『あやかしの肌』・・・第七章
『あやかしの肌』
第七章
ネット小説ランキング>【R18官能部門】>あやかしの肌
毎朝挨拶する近所の女学生が、まだ青いつぼみの乳房を揺らして髪を洗っている。
愛らしい煙草屋の看板娘は、今夜彼氏とデートなのか、大股を開いて陰部を洗うのに忙しい。
友人の女房も銭湯へやって来る。
「あら、タッちゃん。うちの宿六、将棋の相手がいなくて寂しがっていたわよ。明日でも家へ遊びに来てよ」
親しい大工の若女房に至っては、乳房や恥毛を隠そうともせず、辰二を見つけて駆け寄って来る始末だった。
大工の棟梁とは、将棋が昂ずると、時に夕食まで呼ばれるつきあいをしている。
その友人が夜な夜な愛でる若女房の秘肉が、開けっ広げに辰二の眼前で晒されているのだ。
まるで二人の情事を屋根裏から覗くような感覚に近かった。
だが誰も辰二を男として意識しない。
むろん職業柄とは言え、銭湯へ来る女達にとって、三助は性を失った宦官にしか映らないのだろう。
辰二は八百屋の老婆に声をかけた。
「お待たせしました」
辰二は垢すりに石鹸をつけると、力を入れて染みだけの背中を擦り始めた。
「今日はいい湯加減だわ。竹の湯はやっぱりタッちゃんがいないと駄目だねえ」
擦って赤く腫れた背中へザッと熱い湯をかけると、老婆の肩に手拭いを掛けてグイグイとツボを押していく。
「ああ、極楽極楽・・」
パンパンパンと窪めた掌で肌を叩く音が、天井の高い浴室の大空間に響き渡った。
つづく・・・
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毎朝挨拶する近所の女学生が、まだ青いつぼみの乳房を揺らして髪を洗っている。
愛らしい煙草屋の看板娘は、今夜彼氏とデートなのか、大股を開いて陰部を洗うのに忙しい。
友人の女房も銭湯へやって来る。
「あら、タッちゃん。うちの宿六、将棋の相手がいなくて寂しがっていたわよ。明日でも家へ遊びに来てよ」
親しい大工の若女房に至っては、乳房や恥毛を隠そうともせず、辰二を見つけて駆け寄って来る始末だった。
大工の棟梁とは、将棋が昂ずると、時に夕食まで呼ばれるつきあいをしている。
その友人が夜な夜な愛でる若女房の秘肉が、開けっ広げに辰二の眼前で晒されているのだ。
まるで二人の情事を屋根裏から覗くような感覚に近かった。
だが誰も辰二を男として意識しない。
むろん職業柄とは言え、銭湯へ来る女達にとって、三助は性を失った宦官にしか映らないのだろう。
辰二は八百屋の老婆に声をかけた。
「お待たせしました」
辰二は垢すりに石鹸をつけると、力を入れて染みだけの背中を擦り始めた。
「今日はいい湯加減だわ。竹の湯はやっぱりタッちゃんがいないと駄目だねえ」
擦って赤く腫れた背中へザッと熱い湯をかけると、老婆の肩に手拭いを掛けてグイグイとツボを押していく。
「ああ、極楽極楽・・」
パンパンパンと窪めた掌で肌を叩く音が、天井の高い浴室の大空間に響き渡った。
つづく・・・











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