『不如帰』・・・第九章
『不 如 帰』 (永遠の嘘)
長年に亘り妻を苦しめてきた夫の裏切り行為に対し、
執念の復讐が実行に移される時がきた。
だが妻の復讐心を覆す衝撃の真実が今、明かされる。
第九章
地響きのような雷音とともに、閃光が禁断の不義を眩しく曝し出す。
「義兄さん、私を犯したいんでしょう?」
「う、うう・・」
飢えた獣のように乳房へしゃぶりつく武彦は、言葉を失うほどに息を荒げ、満たされなかった淫欲を果たそうと必死だった。
佳珠子は武彦を乳房から突き放すと、犬を仕込むように待てと命じた。
「ここが欲しいのよね」
仰向けに寝たまま、佳珠子はスカートとショーツを下ろすと、這いつくばった武彦の前で、両脚をストリッパーのように開脚した。
阿呆面した武彦が、秘毛の向こうで目をギラギラさせて覗き込む。
「舐めてもいいのよ」
お預けを解かれた武彦は、ハアハアと息を荒げて佳珠子の陰部に顔を埋めた。
「あっ・・」
ざらざらした熱い舌先が敏感な内肉を舐った。
稲妻にも似た全身を貫く鋭利な悦楽が、ピクッと佳珠子の内腿を痙攣させた。
「そ、そこ・・もっと舐めて・・」
はしたなく浮かせた腰を突き上げながら、佳珠子は無骨な武彦の愛撫を導いた。
外の雨は激しさを増していた。
暴風は庭の木々をざわめかせ、縁側のガラス戸を激しく叩いた。
(今ならまだ引き返せる)
淫蜜と唾液に塗れた陰部は、武彦を迎え入れんばかりに火照っていた。
だが最後に残された理性の欠片が、佳珠子に人の道を外すなと警告した。
(でもあの人も今頃・・女を・・)
黒い嫉妬が心の底から湧き上ってくる。
そして萎えかけた佳珠子の心を、復讐と言う悪魔が再び煽り立てるのだった。
佳珠子は昂ぶった気持ちを抑え、執拗な武彦の愛撫を一度遮った。
「もう入れたいんでしょう?」
無言のまま武彦は頷いた。
「弟の妻なのに?」
「・・ずっと・・克哉が羨ましかった」
それだけ呟くと、武彦は立ち上がって服を脱ぎ始めた。
逞しい体をしていた。
(ああ、すごい・・)
佳珠子は心の中で喘いだ。
まるで熊のように、胸板の黒々とした密毛が下腹部へと続いている。
そしてそこには、見たこともない巨大な異物が隆々と鎌首をもたげていた。
つづく…
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執念の復讐が実行に移される時がきた。
だが妻の復讐心を覆す衝撃の真実が今、明かされる。
第九章
地響きのような雷音とともに、閃光が禁断の不義を眩しく曝し出す。
「義兄さん、私を犯したいんでしょう?」
「う、うう・・」
飢えた獣のように乳房へしゃぶりつく武彦は、言葉を失うほどに息を荒げ、満たされなかった淫欲を果たそうと必死だった。
佳珠子は武彦を乳房から突き放すと、犬を仕込むように待てと命じた。
「ここが欲しいのよね」
仰向けに寝たまま、佳珠子はスカートとショーツを下ろすと、這いつくばった武彦の前で、両脚をストリッパーのように開脚した。
阿呆面した武彦が、秘毛の向こうで目をギラギラさせて覗き込む。
「舐めてもいいのよ」
お預けを解かれた武彦は、ハアハアと息を荒げて佳珠子の陰部に顔を埋めた。
「あっ・・」
ざらざらした熱い舌先が敏感な内肉を舐った。
稲妻にも似た全身を貫く鋭利な悦楽が、ピクッと佳珠子の内腿を痙攣させた。
「そ、そこ・・もっと舐めて・・」
はしたなく浮かせた腰を突き上げながら、佳珠子は無骨な武彦の愛撫を導いた。
外の雨は激しさを増していた。
暴風は庭の木々をざわめかせ、縁側のガラス戸を激しく叩いた。
(今ならまだ引き返せる)
淫蜜と唾液に塗れた陰部は、武彦を迎え入れんばかりに火照っていた。
だが最後に残された理性の欠片が、佳珠子に人の道を外すなと警告した。
(でもあの人も今頃・・女を・・)
黒い嫉妬が心の底から湧き上ってくる。
そして萎えかけた佳珠子の心を、復讐と言う悪魔が再び煽り立てるのだった。
佳珠子は昂ぶった気持ちを抑え、執拗な武彦の愛撫を一度遮った。
「もう入れたいんでしょう?」
無言のまま武彦は頷いた。
「弟の妻なのに?」
「・・ずっと・・克哉が羨ましかった」
それだけ呟くと、武彦は立ち上がって服を脱ぎ始めた。
逞しい体をしていた。
(ああ、すごい・・)
佳珠子は心の中で喘いだ。
まるで熊のように、胸板の黒々とした密毛が下腹部へと続いている。
そしてそこには、見たこともない巨大な異物が隆々と鎌首をもたげていた。
つづく…
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