小説 「夜香木」 第十三章・・・
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「夜香木」 紅殻格子
十三
少年は美佐江を抱きかかえると、傍らに置かれたベンチに横たえた。
樹木に隠れながら、和夫は無意識のうちに勃起したものを擦っていた。
過程では良妻賢母に徹する美佐江、そして目の前で少年との背徳行為に溺れる美佐江・・・和夫はその落差に異常に興奮を覚えた。
「あん」
少年は美佐江の乳首を吸いながら、熟女らしく脂の乗り切った下腹部に手を這わせた。 美佐江は少年の荒々しい愛撫に、小さく喘ぎ身を捩った。
少年の赤い下が屹立した乳首を離れ、白い肌の上を蠢く。
和夫は妻のふしだらな姿にとまどいながらも、愛する女を寝取られる劣情と、抑えきれない被虐的な快楽に支配されていく。
和夫は理知の光も届かない性の深淵へ、ズブズブと沈んでいく自分を感じていた。
少年は美佐江の両脚を拡げると、その中心を覗き込んだ。
黒い叢の下、半開きにされた赤い花弁は、一面淫液が溢れ、てらてらと怪しい光沢に覆われている。
「まるで食虫植物みたいですね」
少年はそう呟くと、指先でそっと花弁の中心をなぞった。
「ああ、いやっ。そんなこと言わないで。 もう我慢できないの・・・
お願い・・・」
美佐江は回復した少年の巨茎を握ると、獣の雌のように発情して充血した花弁に、もどかしそうに導いた。
少年は美佐江の両脚の間に体を割り込ませると、ぐっと腰を沈めた。
「いやっ、入っちゃう。 あ、あなた・・・許して・・・」
つづく・・・