『パート妻の純情』(二)
『パート妻の純情』(二)
「妄想の囲炉裏端」紅殻格子の呟き入口
FC2 R18官能小説
結婚して十四年。
国夫は四十二歳、彩子は三十六歳になる。早いもので一粒種の明夫は、今年の春から中学校に通っている。
飽きるほど夫婦を続けてきた国夫に、今更デリカシーを期待する方が土台無理なのかもしれない。
しかも国夫は、リストラの嵐が吹き荒れる銀行で、過酷な中間管理職の立場にあった。
毎晩サービス残業が続き、身も心もボロ雑巾のように疲れ果てている。
国夫にすればセックスより睡眠の方が切実なのだろう。
銀行員の妻ならば、月に僅か二回でも、夫婦生活があることを感謝すべきなのかもしれない。
彩子は夫の苦労がわからぬほど愚かな妻ではない。
だが女は幾つになってもムードが欲しいのだ。
年一回しか抱いてくれなくても、ロマンチックに愛してくれさえすれば、それだけで女の心と体は潤いを取り戻せるのだ。
ところが国夫の愛撫にはムードの欠片すらなかった。
背後から彩子の乳房へ手を伸ばすと、パジャマの上から気忙しく揉みしだいた。
「あん・・乱暴にしないで・・」
衣擦れの音だけが響く静寂の闇に、小さく艶めいた彩子の吐息が混じり始める。
それを聞いた国夫は、乳房から早々に撤退すると、彩子のパジャマのズボンをずり下ろした。
「いやん」
ショーツごと脱がされてお尻を丸出した彩子は、鼻にかかった甘え声で国夫に形だけ抗うふりをした。
そんな彩子の名艶技に一瞥もくれず、国夫はお尻を一撫ですると、背後からクレパス伝いに淫花へと指を這わせた。
「ううっ」
彩子は不意に口を突く歓喜を呑み込んだ。
もう淫花はぐっしょりと夜露に濡れている。
せめて愛撫で一回はと願う彩子に、無情にも国夫はいきなり挿入してきた。
つづく…
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しかも国夫は、リストラの嵐が吹き荒れる銀行で、過酷な中間管理職の立場にあった。
毎晩サービス残業が続き、身も心もボロ雑巾のように疲れ果てている。
国夫にすればセックスより睡眠の方が切実なのだろう。
銀行員の妻ならば、月に僅か二回でも、夫婦生活があることを感謝すべきなのかもしれない。
彩子は夫の苦労がわからぬほど愚かな妻ではない。
だが女は幾つになってもムードが欲しいのだ。
年一回しか抱いてくれなくても、ロマンチックに愛してくれさえすれば、それだけで女の心と体は潤いを取り戻せるのだ。
ところが国夫の愛撫にはムードの欠片すらなかった。
背後から彩子の乳房へ手を伸ばすと、パジャマの上から気忙しく揉みしだいた。
「あん・・乱暴にしないで・・」
衣擦れの音だけが響く静寂の闇に、小さく艶めいた彩子の吐息が混じり始める。
それを聞いた国夫は、乳房から早々に撤退すると、彩子のパジャマのズボンをずり下ろした。
「いやん」
ショーツごと脱がされてお尻を丸出した彩子は、鼻にかかった甘え声で国夫に形だけ抗うふりをした。
そんな彩子の名艶技に一瞥もくれず、国夫はお尻を一撫ですると、背後からクレパス伝いに淫花へと指を這わせた。
「ううっ」
彩子は不意に口を突く歓喜を呑み込んだ。
もう淫花はぐっしょりと夜露に濡れている。
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