりっとした瞳と丸い童顔のせいで、見た目は年よりも若やいで見られる。
だが裸身となると、下腹部辺りにぼってりと贅肉がつき、ウエストの括れが浅くなってしまっている。
そして乳房は、出産による乳暈の黒ずみは消えたものの、張りを失って引力に完敗してしまっている。
つづく…
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髪は薄くなり、太鼓腹はタヌキも顔負けだ。雄の凛々しさなど微塵もなく、哀れなほど老いさらばえている。
だが彩子はそんな国夫でも愛おしかった。
酷く仕事で疲れていても、国夫は彩子のわがままを聞いてくれる。
ぐっすり眠りたいはずなのに、拒むことなく形だけでも彩子を抱いてくれる。
恨むどころか、感謝してもしきれない優しい夫なのだ。
彩子は風邪をひかないよう国夫に毛布をかけると、そっと寝室を後にして浴室へ向かった。
深夜のバスルーム。
熱い湯の飛沫が肌を刺す。
朦々と湧く湯気の中、彩子は自分の裸身を鏡に写して見た。
(夫ばかりを責められないかも・・)
彩子は苦笑混じりにそう呟くと、最近弛み始めた体へシャワーを向けた。
三十六歳になっても、くりっとした瞳と丸い童顔のせいで、見た目は年よりも若やいで見られる。
だが裸身となると、下腹部辺りにぼってりと贅肉がつき、ウエストの括れが浅くなってしまっている。
そして乳房は、出産による乳暈の黒ずみは消えたものの、張りを失って引力に完敗してしまっている。
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