心の闇① オカマ山探訪記(その3)・・・降矢木士朗
心の闇① オカマ山探訪記(その3) 降矢木士朗
大変な状況です。
パンツ丸出しで寝たふりする女装子と、闇夜に紛れて女装子をめぐり牽制し合う男達・・・一体誰が最初に女装子に声をかけるのでしょうか・・・
私と月絵は蚊に刺されながら、じっと待つしかありません。
じれったいのか、女装子はもじもじと体を動かし始める始末。
でも結局、男達は街燈に浮かぶ女装子の太股を観ながら、誰も動こうとしなかったのです。
女装子は帰ってしまいました。
残されたのは、私と月絵、そして獲物を失ってしまった男達です。
私達はオカマ山を下りて上野駅に向かいました。
オカマ山の下では、若い男と女がはしゃいでいました。
おそらくこんな世界がすぐ近くで展開しているとは思いもしないでしょう。
心の闇です。
女装子にしても男達にしても、求め求めてここ上野で大胆な行為を試みているのです。
でも私はそれが人間だと思います。
自分の本性を封じ込めて、生きている常識人もたくさんいますよね。
それは一生の後悔かもしれません。
女装子がどんな行為を求めていたかはわかりません。
男達の性器をくわえさせられ、口の中に複数の男の精液を放出されたかったのでしょうか・・・或いは代わる代わる男達に尻穴を犯されたいと思ったのでしょうか・・・
でもそれでいいと思います。
欲望を叶えない人生など敗北の人生です。
実に素晴らしい夜でした。
月絵はひどく興奮してしまって・・・またオカマ山に行きたいと五月蝿く誘われている次第です。
でも蚊がねえ・・・
終り
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私と月絵は蚊に刺されながら、じっと待つしかありません。
じれったいのか、女装子はもじもじと体を動かし始める始末。
でも結局、男達は街燈に浮かぶ女装子の太股を観ながら、誰も動こうとしなかったのです。
女装子は帰ってしまいました。
残されたのは、私と月絵、そして獲物を失ってしまった男達です。
私達はオカマ山を下りて上野駅に向かいました。
オカマ山の下では、若い男と女がはしゃいでいました。
おそらくこんな世界がすぐ近くで展開しているとは思いもしないでしょう。
心の闇です。
女装子にしても男達にしても、求め求めてここ上野で大胆な行為を試みているのです。
でも私はそれが人間だと思います。
自分の本性を封じ込めて、生きている常識人もたくさんいますよね。
それは一生の後悔かもしれません。
女装子がどんな行為を求めていたかはわかりません。
男達の性器をくわえさせられ、口の中に複数の男の精液を放出されたかったのでしょうか・・・或いは代わる代わる男達に尻穴を犯されたいと思ったのでしょうか・・・
でもそれでいいと思います。
欲望を叶えない人生など敗北の人生です。
実に素晴らしい夜でした。
月絵はひどく興奮してしまって・・・またオカマ山に行きたいと五月蝿く誘われている次第です。
でも蚊がねえ・・・
終り
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