紅殻島(べんがらじま)・・・第十七章
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『 紅 殻 島 』
十七
伊勢はソファへ雛子を押し倒した。
Tシャツを力任せに捲り上げると、シャツの白さと変わらぬ雛子の肌が、黒いソファの上に生々しく浮き出した。
「ああ・・」
切ない吐息とともに、形のいい乳房が目前に弾み出た。
仰向けに寝ても崩れないお椀型の膨らみは、鳶色の小さな乳暈と乳首を可憐に戴いている。
長年夢想してきた乳房だった。
震える手で、伊勢はそっと雛子の乳房を撫でてみた。
指の起伏に乳首が引っかかり、雛子の全身がさっと鳥肌立った。
「ああん、気持ちいい」
見る見るうちに乳暈がポツポツと粟立ち、乳首が痛そうなほど硬く尖っていく。
「・・吸って、乳首を吸って」
命じられるままに、伊勢は乳房の谷間に顔を埋めた。
鼻腔を満たす女の甘い匂い。
心を蕩けさせるほど温かい肌。
天使の頬を思わせる柔らかな触感。
伊勢はゼリーのように震える乳房を両手で掬うと、ぎゅっと凝縮した乳首をそっと口に含んだ。
「いい・・いいの、伊勢さん」
おしゃぶりを与えられた赤ん坊のように、伊勢は夢中で雛子の乳首を吸い続けた。
つづく・・・
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