二十三夜待ち 第十九章
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寛三の舌先が膣孔を抉りながら、弄ぶように肉芽を下からチロチロと刺激する。
不器用な反復ではあるが、却って女の体はそんな単純さに焦らされ翻弄されてしまう。
「小鶴さん、貴女が全てを捨てて僕の許へ来てくれるのを待っている」
「私なんか・・私なんか・・」
「・・どうしてかは僕もわからない。でも毎日小鶴さんと一緒にいられたら、きっとどんなに辛いことでも堪えていけると思う」
寛三は服を脱ぎ捨てると、硬く怒張したものを小鶴の膣孔へ押し当てた。
「ああっ」
体の芯を赤々と熱した剛棒で貫かれた小鶴は、子宮を突き上げられるような圧迫感を下腹部に感じた。
それは夫との交わりでは受けたことのない波動だった。
寛三の想いに突き上げられながら、小鶴は薄紅色の雲がなびく天上界へと昇華させられていく。
「いいっ、いいの・・もっと、もっと激しく私を突いて」
「小鶴・・ああ、小鶴」
二人は汗まみれの体を擦り合わせながら、忘我の世界へと深く迷い込んで行く。
人智では理解できない快楽が、二人の結合点から全身へと広がっていった。
「あ、小鶴・・もう・・」
「あ、もう・・いきそう・・ああっ、いく、いっちゃう・・」
今まで経験したことのない悦びに全身を撃たれた小鶴は、我を忘れて寛三にしがみついた。
子宮が押し潰されるような激しい寛三の熱情に、小鶴はその肢体を揺さぶられながら嬌声を振り絞った。
「あっ、だめ、いくっ、いくぅぅぅ・・」
間攣させながら、小鶴は意識が薄れていくのを覚えた。
つづく…