『パート妻の純情』(二十八)
『パート妻の純情』(二十八)
「妄想の囲炉裏端」紅殻格子の呟き入口
FC2 R18官能小説
冬の札幌。
風呂上りの彩子がリビングに入ると、国夫は焼酎のお湯割りを片手に、夜十一時のニュースを見ていた。
「ねえ、私にもお酒を頂戴」
「え、飲むの? 珍しいな」
意外そうな顔をした国夫は、対面式のキッチンへ向かって焼酎をつくり始めた。
彩子は国夫の目を盗んで、後ろ手に隠したDVDをプレイヤーで再生した。
テレビに映像が映る。
若い女が派手な下着を脱ぎ捨てる。
「お、おい。それは・・」
「あなたの本棚の後ろにあったの」
国夫はばつが悪そうに頭を掻きながら、湯気が立つ焼酎のグラスを彩子に渡した。
「まったく、高校生じゃあるまいし、こんなものを隠していて」
「いや、男ってのは・・それより明夫が来たらどうするんだ。早く消しなさい」
「明夫は部活で明日早朝練習があるから、もうとっくに寝ちゃったわよ」
彩子はふんと鼻息を荒げた。
全裸になった女――ぐっとせり上がった形の良い乳房、細くくびれたウエスト、小さくて引き締まったヒップ――若い女の魅力が余すことなくその肢体に凝縮されている。
「男は幾つになっても若い娘がいいのね」
「い、いや・・」
「オバサンの体じゃ魅力ないもんね」
彩子は厭味たっぷりにそう言うと、熱いお湯割りを勢いよく呷った。
つづく…
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「え、飲むの? 珍しいな」
意外そうな顔をした国夫は、対面式のキッチンへ向かって焼酎をつくり始めた。
彩子は国夫の目を盗んで、後ろ手に隠したDVDをプレイヤーで再生した。
テレビに映像が映る。
若い女が派手な下着を脱ぎ捨てる。
「お、おい。それは・・」
「あなたの本棚の後ろにあったの」
国夫はばつが悪そうに頭を掻きながら、湯気が立つ焼酎のグラスを彩子に渡した。
「まったく、高校生じゃあるまいし、こんなものを隠していて」
「いや、男ってのは・・それより明夫が来たらどうするんだ。早く消しなさい」
「明夫は部活で明日早朝練習があるから、もうとっくに寝ちゃったわよ」
彩子はふんと鼻息を荒げた。
全裸になった女――ぐっとせり上がった形の良い乳房、細くくびれたウエスト、小さくて引き締まったヒップ――若い女の魅力が余すことなくその肢体に凝縮されている。
「男は幾つになっても若い娘がいいのね」
「い、いや・・」
「オバサンの体じゃ魅力ないもんね」
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