『妻は官能小説家』・・・第二十三章
『妻は官能小説家』
~作品紹介~
男と女を卒業してしまった夫婦。
セックスレスの妻から目をそらして、愛人との淫欲に溺れる夫。
だが妻は、密かに慕う男との愛欲を密かに小説に綴っていた。
その小説を読んだ夫は・・
第二十三章
留美は目を伏せて小さく頷いた。
留美を女とも思っていない夫が、体に悦びを与えてくれるはずがなかった。
「ほら、触ってごらん」
昌尚は留美に添い寝すると、留美の手を取って自分の股間へと誘った。
「あっ」
熱を帯びた硬い男性が手に触れた。
留美は慌てて引っ込めようとしたが、昌尚は強引に手で男性を握らせた。
「お、大きい・・」
思わず留美ははしたない言葉を口にした。
血管が絡みついた男性は、指先が届かないほど太く逞しかった。
「ご主人とどっちが大きい?」
「わ、わからない・・あまり見たことがないから・・」
「じゃ、くわえてあげたことはないの?」
「夫はそんなことを求めないし、私は・・女として・・扱われていないから・・」
夫はもちろん、昔つきあっていた男も、留美にそんなことを命じたことはなかった。
昌尚はいきなりベッドの上で立ちはだかると、留美をその前に跪かせた。
「馬鹿な亭主だ。こんないい女を」
そう吐き捨てると、留美の顔を自分の股間へ近づけた。
昌尚の男性はいきり立っていた。
巨大な先端がドクドクと脈打って揺れている。
(す、凄い)
男の逞しさに留美の心がキュンと疼いた。
そして命じられる前に、留美はその丸い先端を口に含んでいた。
つづく・・
※ お知らせ ※
2月22日発売の月刊文芸誌『祥伝社・小説NON3月号』に紅殻格子作「あやかしの肌」が掲載されました。
★『降矢木士朗・紅殻格子 メディア掲載作品&携帯小説配信サイト』紹介はこちらです★
『妄想の囲炉裏端』]掲示板入り口
官能小説ランキングに参加しています。
皆様から頂くクリック↓数が書く励みとなります。
応援、宜しくお願いいたしますm(__)m
にほんブログ村 恋愛小説(愛欲)
FC2 官能小説
人気ブログランキング~愛と性~