『人妻捕獲倶楽部』・・・(第九章)
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『人妻捕獲倶楽部』
九.
蒸し暑い夜だった。
会社から帰宅した圭祐は、真っ先にリビングのエアコンを入れた。
一日中窓を閉め切っていた部屋には、まだ昼間の熱気がむっとするほどこもっていた。
宏美は、昨日から祐司を連れて仙台の実家へ帰っている。
夏休みは、家族で妻の実家へ帰省するのが恒例だが、今年は外資系企業の大型案件の打ち合わせが重なり、圭祐は一人で留守番するはめに陥っていた。
ネクタイを解いた圭祐は、リビングに置かれた家族共用のパソコンを立ち上げた。
そして自分の携帯を取り出すと、受信ボックスから一通のメールを開封した。
今日の昼、三ヶ月前に別れた留美から、唐突にメールが来たのだった。
未練がましいメールだと高を括っていた圭祐は、その本分を読んで慄然とした。
もしそこに書かれていることが事実ならば、順風満帆だった圭祐の人生を、
一気に奈落の底へ転落させかねない危険が潜んでいた。
つづく・・・
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