二十三夜待ち 第十一章
二十三夜待ち 第十一章
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千代の葬儀があった夜、小鶴は未来に現れるかもしれない男を夢見て、布団の中で無意識に自分の乳房と陰部へ指を這わせていた。
乳首は痛いほどチクチクと尖り、すでに陰部は深い沼地のように熱くどろどろとした粘液が溢れていた。
「あ、ああ・・いけないよぉ・・」
左手で硬く粟立った乳首を摘まみ、右手で敏感になった花蕾と秘唇を交互に辿ると、その悦びの電
流に感電して小鶴は思わず喘ぎ声をあげた。
小鶴は息を荒げながら、何度も幼い頃に聞いた千代の言葉を頭の中で繰り返した。
「小鶴は賢い娘だからきっと大切にしてくれる殿方が現れるわ」
貧しく器量が悪い娘への慰めだと思っていたのに、表向きの幸福を捨てて、千代は清一との許されぬ愛を貫いて見せたのだった。
命を擲っても惜しくない愛。
そんな絵空事を、千代は命を張って真実であると小鶴に教えてくれたのかもしれない。
「ああっ、若奥様・・小鶴は・・小鶴は・・本当に人生を託せる男と巡り合えるんでしょうか・・ああ・・」
身も心も捧げた男を受け入れる己の痴態を夢想すると、自然と陰部を弄る指の動きが強く荒々しくなる。
そして口を半開きにして喘ぎながら、小鶴は全身をヒクヒク痙攣させて女の悦びに征服された。
つっと涙が頬を伝った。
(・・好いた男に巡り会えた若奥様は、この世で一番幸せだったのよ)
小鶴は陰部をそっとちり紙で拭くと、掛け布団を頭まで被って咽び泣いた。
皆様から頂くが小説を書く原動力です
「黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月」に戻る
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千代の葬儀があった夜、小鶴は未来に現れるかもしれない男を夢見て、布団の中で無意識に自分の乳房と陰部へ指を這わせていた。
乳首は痛いほどチクチクと尖り、すでに陰部は深い沼地のように熱くどろどろとした粘液が溢れていた。
「あ、ああ・・いけないよぉ・・」
左手で硬く粟立った乳首を摘まみ、右手で敏感になった花蕾と秘唇を交互に辿ると、その悦びの電
流に感電して小鶴は思わず喘ぎ声をあげた。
小鶴は息を荒げながら、何度も幼い頃に聞いた千代の言葉を頭の中で繰り返した。
「小鶴は賢い娘だからきっと大切にしてくれる殿方が現れるわ」
貧しく器量が悪い娘への慰めだと思っていたのに、表向きの幸福を捨てて、千代は清一との許されぬ愛を貫いて見せたのだった。
命を擲っても惜しくない愛。
そんな絵空事を、千代は命を張って真実であると小鶴に教えてくれたのかもしれない。
「ああっ、若奥様・・小鶴は・・小鶴は・・本当に人生を託せる男と巡り合えるんでしょうか・・ああ・・」
身も心も捧げた男を受け入れる己の痴態を夢想すると、自然と陰部を弄る指の動きが強く荒々しくなる。
そして口を半開きにして喘ぎながら、小鶴は全身をヒクヒク痙攣させて女の悦びに征服された。
つっと涙が頬を伝った。
(・・好いた男に巡り会えた若奥様は、この世で一番幸せだったのよ)
小鶴は陰部をそっとちり紙で拭くと、掛け布団を頭まで被って咽び泣いた。
続く…
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