『独りぼっちの部屋』 ・・・第十五章
『独りぼっちの部屋』
第十五章
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ユウ君とは大学生の名前で、年下の男を呼ぶ人妻の声は妙に艶っぽかった。
どうやら人妻は、大学生が家庭教師をしている中学生の母親らしい。
娘の家庭教師に入れあげた母親が、禁じられた恋心を胸に押しかけて来たのだ。
「でも奥さん、ご主人は抱いてくれないの?」
「あん、主人なんて刺激がないし・・汚いから厭・・私、もうユウ君じゃないと感じないの・・欲しい・・」
ギシッとベッドが軋む音がした。
会話が途絶え、唾液が絡み合う音が次第に大きくなる。
ビールの缶を置いて、隆正は隣室との壁へ耳を押し当てた。
(あの夕暮れも・・)
まるでデジャヴのように、母の情事を壁越しに聞いた胸の高鳴りが蘇ってくる。
狂わんばかりに男を求める女が、啜り泣きとともに隆正の下腹部へ噛みつく。
人妻の喘ぎ声は、地味な容貌からは想像できない獣の咆哮へと変わっていった。
「好き、ユウ君が好きなの・・ああ、もっと強く抱いて・・激しく犯して!」
人妻が大学生に蹂躙されている。
生きる智慧も人生経験も豊かな女でありながら、年端も行かぬ若者に、法悦の彼岸を突き歩かされているのだ。
隣室から伝わる情事に、隆正は昂ぶる肉茎を鎮め始めた。
人妻はうわ言のように口走った。
「あうっ、ユウ君だけ、ユウ君だけよ・・私を女として愛してくれるのは・・」
「女として?」
「そうよ、ユウ君がいなかったら、私は妻として母として、夫と子供の世話をして死んでいくだけ・・でも私は女・・淫らな女よ・・私が女に戻れるのはユウ君といる時だけなの!」
つづく…
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どうやら人妻は、大学生が家庭教師をしている中学生の母親らしい。
娘の家庭教師に入れあげた母親が、禁じられた恋心を胸に押しかけて来たのだ。
「でも奥さん、ご主人は抱いてくれないの?」
「あん、主人なんて刺激がないし・・汚いから厭・・私、もうユウ君じゃないと感じないの・・欲しい・・」
ギシッとベッドが軋む音がした。
会話が途絶え、唾液が絡み合う音が次第に大きくなる。
ビールの缶を置いて、隆正は隣室との壁へ耳を押し当てた。
(あの夕暮れも・・)
まるでデジャヴのように、母の情事を壁越しに聞いた胸の高鳴りが蘇ってくる。
狂わんばかりに男を求める女が、啜り泣きとともに隆正の下腹部へ噛みつく。
人妻の喘ぎ声は、地味な容貌からは想像できない獣の咆哮へと変わっていった。
「好き、ユウ君が好きなの・・ああ、もっと強く抱いて・・激しく犯して!」
人妻が大学生に蹂躙されている。
生きる智慧も人生経験も豊かな女でありながら、年端も行かぬ若者に、法悦の彼岸を突き歩かされているのだ。
隣室から伝わる情事に、隆正は昂ぶる肉茎を鎮め始めた。
人妻はうわ言のように口走った。
「あうっ、ユウ君だけ、ユウ君だけよ・・私を女として愛してくれるのは・・」
「女として?」
「そうよ、ユウ君がいなかったら、私は妻として母として、夫と子供の世話をして死んでいくだけ・・でも私は女・・淫らな女よ・・私が女に戻れるのはユウ君といる時だけなの!」
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