『真夜中のセールストーク』 第七章・・・(紅殻格子)
※ 小説を読まれる方へ・・・
更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
第一章からお読みいただけるようになっております
『真夜中のセールストーク』
七
片倉は青筋を立てて美帆を叱咤激励した。
それは美帆のためと言うよりも、課全体のノルマが達成できなければ、片倉自身も課長降格の憂き
目に晒されるからだった。
片倉は美帆が担当する病院を一軒一軒チェックし始めた。
「みなと総合病院で採用されないと、どう考えてもノルマの達成は不可能だな」
「しかし副院長の攻略が難しくて・・」
「甘ったれるんじゃない。もしノルマを達成できなければ、係長から降格してもらうことになるかもしれないよ」
「そ、そんな・・」
美帆は出世街道のトップを走っていた。
東京支社で抜群の業績をあげた美帆は、男性も含めた同期の中で、真っ先に係長昇格を果たして横浜支社へ転勤してきたのだ。
負けず嫌いな美帆にとって、降格の二文字は屈辱以外の何物でもなかった。
「それが嫌なら何としてもリピレスを売ることだ」
「それはわかっていますが・・」
「わかっていたら何とかしてくれよ。優秀な女性係長なんだから、今こそそのずば抜けた能力を発揮する時じゃないか」
「・・申し訳ありません」
厭味ともつかぬ片倉の説教を聞かされながら、美帆はテーブルの下で握り締めた拳を震わせた。
「お、そうだ。君は美人だから、いざとなったら副院長ぐらい女の武器で・・」
我慢に我慢を重ねてきた美帆だが、女の武器と聞いてかっと頭に血が上った。
美帆は力任せにテーブルを叩いた。
「もういい加減にして下さい! ノルマを達成すればいいんでしょう。できなかったら責任を取って会社を辞めます!」
唖然とする片倉を残したまま、美帆はミーティングルームを飛び出した。
そして日報の入力もせず、美帆は逃げ出すように会社を飛び出した。
つづく・・・
・・・・・・ お知らせ ・・・・・
『色褪せぬ薔薇』携帯小説サイトにて配信中です。
『色褪せぬ薔薇』 作品紹介・・・・(電子書籍「遊スタ」より引用)
※ 来年60歳になる秀明は住宅用建材メーカーの重役で、25年前は仙台支社にて営業をしていた。単身赴任で仙台にやってきた秀明は、やがて同僚の葉子と社内不倫の関係を持つようになり、夜毎、互いに体を貪り合い、熱い情事を繰り返した。 だが、秀明が東京の本社へと戻ったことをきっかけに、ふたりは別れ離れになってしまう。 久しぶりに、仙台を訪れた秀明は、彼女に会うことにするが、そこで部下から知らされた葉子の衝撃的な事実とは?
愛に包まれた感動のエピローグに乞うご期待!※
『閲覧方法』
♪NEW♪
「色褪せぬ薔薇」新たな携帯電子書店▼禁断愛▲ ヒミツ文庫でも配信になりました。
▼禁断愛▲ ヒミツ文庫こちらの電子書店は、女が感じる官能エロス満載です。
「色褪せぬ薔薇」 只今、トップ記事にて掲載されています(*^_^*)
「どこでも読書」
「どこでも読書」TOP上段にあります総合検索にて「小説」→ジャンル「ハードロマン」↓「色褪せぬ薔薇」と検索いただくか?もしくは著者名にて「降矢木士朗」(ふりやぎしろう)と検索いただければご覧頂けます。
電子書籍「遊スタ」←携帯電話でご覧頂いている方は、そのままクリックでお入りいだだけます。
パソコンでご覧頂いている方には、大変、申し訳ありませんが電子書籍「遊スタ」は携帯電話からでないと入れません。
お手数ですが携帯電話にて「遊スタ」→カテゴリ「官能小説」→「色褪せぬ薔薇」と検索してください。
[妄想の囲炉裏端]~掲示板~
~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~女たちの性書~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」
エッチな告白体験談ブログ
読み物交差点
更新記事は新着順に表示されますので小説を最初から順追って
お読みになりたい方は、左のカテゴリー(各小説)を選択していただければ
第一章からお読みいただけるようになっております
『真夜中のセールストーク』
七
片倉は青筋を立てて美帆を叱咤激励した。
それは美帆のためと言うよりも、課全体のノルマが達成できなければ、片倉自身も課長降格の憂き
目に晒されるからだった。
片倉は美帆が担当する病院を一軒一軒チェックし始めた。
「みなと総合病院で採用されないと、どう考えてもノルマの達成は不可能だな」
「しかし副院長の攻略が難しくて・・」
「甘ったれるんじゃない。もしノルマを達成できなければ、係長から降格してもらうことになるかもしれないよ」
「そ、そんな・・」
美帆は出世街道のトップを走っていた。
東京支社で抜群の業績をあげた美帆は、男性も含めた同期の中で、真っ先に係長昇格を果たして横浜支社へ転勤してきたのだ。
負けず嫌いな美帆にとって、降格の二文字は屈辱以外の何物でもなかった。
「それが嫌なら何としてもリピレスを売ることだ」
「それはわかっていますが・・」
「わかっていたら何とかしてくれよ。優秀な女性係長なんだから、今こそそのずば抜けた能力を発揮する時じゃないか」
「・・申し訳ありません」
厭味ともつかぬ片倉の説教を聞かされながら、美帆はテーブルの下で握り締めた拳を震わせた。
「お、そうだ。君は美人だから、いざとなったら副院長ぐらい女の武器で・・」
我慢に我慢を重ねてきた美帆だが、女の武器と聞いてかっと頭に血が上った。
美帆は力任せにテーブルを叩いた。
「もういい加減にして下さい! ノルマを達成すればいいんでしょう。できなかったら責任を取って会社を辞めます!」
唖然とする片倉を残したまま、美帆はミーティングルームを飛び出した。
そして日報の入力もせず、美帆は逃げ出すように会社を飛び出した。
つづく・・・
・・・・・・ お知らせ ・・・・・
『色褪せぬ薔薇』携帯小説サイトにて配信中です。
『色褪せぬ薔薇』 作品紹介・・・・(電子書籍「遊スタ」より引用)
※ 来年60歳になる秀明は住宅用建材メーカーの重役で、25年前は仙台支社にて営業をしていた。単身赴任で仙台にやってきた秀明は、やがて同僚の葉子と社内不倫の関係を持つようになり、夜毎、互いに体を貪り合い、熱い情事を繰り返した。 だが、秀明が東京の本社へと戻ったことをきっかけに、ふたりは別れ離れになってしまう。 久しぶりに、仙台を訪れた秀明は、彼女に会うことにするが、そこで部下から知らされた葉子の衝撃的な事実とは?
愛に包まれた感動のエピローグに乞うご期待!※
『閲覧方法』
♪NEW♪
「色褪せぬ薔薇」新たな携帯電子書店▼禁断愛▲ ヒミツ文庫でも配信になりました。
▼禁断愛▲ ヒミツ文庫こちらの電子書店は、女が感じる官能エロス満載です。
「色褪せぬ薔薇」 只今、トップ記事にて掲載されています(*^_^*)
「どこでも読書」
「どこでも読書」TOP上段にあります総合検索にて「小説」→ジャンル「ハードロマン」↓「色褪せぬ薔薇」と検索いただくか?もしくは著者名にて「降矢木士朗」(ふりやぎしろう)と検索いただければご覧頂けます。
電子書籍「遊スタ」←携帯電話でご覧頂いている方は、そのままクリックでお入りいだだけます。
パソコンでご覧頂いている方には、大変、申し訳ありませんが電子書籍「遊スタ」は携帯電話からでないと入れません。
お手数ですが携帯電話にて「遊スタ」→カテゴリ「官能小説」→「色褪せぬ薔薇」と検索してください。
[妄想の囲炉裏端]~掲示板~
~にほんブログ村 恋愛小説~(愛欲)
~FC2 人妻・熟女官能~
~愛と官能の美学~
~女たちの性書~
~人気ブログランキング 愛と性~
BlogPeople「芸術・文学/読書中毒」
BlogPeople「恋愛・セックス/大人の話」
エッチな告白体験談ブログ
読み物交差点